カテゴリー「詩」の18件の記事

2013年6月16日 (日)

秩父の女流俳人、馬場移公子 のこと

中嶋鬼谷編著

『峡に忍ぶ 秩父の女流俳人、馬場移公子』を読んだ。

私の郷里の近くに秩父があるので、親しや懐かしさがあって、
秩父を題材にしたものがあれば 読むようにしている。

先日も土屋文明が万葉集の研究で郷里の近くを歩いている
足跡を追った本があったので読んだように

さて、馬場移公子(ばばいくこ)のことを 私は初めて知った
秩父で俳人というと、金子鬼太を思い浮かべるが、そのお父様が
医者であり俳人だった。その 金子伊昔紅(かねこいせきこう)との
出会いから、この女流俳人が世に出るところとなった。

■馬場移公子関連サイト(日本経済新聞)
 
 
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO16293970T11C10A0000000/

戦争未亡人で婚家から実家にもどり、体もあまり強くはなかった
らしいけれども、秩父の中に生き、俳句を通じて出会う人々の交流が
何か生きる支えになっていたのではないか

その実力は、水原秋桜子にも認められ 「馬酔木」の同人にも
なっている。

この本をつうじて、人生の中に俳句があるとはこういうものか
という、普段は知らないことが少しわかったように思います。

2012年11月15日 (木)

感性で世界を歩いた人 ヨネ・ノグチ

ヨネ・ノグチという詩人をご存知だろうか?
本名は 野口米次郎。
1875年(明治8年)に 愛知県海部郡津島町(現・津島市)に生まれている。

私は、今回、星野文子さんの著書でこの名前を知りました。

『ヨネ・ノグチ 夢をおいかけた国際詩人』彩流社

ヨネ・ノグチとは イサム・ノグチの父親で、1893年に17歳で単身アメリカに
渡り、様々な苦労を経て 日本人で初めて英詩人となった人物。

wikiでも詳しく書かれていますが、この人の海外放浪の人生はすごいと
思いました。

様々な仕事を転々としながら 英語を学び、詩人 ウァーキン・ミラーとの
出会いの中から詩人としての道を歩み出します。

その後、イギリスにもわたり、文壇でも成功しますし、才能に恵まれた方で
あったようです。

その後の、イサム・ノグチの母親になるレオニーとの出会い、
また、もう一人、婚約をしていた外国人女性がいてみたりと・・・

ハチャメチャのような生き方にもみえますが、日清・日露、そして
太平洋戦争と時代に翻弄された部分もありますが、その業績はすごいです。

これからグローバルで活躍したい人にとっても、一つの座標のような
ものが、ヨネ・ノグチの生き方にはあるかもしれまん

2012年3月 3日 (土)

大越桂さんの詩集を読んで

大越桂さんの詩集を読んで

とても薄い一冊の詩集なのに
すべてを読み進めるには とても時間が
かかってしまう

きっと 作者が言葉を得るまでに
多くの時間を費やしたように

読み手は多くの時間を捧げる

そして 紡がれたその言葉は
一生ものの宝物になる

2010年12月26日 (日)

竹久野生のこと、パブロ・ネルーダの詩集から

竹久野生 版画 と書いてあって 興味を持って詩集を手にした

パブロ・ネルーダ 2000年

竹久とあるから あの夢二の関係者であるかと思ったのだ
経歴をみると 竹久夢二の次男、不二彦夫妻の養女ということで、実の父親は
辻まこと ということだった

こうなると 詩集のことよりも 人間関係に興味がいって 今度は 辻まこと を
調べてみると 山に関する画文を多くされている方だったようで、下記のサイトが
詳しく書かれていました

■辻まことの世界に魅せられて
http://kotomi.fan-site.net/

さらに、調べてみると 京都の 三月書房 という 特色のある書籍を扱った
本屋さんがあることもわかりました

■三月書房
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/index.html


本をきっかけに 調べてみると 面白いなあと思います。

さて、詩集の中身ですが、パブロ・ネルーダ という チリの国民的詩人で
1971年にノーベル文学賞の受賞者でもあります。

民主革命を支えながら、軍事政権のクーデターと対峙するそうした生き方を
された人であったようですが、その晩年の詩集を読みながら

誰もが抱く 自らや 社会への 失望や 期待、祈りなど そうしたものが
ほとばしっているように感じました。

クリスマスの季節に 読むことができて 良かったです。

2010年2月 1日 (月)

和歌っていいもんだなあ・・・

二松学舎大學の前学長ですでに鬼籍にある今西幹一氏の
発案で、そのお弟子さんたちがまとめられた

黄金の言葉 和歌編 を手にしました。


黄金の言葉 和歌編
今西幹一 企画
五月女肇志・土佐秀里・針原孝之・山崎正伸 編

和歌編とあるので ほかのシリーズも構想にあったのかも
しれませんが

和歌が難しいものとしか思っていなかった身には
ここに集められた古今東西の和歌の秀作たちが、はじめて
身近に感じられる機会でした。

とても丁寧に解説や作者の説明もあって おすすめです。

ちなみに 今日の気分だと この和歌がいいかと思いました。

「髪ながき少女(おとめ)とうまれしろ百合に額(ぬか)は伏せつつ君をこそ思へ」

与謝野晶子と一緒に活躍された女流歌人 山川登美子の歌です。

2008年6月25日 (水)

詩集を読んでみる

詩を声にだして 読んでみるのもいいもので

大岡 信さんの詩集 「鯨の会話体」をめくりながら

弔辞のような詩も多いわけですが、

じっくりゆっくりと たまに読めない漢字がでてきて
つっかえるのですが(笑)

そんな時間も素敵かと思いました。

2008年3月 8日 (土)

ミルトン生誕400年

イギリスの詩人 ミルトンの生誕400年を今年迎える。
そんなタイミングで、新たに岩波文庫から、
「言論・出版の自由」が出されています。

その「言論・出版の自由」の中からいいなあと
感じた1節。

-----------------------------------
常に考える人は、われわれの信仰と知識は
手足や身体と同じで、動かすことによって
強くなることを知っています。聖書では真理
は流れる水にたとえられています。水は
いつも流れていないと画一の困襲の泥沼
になります。人間は真理を体していても
異端になるかもしれません。自分の牧師
が言ったとか、最高長老会議の決定という
理由だけで、それ以外の理由を知ることなく
信じるなら、信じる行為は本物であっても、
奉ずる真理そのものがその人を異端にする
のです。
-----------------------------------

ミルトンの生涯は、この本の解説に詳しく
書かれているのですが、上にもある真理を
求めての戦いのような日々であったようです。
そして、過労による失明の中、あの失楽園を
書きます。

彼が400年前に求めた真理、今私たちは
どれだけ手にできたでしょうか。

そして次の、たとえば400年に私たちは
何を残せるでしょうか。

2007年11月16日 (金)

寝ても戯れろ

酒臭い父親が
ごろんごろんと息子を抱き寄せる
眠りからさめるかどうか
宙にでもうかせることができるような
幼いわが子の想像以上の重さと
寝息

目を覚まされても困るが
こんな風に大人があることも
どこかで知ってほしいと思う

一方的なわがままだけれども
寝ていても
君には戯れていてほしい
昼だろうが 夜だろうが
起きていようが 寝ていようが

ふとそんなことを
真夜中に思った

2007年10月18日 (木)

絵本もなかなかですよ~

この前、息子に読みながらあまりの文章の
多さにグーグーと寝てしまった絵本。

「おじいちゃんのところ」

それで、リベンジではないのだけど翌日に
もう一度読んでみました。

お母さんのお父さん、つまりおじいちゃんの
ところに帰省した際の、ゆっくりと流れる
時間を丁寧に語っていて

その刻まれた一時、一時で舞台が作れるよう
な奥行きと余韻が広がる絵本でした。

いろんな本を読んでいるつもりでは
あるのですが、

実は声を出して じっくり絵本を読んでみると
いつもでは得られないものを大人にも
与えてくれるように思います。

2007年9月17日 (月)

英語苦手につき・・・

英語が苦手であり、使う用もないのでますます
苦手になっていくのですが、

学生時代に授業で覚えさせられた詩の一部分を
覚えていることがあって、それならばと
イギリスの詩の解説書を手にしてみました。

その中のひとつでも暗唱できるようになれば
いいのにと思うのですが・・・

この計画のほうが暗礁に乗り上げそうですが
気楽にがんばってみようかと思います。

<参考図書>
イギリスの詩を読んでみよう  小林章夫著

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