カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の290件の記事

2013年3月 3日 (日)

琳派から日本画へ ―和歌のこころ・絵のこころ― 山種美術館

琳派を観に行くと知人に伝えたところ、
琳派とはどんなものですか?と尋ねられ、答えに窮してしまった。

俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一といった名前や風神雷神図、
尾形光琳の手による燕子花図屏風や八ツ橋図屏風といった
イメージを思い出すことはできるのだけど

金ピカなやつ・・・と言うのでは言葉足らずのように思え
適切な表現がその時はうまく説明できませんでした。

そのお目当てにしていた美術展

山種美術館で催されている特別展
『琳派から日本画へ ―和歌のこころ・絵のこころ―』が
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html

その解を私に与えてくれる美術展であったことが
大きな収穫となりました。

図録に添えられた英文のタイトルは

Spirit of the Rimpa School とあり Rimpa School自体が

○○派の意味ではあるのですが 私にとっては 琳派の授業を
受けたような美術展でした。

それは、そもそも和歌をしたためるために用いられた料紙の
装飾から発展していった過程を知り、さらに、100年単位の時間を
いくつも超えて作風が受け継がれていったことをよく示す
良質な作品群で構成されていたことが大きく寄与したのだと
思います。

一方で、こうした作風を流行やトレンド、ビジネスといった
美術とは異なる次元のものと置き換えて考えてみても、
同様のことが言えるのではないかと感じながら作品群を
拝見しました。

例えば何か流行が生じるのにはそのきっかけは小さな種子のような
出来事であることはよくあります。

同じように企業経営を行っていても、それぞれの事業体が
異なる個性を持つのは当然であり、後世にもその企業が
事業を継続していくには、展示されている作品のように
高い完成度が必要であることを思いました。

日本画は模写により学ぶ過程が多く、多くの型が受け継がれて
おり、退屈のように感じられることもあります。
ですが、良質な作品が持つ、無駄のない構成と宿している生命力
は本当にすごいです。

こうした美を感じる力を養えれば、現代の作品を観る上でも
無駄にはならないでしょう。

また、とても大切なことと思うのは、実は私たちもまた
琳派が作る時の流れの上にいるということではないでしょうか。

普段の美を探るとき、意識しているか、無意識かは別として
多くの日本人の感覚の中に琳派が根づいており、これを私たち
自身が後世に伝えることができる芸術概念ではないかと思います。

元来、和歌との結びつきから派生したものであればこそ
同様に気持ちを言葉に変える時に自然と思想概念として、
琳派に描かれるような世界をイメージしているのではないでしょうか。

もちろん、イメージを形にしていくのが芸術ですから
当然のこととは思うのですが、作家ではない人の心に沸き起こる
作品以前の想像やイメージの世界において、太い柱のように
琳派的なものは機能しているように考えます。

何か留まるをしらない散文になってしましたが 心にとめて
また様々な作品と出会っていきたいです。

ちなみに、琳派についてネットの検索では以下のように紹介されています。

-----------------------------------------------------------------------

【琳派】デジタル大辞泉
 江戸時代の絵画の一流派。俵屋宗達・本阿弥光悦を祖として尾形光琳が大成し、
 酒井抱一などに受け継がれた。鮮麗な色彩や金泥(きんでい)・銀泥を巧みに
 用いた装飾的な画風を特色とする。宗達光琳派。光琳派。

【琳派】ウィキペディア
 桃山時代後期に興り近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いる造形芸術上
 の流派、または美術家・工芸家らやその作品を指す名称である。本阿弥光悦と
 俵屋宗達が創始し、尾形光琳・乾山兄弟によって発展、酒井抱一・鈴木其一が
 江戸に定着させた。

 大和絵の伝統を基盤として、豊かな装飾性・デザイン性をもち、絵画を中心
 として書や工芸を統括する総合性、家系ではなく私淑による断続的な継承、
 などが特質として挙げられる。光琳が宗達を、抱一が光琳をそれぞれ傾倒し、
 その影響を受けている。狩野派や円山・四条派といった他の江戸時代の流派は、
 模写を通じて直接師から画技を学んだのに対し、琳派では時間や場所、身分が
 遠く離れた人々によって受け継がれたのは、他に類を見ない特色である。
 同じような主題や図様、独特の技法を意識的に選択・踏襲することで流派の
 アイデンティティを保持する一方で、絵師独自の発見と解釈が加わり再構成
 されることで、単なるコピーやエピゴーネンではない新たな芸術を生み出した。

 かつては尾形光琳・乾山とその作風を継承した酒井抱一らを一つのグループと
 みなし「光琳派」と呼んだり、その先駆者と考えられる俵屋宗達・本阿弥光悦
 らを含めて「宗達光琳派」と呼んでいた。現在は「琳派」という呼称が一般的
 である。
 
 背景に金銀箔を用いたり、大胆な構図、型紙のパターンを用いた繰り返し、
 たらしこみの技法などに特色が見られる。題材は花木・草花多いが、物語絵を
 中心とする人物画や鳥獣、山水、風月に若干の仏画を扱った作品もある。

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2013年2月14日 (木)

現代アートの自分にとっての座標軸

ギャラリストの小山登美夫さんの新書「現代アートビジネス」
(2008年刊)を再読してみました。

活字の中のギャラリストやコレクターの方々のお名前や
アートフェアの名称が自分にとって、少しだけ身近になってきた
ことを嬉しく思いつつ、

最初に手にしたときからずいぶんと時間が経過していたことを
反省しました。

いつも皆さんからアドバイスをいただくのですが、まさしく
その通りで、行動が重要なのだと思いました。

けれど、その行動ができるようになるまでにも時間がかかって
しまったことを悔しいけれど認めつつ

どの領域においても、これからは時間のロスを起こさないように
挑んでいきたいです。

2013年1月29日 (火)

Love × Peace = HERO  <アクションドローイング HERO>

先日、六本木のブルーシアターで公演されている
アクションドローイング HERO を子供とみてきました

■公式サイト
http://hero2013.jp/

韓国の4人にパフォーマーが ダンスしながらおなじみの
ヒーローを描いていく といった内容なのですが

一緒にいった子供たちを 実は横からみているのが
とても楽しかったです

なぜならば、眼を輝かせて見入っていて あ こんな表情が
あるんだなあと 親としては違う感動も味わうことが
できました。

もちろん、パフォーマンスもすごいのですが、観ながら感じたことは
このように 僕らは さまざまな ヒーローを記憶していて
その彼らが記憶に耐えうるのは それが映画の中であれ
歴史であれ 共通した何かがあったから ヒーローになりえたのでは
ないかということです

それは 愛と勇気 まるで アンパンマンの歌詞ではないけれども
あの歌詞はとても残酷だと思うのです、愛と勇気だけが友達なんて
なかなか言えることでは実はないと思ったりしますが・・・
それを子供が口ずさむ、嘘はないのだけれどそんな心持で
人生を歩むことは なかなか難しいと 大人は思うはずです

さて舞台に話を戻すと、ヒーローをコミカルなダンスをしながら
描きつつ、ときに とてもロマンチックな演出もあって
これは LOVE と PEACE を掛け合わせると HEROができあがる
のではないか そんなことを思いました。

それは ヒーローの絶対条件のように思うし、ときにおかしく
人を笑わせながら 真剣に演じる彼らをみていて
彼らのなかにも ヒーローが備わっていて 深く深く
みていくと、これはいろいろなことが学べる舞台なのだと
思いました。

せりふがあれば、そのせりふが空間を左右することもあるけれど
言葉を発しない限りは、その肉体でしか表現はできない。

それは言い換えれば、演じること以上に、素直に演じることが
求められるのではないかと思いました。

この舞台は 2月までやっているみたいです。
本当は春休みに、お子さんとご家族で観に行かれることを
おすすめしたいのですが、そうでなくても ぜひ週末に
足を運んだらいかがでしょうか。

また、バレンタインのデートに恋人どうしで観に行くのも
おすすめかと思います。

観客がステージにあがって一緒にパフォーマンスをしたり
くじびきで プレゼントが当たったり、にくいしかけも随所に
あります。

2013年1月 4日 (金)

お正月雑感。

このお正月、自慢できるようなことは何もしていなくて
ややもすると家族と一緒にいる時間に流されしまったような
後悔も感じるのですが

だらしない父親をみせておいてもいいのではないか
そんなことを言い訳のようにおもいながらもいました

だいたい実家に戻れば戻ればで 何もすることは
なくなってしまって
孫にとってはいいかもしれないけれど
息子にとっては窮屈なような
そんな いつもとは違う家族のカタチもあり

これも、けして微妙な関係というものではなくて
親になったり、家庭を築いてみると両親の苦労もわかるし
とてもすごいことだと感嘆してみるものの
それ以上になすすべもなく

子供たちが バタバタと田舎の家じゅうをおいかけっこして
走りまわったり、畑に出て秘密基地を作るといったことを
否定せずに たっぷり遊んでいることに あまり文句を
言わずに これもぼーっとみている

そうした数日を過ごした というのが正直なところで
ちょっと焦りを感じるところもあったのですが
そんなふうに過ごしていました

そんな中で、ふと夜 縁側から 道を隔てて前の家の屋根を
みると トタン屋根の上に 霜がおりていました。

冬になれば よく見慣れた光景でしたし、何の変哲もない
景色なのですが、この変わらない光景を維持するのに
どれだけの苦労が人にはあって、来年、同じ光景を見るにも
多くの苦労や頑張りや努力の積み重ねがあるのだろうか
と思いました。

子供のころその景色をみても ああそうか寒そうだと
思うくらいでしたし、どちらかと言えば朝などはその霜の
白さの濃淡で寒さをさぐったりもしていました。
ですから、霜から寒さは感じても社会の不安など想起することなく
守られながら大きくなれたのだと思います。
これはとてもありがたいことです。

一方、同じ景色をみても、大人になってみるとそうは
いかない。不安や不満、心配といったものが多かれ少なかれ
人にはあって、それを克服したり、どうにか乗り越えたり、
負けちゃったけど、また頑張ろうとしてみたり
迷いもあれば、勝てたと思ったり、違う選択をしてみたりと
様々なものがあるのが普通ではないでしょうか。

そして、それはその霜がおりた屋根を昔と変わらずに守って
きたその隣家の方にもあるはずで、何も変わらないように
思えて、実は、人間にとっては大きな変化が常に起きている。
そうしたことをその月に照らされた霜から感じました。

このお正月、多くの方が郷里を訪れて、昔と変わらぬ光景を
ご覧になられたのではないでしょうか。
そのことに何か教訓めいた気づきを得てほしいなどとは
思わないのですが、多くの人にとってそうした慣れ親しんだ
光景が何か気持ちを良くしてくれるものならいいな~と
思いましたし、何か帰省というもののセンチメンタルな部分
にこうした感慨もあるのではないかと思いました。

ちなみに、子供時代の記憶などをもとに何かを紐解いていく
これは 柳田国男の研究手法に多くみられるようです。

年末にちょうど、石井正己さんの『いま、柳田国男を読む』
という本を読んで、これが年末最後の1冊だったのですが、
柳田の生家と出身地の関係を細かく記載されていて、
こんな気分になったのも、この本のせいかもしれません。

2012年12月 9日 (日)

松浦弥太郎さんの 暮らしコンセプト

暮らしの手帖 の 現編集長をされている

松浦弥太郎さんの

『暮らしのなかの 工夫と発見ノート
 あたらしい あたりまえ』

松浦さんの生き方、暮らし方が 短い文章で
つづられています。

おそらく、松浦さんも それを押しつけたり
何かするということは 好きではないと思うので
本もおすすめするという書き方はしませんが

どんな方の暮らし方や生き方であっても
それは尊重したいし、そうだよねと思える点は
あると思います

僕自身、この中につづられている文章のなかで

「必要以上に人と会わない」という一文があって

至言かと思いました。

2012年12月 8日 (土)

ブリヂストン美術館ナイト

Bridgestonemuseum

先日、ブリヂストン美術館のイベントに行ってきました。
その名前も「ブリヂストン美術館ナイト」

ちなみに、ブリヂストン美術館では、現在
『気ままにアートめぐり─印象派、エコール・ド・パリと20世紀美術』が
12月24日(月)まで開催されています。

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/

イベントで、学芸員さんのお話しや、アート鑑賞の世界で著名な
ブロガーの皆さんのお話をうかがったり、作品を鑑賞したり、
写メを撮ったり、楽しい時間をすごさせていただきました。

ブロガーの方々の博識と知的好奇心や探究心からの質問に、
学芸員の方が的確な解説を行ってくださっている様子を
まじまじとみると

ただただぼんやり観ているだけではだめだな~と思いつつも
鑑賞を通じて、もしあんな風な会話を繰り広げられるように
なったら どれほど楽しいかしら と思いました。

また、ブリヂストン美術館の資料やホームページを拝見すると
ファミリー向けプログラムや講座などのパプリックプログラムが
とても充実していて驚きました。

豊富で良質なコレクションを誇る ブリジストン美術館
これからも、様々な鑑賞空間を提供してくれることを
楽しみにしています。

2012年11月 8日 (木)

美術にぶるっ!展  東京国立近代美術館 にて -60周年記念特別展-

20121107_01

竹橋にある東京国立近代美術館の

60周年記念特別展「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」
の特別鑑賞会に行ってきました。この時は撮影も許可され、こうしてブログが
書けます。

■公式ページ
http://buru60.jp/

展示内容は、ぶるっ!どころではなくて、好きな絵が多く展示されていて、
絵の前まで駆け寄っていきたくなるくらいの微笑ましい興奮を何度も何度も
味わいました。

それと大好きな 横山大観の 生々流転 もじっくり鑑賞することができて
嬉しかったです。向き合ってみると、自身の心の持ちようを見られているようで
緊張もするのですが、感じたことを見逃さないように必死に拝見しました。

館内は、ちょうど所蔵品ギャラリーのリニューアルもされて、例えば 写真が
展示されているコーナーには 窓のある壁でしきられていて、通路側から
その窓を通じて展示スペースをみると、街のギャラリーを通り沿いから
眺めているような印象をもったり、

皇居側にある休憩スペースも、「眺めのよい部屋」として改装され
なにか一つの作品であるような雰囲気を感じました。

美術館自体は建築家の谷口吉郎氏の作品ですが、その中で鑑賞したり、
作品について端末を使って調べたりする我々も大きな懐の中にいて、作品の
一部として活動しているのではないか、そうした感覚を持ちました。

おそらく、東京国立近代美術館がもつ開館60年という歴史と、
機会あるごとにこの場所に通ってき多くの人の体験が積み重なって、
そうした包容力のようなものを醸し出しているのではないでしょうか。

私が、今回 気に入ったのは 速水御舟の「丘の並木」です。
残念ながら撮影禁止の作品なのでご紹介できませんが、木立が4本ほど
描かれていて、はじめ観たときは軸としては絵の収まりがいいようには
感じられなくて、なぜ、ごれを題材にしたのだろうかと怪訝に思った
のですが、観ているうちに不思議な魅力を感じて、ずっと観ていたいと
思うようになりました。

絵画との出会いは不思議です。
こちらの展覧会は、来年1月14日までやっていますので、ぜひ、
好きな1枚と再会するもよし、新たなお気に入りを探すのもよし、
足を運んでいただければと思います。

ちなみに、12月1日(土)は、開館記念日で無料となっていますので
この日、ご都合のつく方はぜひ!

■開催概要
======================================================================
名称:東京国立近代美術館 60周年記念特別展
   美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年

会期:平成24年10月16日(火)~平成25年1月14日(月・祝)
   午前10時~午後5時 (入館は閉館の30分前まで)
   *金曜日は午後8時まで開館
      *休館日:毎週月曜日(祝日又は振替休日にあたる場合は開館し、
        翌日休館)と、年末年始(12月28日~1月1日)。
        ただし、12月25日は開館。

会場:東京国立近代美術館(〒102-8322 千代田区北の丸公園3-1)
   〔交通〕東京メトロ東西線竹橋駅から徒歩3分

公式ページ
http://buru60.jp/
======================================================================

2012年10月25日 (木)

モンテッソーリ教育と近代建築、鳳凰閣(旧清明文庫)

モンテッソーリ教育の本を読みながら ネットで検索していたら
学研の出損で作られた公益法人が講師の養成を行っていることを
知りました。

■公益財団法人 才能開発教育研究財団
 日本モンテッソーリ教育綜合研究所

 http://sainou.or.jp/montessori/

この団体がたまたま 大田区で 家から近いのにびっくりしながら
以前、児童向けの教室などに使っていた施設が 鳳凰閣という
近代建築物であることを知りました。

■詳しいことが紹介されているブログ
 
【土橋陽子の design life with kids! -こどもと楽しむインテリア】
http://dobako.exblog.jp/tags/%E9%B3%B3%E5%87%B0%E9%96%A3/

鳳凰閣は 清明文庫と言われ、大田区のホームページによると
勝海舟ともゆかりがある建物のようです。

■大田区のページ
http://otaku.edo-jidai.com/107.htm

■日本大学理工学部の調査
http://www.cst.nihon-u.ac.jp/research/gakujutu/55/pdf/I-4.pdf

これらによると、昭和29年に所有者が学研に変わったとのことでした。
そして、東日本大震災の後、耐震性の問題から取り壊しが検討され、
歴史的な価値から大田区に売却。保存が決まったようです。

一つのことを調べてみたら、身近な街の文化財を発見できて
なんだか幸せな気分になりました。

そして何か昔の建築物が そのたてられた意図に似て
子ども場所になっていたことも なんだかよかったです
いまは使われなくなっているのは 残念ですが 保存されることは
やはり よかったと思うし、新たな役割に期待もしてみたいです。

いまは外見しかみれないそうですが、一度、みにいってみたいなあ~

2012年10月 4日 (木)

ソーシャルメディアと言葉

斎藤環さんの『被災した時間』-3.11が問いかけているもの

を読みながら ふと考えると あの震災の時、それは今も
まだ現在進行形なのだけど 少し離れたところで暮らしていると
だんだん忘れてしまいそうになる自分がいて

あの震災以降に 言葉 について 多く語られたりしたことが
何か途方もなく彼方の議論であったように思えてしまう

一方で、多くの言葉が ソーシャルメディアを介して
彷徨っている

それらは ある思惑であったり、意図が表出されたものも
あれば そうでないもの たまたまたの科学変化を
もたらす途上にあるものもあれば そうでないものも

その言葉から生身の人間の体臭を感じたり、嗅ぎ分けたり
しながら 気づけばどんどんと その言葉にかろうじて
秘められていたであろう リアルティは失われていく

自分のためだけに 密かな言葉を産みたい

2012年9月21日 (金)

社会人として大学院でMBAを学びながらの雑感、想い

いまちょうど半年 専門職大学院でMBAを学んでの感想です。

社会人になってから 年齢にもよりますが 大学院にいくことは
やはりリスクのほうが大きいのではないかと思います。

それでも多くの方が学ぶし、リスクに気づくからこそ必死に
ならざるをえない そのように思います。

同じ必死させで学部を過ごしていれば、今頃、教壇に立てたかも
しれない そのようなことを思ったりもします

きっとそれには才能や才覚といった類のものも必要で、
私自身がどうかとは思いますが、少なくとも学問に我慢しなかった
ことは事実です。

結局、その時にしておいたほうがよかったことを先送りにしてきた
結果、今頃、学ぶことになったことをいつも戒めています。

これからの人生で何も取りこぼしたくない、そう思うし、悔し涙で
心はいっぱいです

でもその涙が ときにうれし涙になるような出来事が大学院にきて
たくさんありました

結局、私が最後に行こうときめたのは、これからの1年を
自分の力だけでエンジョイできるかどうか と自問してみて
残念ながら自分の力では弱くでできない、

もしこの一年を学びの世界に身をおけば何か起きるかもしれない
そんなふうに期待したからでした。

でも、そこまでには、様々な夢や希望をもって、机と向き合うような
時間をこれまでたくさん強いてきて やっと観念できたというのも
正直なところです。

ずいぶん不器用にもがいてきたと思いますし、そのもがきは
未だかわりません。

サラリーマンにとって、1年はとても大きな差を生みときがあります。
そしてそれは、直接、家族にだって影響を及ぼすことがあります。

けれ故に、とても怖かったし、この代償をいかに挽回するか
いつもいつも考えています。

願わくば、少しでも社会のお役に立てるように、身を粉に
できるようにと祈りながら

さて、こんなことを書き出すきっかけとなったのは

早稲田ビジネススクールから出ている

『ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門』にの最後のほうに
おさめられていた 法木秀雄さんの経営者の育成に関する文章を
読んで 感じ入ったからですが

より近い境遇にて感じる事柄も多くあるのではないでしょうか。
(早稲田で学んでいるわけではありませんが・・・)

この本は、東日本大震災支援のためのチャリティ講演会の内容を
まとめられたもので、とてもわかりやすく、新しい領域につても言及
されていてMBAの入門書としても最適に感じました。

よき企業人の育成が主題のように感じましたが、企業も大きな
国の屋台骨であり、人材の育成はとても大切です。

一方、企業に背を向けるわけではないけれど、半ば独立した立場で
学ぶ企業人もいて、この立場とは妙にやっかいで、でもその自由さを
良い意味で活かすしかないと思い込んでいます。

最後は、捨てる神あれば 拾う神あり のような出来事に身を任せる
しかないかもしれませんが、そう思ってあまるほどの自信を得られるように
引き続き学んでいきたいと思います。

もし同じような気持ちの方がいらしたら ぜひ仲良くなりましょう。

【参考図書】
ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門
早稲田大学ビジネススクール著

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