カテゴリー「心と体」の115件の記事

2013年5月 6日 (月)

宮沢賢治に近づく一冊  『賢治から、あなたへ』

大学の図書館においてあった一冊

ロジャー・パルバース著
『賢治から、あなたへ 世界のすべてはつながっている』
集英社インターナショナル刊

この本を目にして、宮沢賢治が好きなので 何気なく手にしたのですが
とてもとても良い本でした。

ロジャー・パルバース氏は、作家・劇作家・演出家で 東京工業大学
文明センター長を務められています。

初めて知ったのですが、賢治に関する著作もある方でした。

いくつかの作品の紹介とその作品が収められているのですが、
例えば宗教学者の賢治本と違って何か一つの色に染められている
のではなくて、その作品にまつわる知識が豊富であり、かつ世界中
の教養の中から賢治の位置づけを評価しているので、私にとっては
新しい賢治感のようなものを感じて、より宮沢賢治にも近づくことが
できたのではないか、そのように感じさせてくれました。

そして、つまるところ、それこそが仏教の世界観でもあったし、
ひとつの経典に書き記されていることと実は同じなのではないか
そのようにも思いました。

例えば、私にとって 雨ニモマケズ は 般若心経 と同じように
位置づけて、普段考えたりしているのですが、こうしたふうに
感じることの自由さを認めてくれる一冊のように感じました。

また、一方で、賢治の気持ちになっていみると、もしや死後に
いろいろな研究者の研究の対象となりえることを想像しては
いなかったといつも思います。

けれどそれが許されるのは、彼の考えや思想が、だいぶたっても
世の中に必要とされていて、その水先案内人としての研究者の
存在が許されてもいるということではないかとも想像します。

では、なぜ 賢治の思想が必要とされているのでしょうか?
それを私は、誰にでも 賢治が求めたような生き方を求める
気持ちがあるからだと考えます。

逆説的なのですが、彼が求めるような生き方を、信仰の生活を
超越して、実生活の中で実践できた数少ない事例だったからでは
ないでしょうか。

本書を持つと、その実践にどれだけの能力が必要だったかも
わかります。では、能力がない自分ならどうしたらいいか、そうした
様々な問いかけを 後にいきる私たちは ガイドブックや研究書など
から ひもとくのかもしれません。

もちろん、本当の幸いが何であるか、そのことも、わかるようで
わからないものです。それでもなお、多くの人が賢治に興味を
持つのは、何か人間の可能性を見失いたくないという 共通の願い
のようなものが起因するように 私は考えます。

久しぶりに 宮沢賢治の世界に浸ることができて
本当によかったです。

2013年2月17日 (日)

墓守娘

カウンセラーの信田さよ子さんの

さよなら、お母さん 墓守娘が決断する時

を読みました。

なるほど 親離れ・子離れ というけれど 母親と娘の関係も
難しいものなのかもしれません

もちろん、親子の葛藤や 心理的な衝突はどこの家族にもあると思う
そうしたものと どのように距離をとるか 解決をしていくか

もしなやんでいらっしゃる方がいるとしたら、この「墓守娘」の概念は
かなり 役立つのではないでしょうか

ただ どのくらいのボリュームでこうしたことが起きうるのか
私にはわからず、何とも言えないのですが、例えば 家内と娘の
関係で何かおきるのか もちろん 私と息子との将来においても
何か起きるのかもしれませんが そうした事案を冷静にみていく
姿勢を こうした著作から学べたらと思いました

2012年11月 4日 (日)

信田さよ子さんの『家族の悩みにおこたえしましょう』

臨床心理士の 信田さよ子(のぶた さよこ)さんの本は
なるべく読むようにしています

それは カウンセラーとして 嘘を言っていないように思うし
例えば 男性でも 女性でも その性差をもとに決めつけたような
発言もなく

事実を客観的に、そして人間の本性とは言わないけれど
こういうときは、だいたいこうなるもの・・・といった部分を
とても丁寧に語られていて理解できるので

カウンセリングの門をたたいて、混乱するよりも まず
何か困っている方がいらしたら 信田さんの本をどれでも
よいので 読むといいのかな と思います。

もちろん、カウンセリングなどの助けは 必要と思えたときに
行動した方がいいと思うし、追い詰められている人には
その自分自身の感覚しかないと思うので他人がどうこうとは
言えないのですが

それでも、もし今、精神的には健康だと思える人がいたら
やはり その時こそ 読んでおくといいと思います。

人は熱気味なことは経験としてわかるし、会社を休むとか
病院にいくとか、薬を買うとか それなりに建設的な
対応ができるのに

心の問題となると 多くの方が そのようには建設的に
踏み出せないし、また建設的な方法というものが 以外とない
とも感じます。

精神修養で論語を読むとか 信仰を持つとか
こうした鍛錬も必要なのですが、これは武器を手にすることで
あって、

何も武器を持たずに攻め込まれてしまった状況が 心の病では
ないかと考えています。

そのように、丸腰になってなおも心を犯されるときに
どう生き抜くかということについて 備えておくことは誰に
とっても必要なことのように思います。

今回、信田さよ子さんの『家族の悩みにおこたえしましょう』を
読みました。

これは、想定される相談に答える形で記載されていますが、
そこの回答内容は、ただ答えるだけでなく、理論やこれまでの
研究事例などの要素もちりばめられていて とても参考になります。

ここの部分は自分の心理的な状態にも当てはまるな・・・といった
部分が、相談内容としては直接関係なくとも随所にあります。

その意味では、読書を通じて心の屈伸運動をしているような体験です。
おすすめの一冊です。

2012年10月 7日 (日)

仕事を死事にしないために 

ビジネスにおいて プロセスというと 様々な意味を抱いて
しまうように思う

人財教育コンサルタントの 村山昇さんの

プロセスにこそ価値がある を読んで この本の内容をもとに

どのような書名にしたらいいのか そんなことを失礼ながら
考えてみた

おそらく 仕事のはかり方 といったタイトルかもしれない。

日常の仕事を測定するのも重要だが、将来の展望にそって
計画することも大切だし ときに 意図を加えることもあるだろう
それらをまとめると「はかる」ということにならないだろうか

そして その「はかる」ことと 働く人のモチベーションの
相関を 生きる価値に照らして導いていくことが
働く人にとっては欠かせないし、そのことを教えてもらったように
思う。

器用に仕事をこなせればこなせるほど、見失いがちでは
あるのだけど そうしたサバイル感が大切ということは
書中の一文からも読み取れるかもしれない。

「自信とは不思議なもので、特に「やっていることへの自信」は、
苦境や不遇の状態に身を沈めているときにこそ育まれることが
多い。なぜなら、人は苦しい状況にあるほど、価値や意味を真剣
に求めようとするからです。言い方を換えれば、自ら信ずる
ものは苦難によって篩(ふるい)にかけられる、ということ
でしょうか。」

自分自身の仕事やこれからのビジネス、社会への貢献
少し恵まれた環境にあってみえていなかった部分があるかも
しれません。少し厳しく研ぎ澄ましていきたいです。


追伸・・・
この本も業務プロセスの改善を考えていて手にしたのですが、
結果的に 仕事とのかかわり方を考えさせてくれるきっかけに
なりました。

2012年9月 7日 (金)

一流の人に学ぶ自分の磨き方

スティーブ・シーボルド の 一流の人に学ぶ自分の磨き方

この本では 一流の人はこうで、二流の人はこうだと・・・ そうした
対比がたくさんあって

それぞれを読むと 自分はどうだろう、この部分は一流、でもこの部分は
どうみても二流、いや三流以下かもと 反省も多い

そのすべてを本の通りとみなくても バイブルを読んでいるような感覚で
手にするとよいのかもしれない

2012年7月25日 (水)

新型うつ と戦おう

社会が病気を作るとき そしてそれにおかされると
抜け出すのが精一杯で、そうした社会を変える力まで出ないかもしれない

でも本当はそうした苦しみを感じた方に 次の社会を作ってもらいたいと
思っています

そして、その時にもう一度、自分の弱さをみつめて克服してという
作業を繰り返すことで 心の安寧も得られるのではないでしょうか

ここでの 弱さ とは 弱い人を特定するものではなくて
誰にでもある 弱さ をみつめるということでしかないのですが・・・

さて、見波利幸著『「新型うつ」な人々』 を読むと

誰にでも 新型うつ がなりやすいことがわかりますし
ストレス耐性をいかに身につけるかも アドバイスがあって
とても参考になります

自分を救うために 他人を傷つけるよりも
みずからが苦しみを得る時のことを考えて 知見を増やすし
備えることがなにより大切ではないでしょうか

読書メモ
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人の3つの状態

1)自分で目標を設定し、それに向かって今自分がどこを
  歩んでいるのかが明確に意識できる人

2)明確なものは見えていなくても自分の将来に対する明るい
  期待感を持っている人

3)上記の1)2)を何一つ持っていない人

このうち 3) の方が メンタルの不調を得やすい。
目標を持つことは「自分はどういう人間なのか」ということが
わかっていないと考えることはできない。

自分自身を振り返って そこからみつけていく。

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2012年7月 8日 (日)

鈴木秀子さんの本から 死と向き合うこと

自分では買わない本も 家族だったり 人から勧められることで
読むことがあります

セラピストの鈴木秀子さんの

「死にゆく者からの言葉」
「生かされる理由」
「いのちの絆 大震災を生きる」

を読みました。

癌を患われた方の最期との向き合いを通じて
また、信仰の中での 生と死
臨死体験など

様々を読んで、日ごろ 自分自身の寿命など考えずに
生活をしているのですが、

時に、せめて なぜ生かされているのか、何を遺せるのか
そんなことも考えたり

また、そうした身近な死と どうやって向き合っていくのか

そんなことを 考えました

それぞれの本に 様々な方の人生の物語が収められていて
とても勉強になりますし、こうしたものが心に残るのだとも
思いました

1冊の本にこんな言葉が記されていました。

「愛する人たちにのみ死がある。そして愛する人たちには死はない」

この言葉ひとつに 多くの人が救われてきたのではないか
そんなことを思いました。

2012年6月26日 (火)

自分と向き合いたいときに読む本  久瑠あさ美著「人生が劇的に変わる マインドの法則」

メンタルトレーナー の 久瑠あさ美さんの

人生が劇的に変わる マインドの法則

たった3つのプロセスが「在りたい自分」の心を創る

本の中なから
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持って生まれた気質や性格はそう変わるものではありません。
けれど、心の在り方は変えられるのです。

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人は言葉にならなくても、潜在的に伝えたいという熱い想いを
抱いています。そして、まさにこの「~したい」という強い
意志が、変革の原動力となって、自分自身を突き動かす
ことになす。

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心に変革を起こすための3つのプロセス

1.want 原動力
「~したい」といった熱意や意志などの内的エネルギー

2.イマジネーション 創造性
「想像」が「創造」を生む、生産的でオリジナルは発想力

3.マインド・ビュー・ポイント 心の視点
自分を高みに上げて、俯瞰して可視化する心の視野

この3つの相互作用により高次の意識へアクセスしていく

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とても参考になり、普段で自分で考えることにも近くて
それならば なぜもう一歩踏み出せないのか・・・というところを
読み進めながら見つけたいと思ってます

たくさんヒントが詰まっていて怖くも感じますが
本と向き合いながら、実は自分と向き合える本だと思います。

2012年5月31日 (木)

たった2分で凹みから立ち直る  千田琢哉さんの本から

コンサルタントの 千田琢哉さんの

「たった2分で凹みから立ち直る本」

とてもシンプルだけど 勇気がもらえるひと言やふた言が入ってます。
読みやすく、そして奥が深いです。

私自身は、千田さんのことをこの本で初めてしりましたが、そんなに
嘘もない言葉たちかと思いました。

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孤独に耐えられない人がいる。
孤独に耐えられないから群がって、ダラダラ時間を
無駄にしながら一生を終える人がいる。

もしあなたが何らかの理由で孤独を経験している
のであれば、こんなにラッキーなことはない。

冗談ではなくて孤独の時間を活かして、とことん
勉強していくことができるからだ。

(中略)

孤独な環境に追いやられたりしたら、将来成功
するための必要条件を獲得したと考えていい。

誰にも邪魔されることなく、自分の技を込んで
いけるのだから。

何かに打ち込んでいるうちに、孤独の寂しさなんて
どこかへ飛んでいってしまう。

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凹んだらアルコールに逃げずに読書に逃げる。

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ショーシャンクの空に の アンディより、不運ですか?

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2012年5月 2日 (水)

コーチングについてのメモ

日経文庫の

はじめてのコーチング 市瀬博基著

ここから 僕むけにエッセンスを・・・
コーチングをするような立場になるわけではないですが
何事も勉強ということで

※リンクは参考になりそうなサイト

■リーダーシップのPM理論

http://leadershipinsight.jp/dictionary/words/pm_theory_of_leadership.html

■指示・命令から質問・提案へ

■コミュニケーションの影響度
 非言語(ボディランゲージ55%、口調・呼吸のペース38%)
 言語(話の内容7%)

■GROWモデル
 Goal:目標を設定する
 Reality:現状を明確化する
 Option:行動計画を検討する
 Will:意欲を高める

■傾聴
 第1ステップ:自分の声を聴くこと
 第2ステップ:相手のことばの向こう側に身をおくこと(環境・感情・行動)

■目標を評価する指標:SMART
 Specific:具体的
 Measurable:計測可能
 Achievable:達成可能
 Realistic:現実的
 Time-framed:時間枠

■SCAMPER発想法
 Substitute:代用する
 Combine:組み合わせる
 Adapt:適応させる
 Modify/Magnify:修正する。拡大する。
 Put to Other Use:他で使う
 Eliminate:取り除く
 Rearrange/Reverse:並べ替える。逆にする。

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