学問・資格

説得に負けない方法

榊博文著
「社会心理学がとってもよくわかる本」

はとても面白く、セールスや販売手法の
参考になるなあと思うのですが、
一方で、人の説得から身を守る方法も
書かれていて、参考になりました。

■説得に抵抗する4つの方法
①取り消しのきかない公表をする
②信念をほかの認知と結びつける
③説得に抵抗的な認知の状態を作る
④説得に対して予備訓練を行う


| | コメント (0)

いまの時代を一言で表現するならば・・・

おそらく ☆3つかと思うのですが
<自由>の条件を読んで、よくわからなっかた
大澤真幸の「不可能性の時代」を読みました。

時代区分を

1945~1970 理想の時代
1970~1995 虚構の時代
1995~    不可能性の時代

としており、それぞれにとても面白い事実が
紹介されていて、こういうことかあ・・・と
知識欲が刺激されます。

ときたま、めくっては読み返したい本です。

さて、その時代の変化の象徴として、
少年犯罪などの残酷な事象がとりあげられる
ことが多いのですが、認める気持ちと認めたくない
気持ちがあったりして、いろいろと考えさせ
られます。

ただ、このように、あらゆる事象が、その時代の
発露であるならば、私たちは受け入れながら、
それを考察し、何かしらの活かしにしていか
なくてはいけないと思うのです。

また、1995年以降を論じる部分は、読んでいて
小生の頭ではついていけないところも多くて、
今を定義することは難しいなあと勝手に、想像
したりしました。

ちなみに、「第三者の審級」という言葉がよく出て
きますが、その判断というか、よりどころに何が
あるかといった視線を持つと、思考は充実するのかと
勉強になりました。

それと、僕自身の現代の時代感覚は・・・
この本の末尾のほうに、

近さは、<他者>の他者性を感受するための
不可欠の条件 という一文があるのですが、

なんとなく「合いまみえたい時代」ではないかと
勝手に考えています。
誰もがふれ合いや理解をしたいのに、どこか
他人行儀で、そうして社会性自体は維持して
いるのだけど、何か空虚を感じているような・・・

いろいろな現代の見かたがあっていいと
思います。

たとえば、先日起きた悲惨な事件が、銀座では
なくて秋葉原で起きたのかといったことからも
得られることはあるでしょう。

おそらく、思想家の著作を数年後に手にすれば、
この事件のことも記されているはずです。

そうした著作を手にした我々がどんなふうに
実際の時代を創造していくのか、そんなことに
果敢に挑んでいく、そうした視点から、
時代の把握を各人ができれば価値はあると
思います。

| | コメント (0)

<自由>の条件 大澤真幸著

大澤真幸の「<自由>の条件」を手にしたけど
よくわかならい。当然といえば当然なんですが。

冒頭に述べられている
自由が増すほどに感じる閉塞感といった提議は
まさしくなのだけど、その後の膨大な著作により
僕の理解力では、さてと思う。

ここで、個人的に感じる自由についてだけど
例えば国家が保障する自由なんてものは、
銀行の準備率のようなものかもしれないと
思った。

通帳にはこれだけの自由がありますよという
のは名ばかりで、実際に用意されている、
0.数パーセントの自由で実際に人は満足を
してしまうし、それで十分、自由は機能して
いる。

そして、それ以上の自由を手にしてしまったり
すると、金融行政ではないが、いろんな
ルールを当の我々が求めるのではないか、
そうして一定の、自由と思える状況を享受する
ことによって、真の自由があると認識できると
いう状況が生み出される・・・。

さてさて、大澤真幸氏をネットで検索したら
青山ブックセンターで、トークイベントがある
ようです。

僕はきっと行きませんが、ご興味のある方は
ぜひ。

-----------------------------------------------
「閉塞する<自由>の時代を生きる」
大澤真幸『<自由>の条件』刊行記念対談
特別ゲスト・平野啓一郎氏
■2008年6月8日(日)18:00~19:30(開場17:30~)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:120名様
■入場料:500円(税込)電話予約の上、当日ご清算

http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200806/_200868.html
-----------------------------------------------

| | コメント (0)

釈尊と失敗学

釈尊の出家のきっかけとして、
城壁を出て、四方に見た光景に心打たれて
というものがありますが、

失敗学の畑村洋太郎氏の
「みる わかる 伝える」はまさしくそうした
営みを整理されているもののように感じました。

物事の理を何重にもみていく。
そして角度が異なることで生じるあらたな
気づきが、より深い理解を誘因するのだと
思います。



| | コメント (0)

ミルトン生誕400年

イギリスの詩人 ミルトンの生誕400年を今年迎える。
そんなタイミングで、新たに岩波文庫から、
「言論・出版の自由」が出されています。

その「言論・出版の自由」の中からいいなあと
感じた1節。

-----------------------------------
常に考える人は、われわれの信仰と知識は
手足や身体と同じで、動かすことによって
強くなることを知っています。聖書では真理
は流れる水にたとえられています。水は
いつも流れていないと画一の困襲の泥沼
になります。人間は真理を体していても
異端になるかもしれません。自分の牧師
が言ったとか、最高長老会議の決定という
理由だけで、それ以外の理由を知ることなく
信じるなら、信じる行為は本物であっても、
奉ずる真理そのものがその人を異端にする
のです。
-----------------------------------

ミルトンの生涯は、この本の解説に詳しく
書かれているのですが、上にもある真理を
求めての戦いのような日々であったようです。
そして、過労による失明の中、あの失楽園を
書きます。

彼が400年前に求めた真理、今私たちは
どれだけ手にできたでしょうか。

そして次の、たとえば400年に私たちは
何を残せるでしょうか。

| | コメント (0)

岩谷赤丸のこと  梶川敦子著 占いの原点「易経」

梶川敦子さんの「占いの原点『易経』」を読んだら
易経に出会うきっかけとなった人物として、
岩谷赤丸の名前があった。

岩谷赤丸は、タバコが専売品になる前に、
天狗煙草を製造していた岩谷商会の関係者の
ようなのですが、おもしろい人物であった
ようです。

岩谷商会について
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/tokubetu/eventJan06/index.html
http://www.match.or.jp/column/column04.html

ところで、著者はキリスト教を信仰されている方なのですが、
易経とキリスト教の関連を指摘されています。

易経にかかわらず、東洋思想全体に言えることかも
しれませんが、わけへだてるよりは、根源は同じところにある
といった考え方のほうがいいのかもしれません。

もともとは占いに興味を持ったのですが、この本自体は、
書物である易経の入門書であって、これで易占の仕方が
書いているわけではないのですが、そもそもの理を
やさしく説いてくれている本で、読んで気持ちよかったです。

| | コメント (0)

戸部松実著「エミール談論」

ルソーの「エミール」を昔読んだという記憶は
あるのですが、記憶だけなので
どんなものだったろう・・・ということで

戸部松実氏の 「エミール」談論 を手にしました。

とても細かく、読み込むには至りませんでしたが
流し読みをしてみて、ルソーが生きていた時代の
社会状況や、ルソー本人が抱えたトラブルなどが
わかって、身近には感じることができました。

さて、そうして個人的に感じたルソーの人となりは
何か不器用に、真実のみを探求し、かつもっとも
らしい屁理屈で自分の行動は正当化してしまう
といった雰囲気を感じました。ヤナやつかもしれ
ないですね(笑)

どうも古典と呼ばれるものは、その権威を手にした
故に、書いてる人間と作品がかい離してしまうこと
が多く、理解の妨げになっているように感じます。

こんなふうに身近に感じられることはうれしいこと
であります。

| | コメント (0)

上野千鶴子著「おひとりさまの老後」

上野千鶴子氏の「おひとりさまの老後」を読んだ。

要は “おひとりさま”状態は恐れるものではない
ということである。

確かに、おひとりさま、またその予備軍は多いし
それが悪いことでもない。結婚していても、子供
がいても、結局はひとりということもあるし、
赤信号をみんなでわたればくらいの割り切りは
ぜんぜんかまわないものと思う。

ただ、その中で、コミュニケーションの視点から
考えると、人間に家庭的または家族的と社会的
の2つのコミュニケーションがあるとすると、
家庭を持つ人とおひとりさまでは、外部に放出し
また求めていくコミュニケーションのあり方が
異なるのではないでしょうか。

それゆえ、その違いを意識しないと、あらぬ誤解
を招いたり、理解されないという状況が生まれる
のではないかと思うのです。

それはさておき、本書の中で2点になるほどと
思った。

→介護される側にもノウハウがいる
→孤独死でなにが悪い

それぞれの関連情報

■介護される側の心得10カ条
①自分のココロとカラダの感覚に忠実かつ敏感になる
②自分にできること、できないことの境界をわきまえる
③不必要ながまんや遠慮はしない
④なにがキモチよくて、なにがキモチ悪いかをはっきりことばでつたえる
⑤相手が受けいれやすい言い方を選ぶ
⑥喜びを表現し、相手をほめる
⑦なれなれしいことばづかいや、子ども扱いを拒否す
⑧介護してくれる相手に、過剰な期待や依存をしない
⑨報酬は正規の料金で決済し、チップやモノをあげない
⑩ユーモアと感謝を忘れない 


■監察医が語る理想の死(監察医の小島原氏の講演録)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kansatsu/kouza/files/13-kojimahara.pdf

<上記講演録にあった高齢者へのアドバイス>

1.生を受けた者は死を待っている人。
  よって独居者は急変の際早期発見されるよう万策尽くすべし。
2.皆に看取られる死が最上とは限らない。
  死は所詮ひとりで成し遂げるものである。
3.孤独を恐れるなかれ。たくさんの経験を重ねてきた老人は
  大なり小なり個性的である。自分のために生きると決意
  したら世の目は気にするな。
4.巷にあふれる「孤独死」にいわれなき恐怖を感じるなかれ。
  実際の死は苦しくないし、孤独も感じない。
5.健康法などを頼るな。

■おひとりさまの死に方5カ条
①死後すぐ発見されるように、まめにコンタクトをとれる
 人間関係を作っておくこと
②遺したら困るようなものは早めに処分しておくこと
③遺体・遺骨の処理については、身近な人に希望を伝えて
 おくこと
④葬式をどうするかも希望を伝えておくこと
⑤後始末をしてもらうために必要な費用を残しておくこと

| | コメント (0)

大学と市民の連携のかたち

一橋大学の市民講座の記録を本にしたものを
読みました。

10のカテゴリーで現在をみつめています。

さまざまな問題を抱える中、産学だけではなくて
市民と大学が連携して、実践していくということが
とても重要なことと感じました。

また、読売新聞の立川支局もこれを支援して
います。


| | コメント (0)

言葉の特質

斎藤環著「メディアは存在しない」

言葉の特質の深さ
そして、それはメディアを超越する。
その周辺について、書いてあるのではと思います。

そのくせ、メディアに取り上げられることの多い方の
名前だからという理由で、本書を手にしたのですが・・・。

脳自体は、現実と虚構を同一にとらえるという
指摘は、さまざまな想像力の起因となります。

| | コメント (0)

英語苦手につき・・・

英語が苦手であり、使う用もないのでますます
苦手になっていくのですが、

学生時代に授業で覚えさせられた詩の一部分を
覚えていることがあって、それならばと
イギリスの詩の解説書を手にしてみました。

その中のひとつでも暗唱できるようになれば
いいのにと思うのですが・・・

この計画のほうが暗礁に乗り上げそうですが
気楽にがんばってみようかと思います。

<参考図書>
イギリスの詩を読んでみよう  小林章夫著

| | コメント (1)

モダンとポストモダン

子供の砂遊びに付き合いながら、
岩波から出ているポストモダン・ブックスの
シリーズの1冊「エコロジーとポストモダン
の終焉」を読んだ。

その間に、砂山と大きな巨大の穴とか、色々
な造作ももちろん作る。

この本、出版社のWEBによると、気鋭の批
評家・研究者が書き下ろした英米で話題の
「ポストモダン・エンカウンターズ・シリー
ズ」の日本版の中の1冊らしい。

エコロジーという言葉にひかれた程度の興味
だったので、思えばあまり読むほどのことは
なかったのだけど、テーマはエコロジーがモ
ダンの範疇か、ポストモダンなのかといこと
を論じていることがわかった。

さて、もう1冊、「猪口さん、なぜ少子化が
問題なのですか?」という本を読んでいたら、
やはり、いまは、ポストモダンだといった記
述があったので、モダンとか、ポストモダン
を語ることって結構あるんだなあということ
が、おもむろにわかって、面白かった。

難しいことはよくわからないが、我々が大き
な問題を前にしていることは間違いなく、自
分自身の生き方や人生に直接影響を与える課
題となっている。この時代の潮目の中で、
言葉の定義は別にしても、主体的に考えてい
く姿勢は大切にしていきたいと思った。



|