前回の記事にあった「ソルビバ農園」に
触発されたわけではないのですが、
山下惣一氏と大野和興氏の対談集
「百姓が時代を創る」を読みました。
以下、メモと感想。
■著名人の農業に関する意識
以下のような著名人の意識に対し、大野氏は
「テレビ局を渡り歩くタレント文化人の分際で、
身体に汗して働く、ものをつくる人々をこれほど
侮辱しあしざまにいう神経そのものが理解
できない」と言っています。
大前研一氏「第三次農地解放のすすめ」
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アメリカから安いコメを輸入して、日本の農家には
土地を手放してもらう。そうすると地価が安くなるので
住宅がほしいサラリーマンが喜ぶ。
コメづくりをやめた農家にはコメ輸入黙認代を払う。
(文藝春秋 1986年8月号)
渡部昇一「米とパチンコと税金」
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パチンコと農業はどっちが有益か?→パチンコでは
(VOICE 1987年2月号)
竹村健一「日本農業大改造論」1987年
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・住宅難、物価高の原因は農業にある
・食糧輸入こそ日本を安全にする
・都市住民が農民を助ける必要はない
■農村指導者 松田喜一の「百姓の五段階」
第1段階 「生活のための百姓」
第2段階 「芸術化の百姓」
第3段階 「詩的情操化の百姓」
第4段階 「哲学化の百姓」
第5段階 「宗教化の百姓」
戦中の人ではあるようですが、
この松田氏に限らず、各地に農村指導をした人は
いるようで、こうした指導者がいることが農業の
特色かとも思いました。
いまも各地に有機栽培や無農薬栽培のリーダーと
呼ばれる方がいらっしゃいますが、やはり実践して
周囲にその農法を示すという形が多いようです。
その意味で、農業は人だと思います。
■農の循環
家庭の生ごみを農家のたい肥にしている事例
・山形県長井市
→レインボープラン
http://www.city.nagai.yamagata.jp/rainbow/
・埼玉県小川町
NPO法人「ふうど」 金子美登氏
http://www.foodo.org/
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結論としては、じゃあどうしたらいいの・・・と
ぼやいてしまうのですが、
気づけば安い食品を購入することで、生活を
成り立たせている国民生活の責任は、
そもそも政府や企業経営者にあるといっても
嘘にはならないかもしれませんし、
その反面、安全な農作物が安く流通するよりも、
ちょっと高めの現在のほうが農家の経営から
考えればいいのかなあ・・・などと
微妙なバランスの中で、どうにか成立している
農業のように感じます。
その解決策の一つとして、都市に住む人が、
少しでも自分で作ってみるといった
バランスを崩す行為が必要なのかもしれません。
そして、農家は生産から、消費者と一緒に作る
パートナーのような存在になるとか・・・
なにかお互いのあり方をみつめなおす作業が
農と食を通じてなされる時代になるのではないか
そんなことを思います。
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