カテゴリー「映画・舞台・エンターテイメント」の10件の記事

2013年8月18日 (日)

韓国ミュージカル 『兄弟は勇敢だった?!』を観てきました

六本木のアミューズ・ミュージカル・シアターで上演されている
『兄弟は勇敢だった?!』を観てきました。

■公式ページ
http://www.amuse-musical-theatre.jp/kyodai/

この作品、地方から東京に出てきて頑張っている人におすすめの
作品です。

詳しくストーリーは書きませんが、私自身がこの物語の境遇と少し
重なる部分があって、途中から大泣きしてしまったので、
このことは、隣の家内にもバレていて、帰り道、そのことを指摘も
されて、もし私と近い境遇の方がいたら観てもらいたいな~と
思いました。

もちろん、数時間の舞台で私自身の人生の課題が片付くわけではなく
身につまされたゆえに、消化不良な部分もありましたが、前に進む勇気
のようなものを感じさせてくれる作品でした。

このように前向きの気持ちにさせてくれるのは、ミュージカル特有の
雰囲気もありますが、韓国の若い俳優の皆さんが母国の伝統や文化と
真摯に向き合い、作品づくりに参加している姿が凛々しくも感じられた
からだと思います。

故郷から離れて都市で生活すること。見えざるも縛られる生家の
歴史と伝統。夫婦の愛。親子の愛。兄弟との関係。

一見、シリアスになってしまいそうなテーマをミュージカルの
脚本や構成がとても愉快に、そして伝統美を活かした舞台美術、
俳優陣の頑張りが、親しみのもてる作品にしてくれています。

その点、俳優さんばかりでなく、脚本家や舞台美術の方のことも
気になる作品でした。(末尾のAll About の記事で詳しく紹介され
ていました)

韓流というと、ラブコメディが多く女性の方に人気というイメージが
ありますが、男性にもおすすめです。

この舞台を通じて、奥様やご家族、お友達、一緒に観ている人と
気持ちがを分かち合える瞬間が男女にかかわらず、故郷を抱えながら
都市で頑張る方々に多くあってくれたらと思います。


■僕の感想よりも よほど詳しい All About の記事・・・
http://allabout.co.jp/gm/gc/423932/

2013年1月29日 (火)

Love × Peace = HERO  <アクションドローイング HERO>

先日、六本木のブルーシアターで公演されている
アクションドローイング HERO を子供とみてきました

■公式サイト
http://hero2013.jp/

韓国の4人にパフォーマーが ダンスしながらおなじみの
ヒーローを描いていく といった内容なのですが

一緒にいった子供たちを 実は横からみているのが
とても楽しかったです

なぜならば、眼を輝かせて見入っていて あ こんな表情が
あるんだなあと 親としては違う感動も味わうことが
できました。

もちろん、パフォーマンスもすごいのですが、観ながら感じたことは
このように 僕らは さまざまな ヒーローを記憶していて
その彼らが記憶に耐えうるのは それが映画の中であれ
歴史であれ 共通した何かがあったから ヒーローになりえたのでは
ないかということです

それは 愛と勇気 まるで アンパンマンの歌詞ではないけれども
あの歌詞はとても残酷だと思うのです、愛と勇気だけが友達なんて
なかなか言えることでは実はないと思ったりしますが・・・
それを子供が口ずさむ、嘘はないのだけれどそんな心持で
人生を歩むことは なかなか難しいと 大人は思うはずです

さて舞台に話を戻すと、ヒーローをコミカルなダンスをしながら
描きつつ、ときに とてもロマンチックな演出もあって
これは LOVE と PEACE を掛け合わせると HEROができあがる
のではないか そんなことを思いました。

それは ヒーローの絶対条件のように思うし、ときにおかしく
人を笑わせながら 真剣に演じる彼らをみていて
彼らのなかにも ヒーローが備わっていて 深く深く
みていくと、これはいろいろなことが学べる舞台なのだと
思いました。

せりふがあれば、そのせりふが空間を左右することもあるけれど
言葉を発しない限りは、その肉体でしか表現はできない。

それは言い換えれば、演じること以上に、素直に演じることが
求められるのではないかと思いました。

この舞台は 2月までやっているみたいです。
本当は春休みに、お子さんとご家族で観に行かれることを
おすすめしたいのですが、そうでなくても ぜひ週末に
足を運んだらいかがでしょうか。

また、バレンタインのデートに恋人どうしで観に行くのも
おすすめかと思います。

観客がステージにあがって一緒にパフォーマンスをしたり
くじびきで プレゼントが当たったり、にくいしかけも随所に
あります。

2012年12月 9日 (日)

別役実著 『ことばの創りかた 現代演劇ひろい文』

別役実著 『ことばの創りかた 現代演劇ひろい文』

おもしろかったです
言葉が セリフ として 舞台の上で発せられるとき
どんなふうに変化して 演劇的になっていくのか

そんなことを考えるのも面白いと思いました

私たちは 重力のあるところに暮らしている
言葉も 発せられた後は ただただ天空を舞うのでは
なくて やはり 地に落ちるのだと思う

その過程に受けての我々がいる

どんなことが 舞台から発せられるのか
その降り注ぎ方はどんなか そんなことを
イメージして 舞台をみてみたい

2012年10月30日 (火)

人生に戯曲を

一冊の戯曲を読み終えて

きっと戯曲であれば なんでもよかったのだと思った

本物の人生とは全く違った無責任な物語を
それでも劇作家は必死にリアルティを込めて描ききる

人生に戯曲を
逃避行するにはとっておきの道具

※一冊のモノローグタイプの戯曲
 内容はなんとなく暗くて4人の人物が「死」にまつわる
 制度の関わりの延長線上にいて・・・といったものでした。

 川村毅『4four』論創社 

2012年2月 3日 (金)

タモリさんすごい!

なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのが上手いのか?

を読んで

改めて タモリさんって すごいと思った

実は タモリさんのことをよく知らなくて
それでも タモリ倶楽部は よくみていて と 小さいころは
友達の輪 とか やってたなあ。。。みたいな接点しかないのですが

Wikiで経歴を調べても 保険の外交員から 喫茶店の雇われ店長、
ボーリング場の支配人と 様々なことをしながら
芸能界へのきっかけもつかんでいく

その実力をみとめた人たちもすごいのだけど
やはり 本人もすごいなあと思った

おそらく その才能は、はじめてその来歴を知る中で
関わった人への感謝が何よりも大きなパワーの源になっているのでは
ないかと感じた

ただ、そのパワーがテレビにうつる彼の姿からは直接感じさせない
特有の美学

なぜなら その感謝をテレビに持ち込まなくとも プライベートで
示していけばいいものだし そんなものをいちいち望むような
メンツが彼を支持したわけではなくて もっと器が大きい人たちが
彼を支えて まるで器どうしが共鳴しているような
そんな楽しい世界があったのではないかと思った

本を読んでどうにかなるものではないのだろうけど
それでも つい 秘訣はないかと ページをめくってしまいます

リンク: 空気を察するタモリさんの魅力。多彩な顔を持つタモリさんが24年前に語った「生き残れないタイプ」とは - 速報:@niftyニュース.

2011年12月 4日 (日)

イッセー尾形さんの一人芝居

イッセー尾形さんの一人芝居の舞台 はじめて観てきました!

舞台をご覧になられている方はわりと年配の方が多いなあという
印象を持ちましたが、若い方もいて ファンの幅広さを感じます
幕が開く前も 閉まったあとも スタッフの方と観客との関係も
とてもアットホームな感じがして
イッセー尾形さんの舞台独特の雰囲気かもしれませんが
なんかいいなあ~と思いました

個人的には住んでた田舎があまりにも田舎すぎて
何かコンサートでも地元有志が実行委員会を組織しては
東京から誰かを呼んでくるという感じだったでの
この雰囲気は懐かしく、また好きなテイストです・・・。

さて、ウィキペディアに掲載されていたイッセー尾形さんのプロフィールによると、
幼少時代を福岡・小倉、長崎と過ごされていて、ちょうど仕事で半年くらい小倉に
いたことが僕自身があるので、何か親しみのようなものを持ちました

そして作品や一人芝居の性質も、どこか地方から東京に来た者の眼であったり
「大阪のお笑い」に対抗して「九州の演劇」というわけではないのですが
都市の観察者のような視点があるし、またそれゆえに地方でも都市でも、
また都市の近郊でも、とにかく“住む人”に優しい眼差しを感じました。

その優しい眼差しから、物事の主張ではなくて、笑いを紡いでいく。
笑いの手法で観て手に気づかせていくこと。それはとても難しい作業では
ないでしょうか。

舞台は喜劇であり、その演技を笑いながら、ときにこれは自分だなあ~と
思わせる、その巧みな演技に、どれだけの鍛錬があってのことか想像も
つきません。

たとえば、歌を歌われる場面があるのですが、その歌を聴いて自然と
その情景がイメージできてしまったときに、演技力は歌唱力にも宿る・・・
と思いました。

そうした才能の輝きが、もっともっと一人の役者さんを見続けたい、
見届けたいと思わずにはいられなくするのでしょう。

一人芝居の良さというのは、そうしたファンの想いを裏切らずに、
役者さんを舞台で一人占めにいしつつ、アイドルのおっかけでは終わらない
妙のようなものがあるのではないでしょうか。

その妙は、もちろん舞台そのものの魅力であり、イッセー尾形さんの舞台では
さらに、客席で笑う人たちどうしの競演というか、落語などに似ているかも
しれませんが、一緒に笑ってる楽しさや、笑いの性質がつねに良質なものである
という安心感のようなものであるように感じました。

僕自身は素直に自分が面白い!と思う時に笑ったのですが、隣の席や近くの人の
笑うタイミングや笑い方、そうしたものも観察してみるのも楽しかったです。
そしてどの笑いも嫌なものに聞こえない、そのことは、とてもすごいことです。

舞台と向き合って上質の笑いを得られることくらい幸せなことはありません。
また、拝見したいと思うし、季節がら寄席でも行きたいな~と思ってみたり、
はたまた、もっと僕自身人、他人を笑わせることに少し一生懸命になってみようかな
と思いました。

ひとつの舞台との出会いがその人の人生を変えることがあるように、
今日の舞台にも何かたくさんの示唆があったように思います。

願わくば、じわりじわり、ゆっくりでいいのでその余韻を味わっていきたいです。

2011年10月30日 (日)

ピアニスト グレン・グールド の ドキュメント映画のお話

もう 「お若い方はあまり知らないのよね・・・」と
初老に差しかかりそうなご婦人二人組みが映画館の
エレベーターでおりながら話しているのが聞こえてきた。

ピアニストの グレン・グールド のドキュメンタリー映画を
観て帰りのこと。

グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独
http://www.uplink.co.jp/gould/

確かに、ぼくも初めて名前を聞いて、たまたま映画をと
都合のいい場所と時間で上映されていたのがこの作品だったのだけど

観ていろいろなことを考えさせられました。
彼の考えや音楽への姿勢、人間関係、それらは天才ゆえにいびつな
部分はあったかもしれませんが、人間誰もがもっている性質であって
それにどのように対峙するか、または逃避するか、はたまた破滅か
生き延びるか、などなど

どの道を選んでも進むしかない そんなことを感じました。

おそらく、グレン・グルードにとっては、その源が音楽であったのだと
思います。

そもそも、音楽が何かを否定するということはないのではないでしょう。
それを聴くか聴かないか、演奏するかしないかは人間に委ねられていて
音楽に罪はなく、音楽はただそこにあるだけなのです。

その音楽に精力を傾けるということは、とてもシンプルな行為であり、
境遇が困難なものになればなるほど、人はシンプルな行為しか行えない
のではないでしょうか。

そんなことを帰り道に 思いました。

2011年10月10日 (月)

ミニシアターを作りたい。。。 ミニシアター巡礼 代島治彦著

ブログネタ: 今読んでいる本は何?参加数

ミニシアター巡礼 代島治彦著

先ほど、定年後の生き方みたいな本を読んでいろいろ
考えたのだけど 一方で、何も構わずにやってみたいと思ったら
ミニシアターでも作りたいなあと

代島治彦さんの ミニシアター巡礼 を読んで思った

代島さんというと、BOX東中野の経営者だった人でその後のことは
よく知らないのだけど、改めてこの本を手にして映画っていいなあと思った

ちゃんと 現在の ミニシアター に至る 歴史もインタビューの中には
隠れていて、参考になった。

ミニシアター前夜としての、草月アートセンター、岩波ホールなどなど・・・。

紹介されている劇場は次のとおり

桜坂劇場(那覇市)
http://www.sakura-zaka.com/

シアターキノ(札幌市)
http://theaterkino.net/

名古屋シネマテーク(名古屋市)
http://cineaste.jp/

新潟・市民映画館シネ・ウィンドウ(新潟市)
http://www.wingz.co.jp/cinewind/

進富座(伊勢市)
http://www.h5.dion.ne.jp/~shintomi/

シネモンド(金沢市)
http://www.cine-monde.com/

シネ・ヌーヴォ(大阪市)
http://www.cinenouveau.com/

RCS(京都市)

シネマ5(大分市)
http://www.cinema5.gr.jp/

シネマテークたかさき(高崎市)
http://takasaki-cc.jp/

シネマ・クレール(岡山市)
http://www.cinemaclair.co.jp/

ユーロスペース(渋谷区)
http://www.eurospace.co.jp/

東京や大都市のミニシアターはちがうかもしれないが、
地方にあるミニシアター(地方とはいえだいたい県庁所在地)は
ローカル、その地域の文化を意識しながらも、一方で 世界中に
潜んでいる映画を発掘していることが とても面白いとおもった

映画の魅力は いろいろあるのだろうけど どこか世界中にいる
他人のことを知りたい、理解したい、また分かち合いたいといった
喉の渇きのようなものが 詰まってはいないだろうかと感じた。

そして映画はインテリぽいけど、大衆のものなのだと思う。
シネマ5の田井肇さんの インテリの集まる湯布院から、
本当に普通の町の映画館への転身には 何かそうしたものを
感じた。(勝手な想像ですが・・・)

それと、紹介されているミニシアターのサイトをみていたら
映画主義という ポータルサイトを発見! ぜひご覧ください。

http://www.eigakanshugi.com/

まだまだ、この本の魅力、映画の魅力、ミニシアターの魅力
語りつくせないのだけど

どこかに、シアターもできる アートスペース を勝手に作って
いいよ と言ってくれるような場所があったらいいなあと
夢想しました。

2011年8月 7日 (日)

ブルーマン 再び

先日、ブルーマンの観劇日記を書きましたが

その時の感想文・・・
http://hibiteki.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-97f0.html

夏休みということで、小1の息子の友達家族とブルーマン
行ってきました!

夏休み 子供どうしで何か思い出になることはないか・・・
と話していて そういえば、あれ良かったよ・・・と言った
会話がきっかけで じゃあ皆で!となりました

さてさて 一度 観ている自分は少し落ち着いていたのですが
子供の方は ずっと立ちっぱなして すごい集中力で
舞台を観ていて しかも笑顔がとても良くてびっくりしました。

普段、息子の表情をあまり気にしたことはなかったのですが
逆に普段の暮らしで あまり表情を気にしていると何か
遠慮とか 気遣いとか そうしたものが混ざって
子供を委縮させてしまわないかという心配もあって
あまり気づかれるような注視をしないのですが

劇場の中では、横でみている親のことが気にならないくらい
ノリノリにのってくれていて
(ノリノリなんてこのブログでは書かない文章表現ですが・・・)
親としては とてもうれしかったです。

その後 家では たままた 青い回すと音がするおもちゃがあって
これを使ってブルーマンごっこ みたいのをしてます。
(笑)

2度目の僕も、流れはわかっているつもりでも、
ぜんぜん違う舞台のように感じるほど 新鮮感があって
びっくりしました。

観客の方が 舞台に上がりますが、そこから生まれる展開も
もちろん ちがっていて その方の人間性までもが
手にとってわかるような そんな仕掛けが潜んでいるのかも
しれないとも思いました

観ればみるほど 奥が深くて その深さと演出、さらに
人間の限界に挑戦しているかのようなパフォーマンスが
妙によくからんで 完成されているなあと感心します。

とっても面白くて、観ている人を置いてきぼりにしない
優しさのような配慮もあって

あれは 筒から奏でる音が どこか原始的な質感を持っていて
どんなにロックをしてても 優しいというか
それって 吹奏楽がとことん好きな人の好きな理由のような
ものかもしれないけど
そうした原始的な優しさに包まれているからかと想像しました。

ということで、音楽も魅力の一つです!
だから、オトナが疲れた時に ふと一人でもみても
楽しめるだろうなあ・・・とか そんなことも思って

そんなに上質なエンターテイメントがこんなに身近にあるのなら
こうしたシアターを同じエリアにいくつも作って
東京をアジアのブロードウェーにするといった夢を描いたって
いいのではないかと勝手に考えたりもしました。

カジノ特区のような構想は出てくるのですが、こっちのほうが
夢がありますよね。。。

さて 帰りの電車で 子供たちの手をみてみると
舞台の最後の方で 飛んできた 白い紙テープでしょうか
こちらをぐるぐるに巻き取って 大切そうにしていました

大人では気付かないところに 宝物が凝縮されている
そのことに改めて驚きました

いくつもの奇跡を あの舞台はもたらしてくれる
そのように実感した瞬間でした

2011年7月24日 (日)

ブルーマン 観てきました!

ブルーマンを友人と観に行きました。たまたま開演前に別の知人に
声をかけられてびっくりしたのですが・・・世間は狭いものです

■ブルーマン公式サイト

http://blueman.jp/

観に行くことになってから、いろいろな人からブルーマン面白いよ、
私も観たよ といったことを聞いて さすがにロングランで公演
しているものはちがうな・・・と思いました。

僕自身はベストセラーにだって飛びつかないくらい動きにが鈍い
人間なので といいつつ 気になってはいたし・・・という
タイミングでした。

すごくメディアを使って宣伝していたときもあったし、それよりは
落ち着いているこのごろですが、人気は衰えないようでたくさんの観客が
いました。また、夏休みもあって、東京に遊びにくる人たちにとっても
いいコースなんだろうな~と 三世代で来場している家族連れなどを
みて思いました。

感想は書ききれませんが、劇場のスタッフの様子や、開演の最初の演出。
観客を巻き込む様々な仕掛けに、

ホスピタリティ×エンターテイメント=本物のサービス

といった図式を思いました。ショウビジネスならば当たり前かもしれませんが、
それが徹底されているのはすごいことです。

内容はすでに多くの方がご存じだと思いますが、
情報社会と哲学、現代アートの部分が上手にあわさって
まさしくエンターテイメントになっていると感じました。

なかなか 難しいはずです。それぞれを語ったり、表現するのも大変な
要素やメッセージを、幅広い層の観客が笑いや感動とともに受容できる形に
組み立てていくことは。

でもその精緻さのようなものがないと、ただのおふざけにもなってしまいます。
このバランスの妙、とてもすごいです。「パフォーマンス」とはこうしたものを
指す言葉かと思いました。

個人的には、文明批評家のマーシャル・マクルハーンの名前が、舞台を観ながら
何度も頭をよぎりました。僕自身彼の著作や学説について詳しくはないのですが
情報について論じていたと記憶していて、扱われているメッセージに類似が
あるのではないかと潜在意識が勝手に判断したようです。

舞台には一切の音声としての言葉が存在していないし、そもそもセリフの
存在を消してもいるのに、一方で様々な形で テキスト が活用されていて
そうした舞台の作りが、観客の私にそのような印象を与えたのでしょう。

また、青一色のパフォーマーとすることで、男性とか女性といった性を超越して
舞台に存在たらしめていることは大きな意味があるのではないかと
思いました。

現代アートのあるべき姿は、同時代に過ごす誰もがその創造に参画できること
ではないかと勝手に考えています。そのとき、肌の色とか性別とかを超越した
世界観を作ることは、観客を巻き込むうえでとても重要です。

一方で、観客が入り込みやすい 日本のアニメの主題歌や演歌などの
メロディも活かしながら、世界で公演されている作品でありながら、
グローカルであることも忘れない。

本当によくできている“エンターテイメント”だと感心しました。

舞台の後も、しばしパフォーマーと一緒の時間をすごせたり
小劇場の雰囲気を味あわせてもくれます。

ついつい いろいろ感想を書いてしまいましたが、純粋に楽しくて、
今度子供を連れてきたら、どんな表情を息子がするかなあ・・・とか
観た後に、どんないたずら(いい意味で)を企ててくれるかなあと思いを
巡らしました。

今度くるときは 子どもと観にいこっと。

最近のトラックバック

2014年8月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ
フォト

いつか読む本