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2012年11月 4日 (日)

信田さよ子さんの『家族の悩みにおこたえしましょう』

臨床心理士の 信田さよ子(のぶた さよこ)さんの本は
なるべく読むようにしています

それは カウンセラーとして 嘘を言っていないように思うし
例えば 男性でも 女性でも その性差をもとに決めつけたような
発言もなく

事実を客観的に、そして人間の本性とは言わないけれど
こういうときは、だいたいこうなるもの・・・といった部分を
とても丁寧に語られていて理解できるので

カウンセリングの門をたたいて、混乱するよりも まず
何か困っている方がいらしたら 信田さんの本をどれでも
よいので 読むといいのかな と思います。

もちろん、カウンセリングなどの助けは 必要と思えたときに
行動した方がいいと思うし、追い詰められている人には
その自分自身の感覚しかないと思うので他人がどうこうとは
言えないのですが

それでも、もし今、精神的には健康だと思える人がいたら
やはり その時こそ 読んでおくといいと思います。

人は熱気味なことは経験としてわかるし、会社を休むとか
病院にいくとか、薬を買うとか それなりに建設的な
対応ができるのに

心の問題となると 多くの方が そのようには建設的に
踏み出せないし、また建設的な方法というものが 以外とない
とも感じます。

精神修養で論語を読むとか 信仰を持つとか
こうした鍛錬も必要なのですが、これは武器を手にすることで
あって、

何も武器を持たずに攻め込まれてしまった状況が 心の病では
ないかと考えています。

そのように、丸腰になってなおも心を犯されるときに
どう生き抜くかということについて 備えておくことは誰に
とっても必要なことのように思います。

今回、信田さよ子さんの『家族の悩みにおこたえしましょう』を
読みました。

これは、想定される相談に答える形で記載されていますが、
そこの回答内容は、ただ答えるだけでなく、理論やこれまでの
研究事例などの要素もちりばめられていて とても参考になります。

ここの部分は自分の心理的な状態にも当てはまるな・・・といった
部分が、相談内容としては直接関係なくとも随所にあります。

その意味では、読書を通じて心の屈伸運動をしているような体験です。
おすすめの一冊です。

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