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2012年10月14日 (日)

ニーチェの言葉

久しぶりに ニーチェの言葉 に触れた。それもそのはずで、手にした
本のタイトルが、『ニーチェの言葉 Ⅱ』 なのだから。


この中で自分が気に入ったもの。おそらくは正直にいま必要としている
であろう言葉をしるしておく。

時代背景も考慮しなくてはならないだろうけど、それでもやはり折に
ふれてみておくと いいなあと思った。

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 強いのは、常に仕事に打ち込んでいる人だ。
 彼はどんなことが起きてもだじろかない。慌てない。ぶれない。
うらたえない。不安にならない。心配しない。
 仕事によって心と人格が鍛錬され、彼は世間を遥かに超えた
者になっているからだ。

『悦ばしき知識』

 人生のことを考えてもよいが、それは休暇のときにすることだ。
 ふだんは仕事に専念しよう。自分がやならなければならないことに
全力を尽くそう。解決すべき問題に取り組もう。それがこの現実を
しっかりと行きつことだから。

『生成の無垢』「ニーチェ自身に関して」

 若者よ、そこそこの勝利が約束された人生を欲しがるな。安定が
保証された身分を欲しがるな。若者よ、絶えず、絶えず、挑戦し
続けよ。
 百度もトライを重ねる人生を自分の人生とせよ。その挑戦の
中では、失敗が多いだろ。成功は少ないだろう。それでもめげずに
トライせよ。
 失敗と成功の繰り返しに満ちた挑戦の人生こそ、きみが生きて
いるということの証明だ。
 だから、すべてさらけだしてあがき、挑戦の日々を送れ。
 ひるまずにトライし続けたきみの人生は、他の人々を強く
勇気づけるのだから。

『生成の無垢』「道徳哲学」

 耐えがたい苦しさを通じてのみ、人は自分の能力を高める
ことができる。苦悩することによって、最高の生に達する道が
通じる。岩壁を這いながら山の頂を目指す者のように。

『生成の無垢』「道徳哲学」

 人生にはつらいことが起きる。悲劇も起きる。しかし、
苦しいからといって、自分は運が悪いのだとは思わないで
ほしい。むしろ、苦しみを与えてくる人生を尊敬するように
なってほしいのだ。
 いったいどこの軍の大将が、吹けば飛ぶような弱い一人の
敵兵にわざわざ強い兵をそろえた一個師団を差し向けようか。
 だから、苦難は人生からの贈り物だと思ってほしい。苦しみ
によってこの精神が、この心が、生きようとするこの力が、
ますます鍛えあげられるのだとほくそえんでほしい。

『偶像の黄昏』「或る反時代的人間の遊撃』

 自分の運命をつくるのは魔物ではない。
 その行為をしたかしなかったか、最後までなしたか途中で
放棄したか、守ったか、守らなかったか、受け入れたか逃げたか、
捨てたか拾ったか、とにかく自分の行為が出来事を生じさせ、
そこから自分の次の運命が複雑に形づくられていく。
 だから、次から自分に起こってくる出来事は、すべて自分に
ふさわしい運命になっている。そのときにどのようにふるまう
かが、また次の運命的な出来事をつくる。

『哲学者の書』「意志の自由と運命」

 誰かが自分とはまったく別の仕方で生き、別なふうに
感じていることを喜ぶことが愛というものだろ。
 愛は二人のちがいに架ける目に見えない橋だからだ。
 そしてまた、自分の中にある正反対のものに架ける
橋は自愛だ。
 これが、「人を愛すること」だ。

『人間的、あまりに人間的』「さまざまな意見と箴言」

 どういう目標であろうとも、きみの目標は、きみ自身を
超え出たところに置かなければならない。しかも、過去の
人間たちと連なる道の遥かなる果てに。

『生成の無垢』「ツァラトゥストラによせて」

 欠点や弱点というものは実は自分だけの最良の教師なのだ。

『生成の無垢』「心理学的な諸考察」

 書物にどんな価値があるというのだ。
 一冊の本は、ある意味で棺桶と同じではないか。中に
横たわっているのは、過去だらけだ。書物の獲得というのは
過去だけだ。
 ところが、どうだ。過去を閉じ込めただけのこの棺桶の
中に永遠がまだ生きている。
 ここには、海を渡る風が吹いている。砲弾を発射する轟音が
空気を切り裂き、怪物がかんらかんらと嗤っている。

詩「たのしい知識」


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コメント

ニーチェの言葉。どれも核心を突いた、深くて重い言葉ですよね。私自身は、まだまだ理解が足りませんが、いろんな物事を通じて、少しずつ理解しつつあります。自分の中に巣くう悪を受け入れ、最善を尽くせるよう努力し続けていこうと思います。

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