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2012年3月14日 (水)

子育てと家族

息子が幼稚園に通っていたころの文集にたまたま目を通すと

冒頭の園長の言葉で、

これまで家庭で育んできた子供たちを入園と同時に、より大きな
家族の中で育てようといった 呼びかけがあった。

牧師の言葉でもあるので、聖句が引用され、より宗教的な響があって
思わず泣いちゃうくらいの名文なのだけど

落ち着いて考えると、この呼びかけは、幼稚園でも小学校でも、
学校教育と家庭という2軸の対比で、違和感のない、普通のお話では
ある・・・。

一方で、この 家族 の概念が大きく変化しようともしている。
変化というよりも、変化しなくては対応できない状況に追い込まれている
ことを

バーバラ・ポーコック著「親の仕事と子どものホンネ」(岩波書店)

親の仕事と子どものホンネ――お金をとるか、時間をとるか

を読みながら感じた。

バーバラ・ポーコックは、南オーストラリア大学ワーク・アンド・ライフ
研究センターの所長で労働関係やジェンダーの専門家で2児の母親でもある。

この本は、オーストラリアの労働環境と子育てを書いているので
そのまま日本に当てはめるわけではないけれども、日本でも出産や
仕事の両立といった面からも参考になる点は大きい。

例えば、子育て世代の出産と仕事の両立を支える生活維持の基盤として
以下の3つの可能性を示唆している。

私家族主義  ・・・ 個々の世帯内部でのサポート
市場家族主義 ・・・ 市場の製品とサービスによる生活の維持
公家族主義  ・・・ 法・制度および公的施設と公的助成による生活の維持

この見解は、家族といった枠組みに変化が起きていることを感じさせてくれる。
当然、出産のときだけが家族の出番ではなくて、末期の家族もこれまでとは違った
形になるのかもしれない。

無論、肌で感じた家族の絆を 良くも悪くも体現してくれるのが「子ども」自身でも
あるだろう。

みんなが必死に働いて子どもを育てている。妻に甘えている自分ではえらそうなことは言えないけど・・・ その中で、家族の姿を自ら問うことまでもが

現代人に宿題として課せられていることは、少し酷なようにも思った。

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