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2012年2月20日 (月)

社会システムを見据える

玄侑宗久さんの本から学んだ仏教のバランス感覚と
ペマ・ギャルポ氏のチベットと中国の関係の本をミックスしてみると

手元にある 東京大学大学院准教授 川島博之氏の
戦略決定の方法 に書かれていることに集約されるかと思いました

・システムはある時点の環境に合わせてつくられる
・存在意義を失ったシステムは自己目的化する

統計を扱った本なのですが、後半はとても社会科学的な視野から
社会システムについて書かれています。

「これからの世界の環境はどう変わっていき、その中で日本としてどのような
 戦略を採り、どのような社会システムを目指すめきなのか。ひいては、
 それぞれの企業がどのようなビジネスモデルを目指すべきなのか。
 (中略)
 そのとき大切なのは、既存のシステムを疑ってみる視点です。常識を疑い、
 環境を歴史的・世界的に分析し、常に新しいシステムを模索する。
 そんな地道な仮説検証の繰り返しのないところに、決して天啓はもたらされない
 だろうと思います。あくまでも、シミュレーションとは未来を作りだすための
 一道具にすぎないのです。」

この本、もともとは企業戦略の中でシミュレーションをどう活かしていくか
自分のスキルのために手にしたのですが、テーマが大きかったです。
もちろん、シミュレーションのスキルについても冒頭に鋭い視点で説かれていて
日ごろ、小さなマーケティングデータの統計を行うくらいの自分でも
実感と共に「そうか!」と気づきが多くありました。

【シミュレーションの手順】
 1)目的を一つに絞り、数量化する
 2)分割して考える
 3)手がかりとなる数字を探す
 4)自分なりの仮説を立てる
 5)データの変化を時系列に見る
 6)過去に似たケースがないかを探す

【シミュレーションの注意点】
 1)誰かの意見を鵜呑みにしない
 2)全体の状況をつかむ
 3)仮説をもとに目的を設定する
 4)細かく分類しすぎない
 5)分析対象外の要素について考える
 6)仮説が現実と一致しない理由を探る
 7)シニュレーションの結果を外部の要素と比較する
 8)シミュレーション過程の再チェック

こうした乱読をしていると、ブログの価値として またこのブログに
たまたま行き着いた方には価値があまりないのでしょうが、
私にとっては 思考回路の一部がかよわい線で結ばれる
結晶を生み出し観察するためのペレートのような存在なのかもしれません

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