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2011年11月26日 (土)

松岡映丘展の感想

先日、練馬区立美術館で開かれている松岡映丘展に行ってきました。
すでに会期が終わってるので、その様子は次のブログが詳しいです。

弐代目・青い日記帳
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2648

私は興味から民俗学の本などをよむのですが、
会場で 松岡映丘 は 柳田の弟であることを知りました。

やまと絵 には古典などへの造詣が必要と思うのですが
絵筆を握る前にこの部分の蓄積が相当あることがうかがえて
うなずけました。

絵をみての感想は、とても映丘の絵はコミカルであると
思いました。それはとても表現が豊かで、絵の構造も
まさに絵画的でその構成が巧みなのです。

一方、有職故実の部分や武具などは徹底して細密に
描かれている。

さらに、会場で映丘本人が甲冑をみにつけている写真などを
みると、絵以上に 本人がコミカルとは言わないまでも
独特の個性をお持ちではなかったか・・・とも感じました。

もちろん、明治・大正の方なので 今以上に甲冑などは
身近であったとも思うので 特別なことではなかったのかも
しれませんが、

対象をとらえる眼と 絵画にしたてていく眼、
その2つがとても鋭くて、かつ優しい そうしたところに
古典を志向する姿勢、もう一つの眼が介在していたように
推測します。

やまと絵で扱われる題材は、古典や史実などであり、
それらは文字通り物語とともにあり、
常に語るべきもの、語られてきたものを描くわけで
伝えるという部分がより自然と研ぎ澄まされていったのでは
ないかと感じるのです。

いつまでもいつまでも観ていたい、そう思わせてくれる
展示会でした。

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