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2011年10月16日 (日)

仕事の鬼と謙虚な知恵者

日頃、問題点を前にどう解決するかということを仕事にしています。
できれば、問題から脱出して、課題に取り組んでいるといえるように
なりたいのですが・・・

その道のプロフェッショナルというわけではありませんが、
どんな業種や職種でも 同じようなことが仕事の中心になっていると
言えるのではないでしょうか。

さて、飯久保廣嗣さんの 「解決学 15の道具」の中に
身につまされるお話がありました。

それは仕事の鬼が失敗を招きやすい傾向にあることと、知恵を持っている
人がとても謙虚であると二者を対比している部分です。

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仕事の鬼の傾向として、他人に厳しく意見を述べる裏返しとして、
えてして人から意見されると頭ごなしに否定したり、攻撃的に
反論します。(中略)いずにれしろ周囲は、好き嫌いは別にして、
その人にたいして意見しなくなります。(中略)結果、自分だけの
アイデアでしか考えられなくなった「仕事の鬼」は、複数思考の
分析が難しくなり、ついつい「ひとりよがり」の思考にはまって
本質は見極められなくなり、間違った意思決定をする危険が高まる
のです。

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本当の知恵者であれば、多様な視点から出された複数の意見を
吟味し、最適解を見つけ出すことが合理的だとわかっています。
ですから、いろいろな人に気さくにアイデアを求め、当初自分が
抱いていた意見と違っていても、それがベターだと思えばなんの
ためらいもなく採用できるのです。自分が絶対ではない、と知って
いるのです。
他人が自分にたいして否定的な意見をしても、それがピントはずれ
で無礼、相手を侮辱した物言いでないかぎり感情的になることなく、
ある程度は冷静に受け入れようとします。さらに自分自身で、一度
答えが見つけたとしても「他に、よい答えはないのか」と、思考を
さらに深めて複数の選択肢を探し正しく分析するのです。こうした
プロセスが知恵者の頭の中ではくり返されています。論理的な人は
謙虚です。

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自分がどちらであろうかと、それが時と場合といった相対的なもので
どちらにもなっているのではないか、そんなことを思いながら、
問題に対峙するときに、とても大切なことが示されていると思いました。

一番大切 と言わなかったのは、そのほかにもいくつもの要素があり
(この本でも当然語られています)それらを駆使する活動と思うからです。

そのほかにも、問題となりやすいリーダーの指示の例などとても勉強に
なります。

①優先順位の間違い
②対策への短絡
③他人の頭で考える
④場当たりの議論

この飯久保さんの本は、たんにノウハウが書かれているのではなくて
上記のように、実際の職場で働く人がその立場に応じて考えたり、迷ったり、
経験したりする姿そのものが示されていて、嘘は少ないと感じました。
その分、腰を落ち着けないと読みこなせなかったのですが、これからも
しばらくお世話になって、問題を解決していく上で勉強させていただきたいと
思いました。

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