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2011年9月13日 (火)

女ぎらい ニッポンのミソジニー 上野千鶴子著

紀伊国屋書店から出ている 上野千鶴子さんの

女ぎらい ニッポンのミソジニー を読む

くしくも あとがきに 著者が書いている

「もし本書の読書体験が不愉快だとしたら、それはあなたが
ミソジニーとは何か、を知っているからにちがいない」

とあって、前から読んでいった自分は確かにと思った。

冒頭にミソジニーを「女性嫌悪」「女ぎらい」「女性蔑視」
といったふうに訳すとあったけど

なかなか ことは容易ではないように思った

例えば、本の中にも登場する東電OLの話があるのだけど
彼女が渋谷の円山町のアパートで稼いだ以上に
そのことを書いて稼いだ多くの人間がいるということで
彼女は多くの人間に恩恵を与えたかもしれないし

そうした出来事を後になってから評論するよりも
その時にできたことが 各人にはあるように思う
それを後出しじゃんけんをしていたら
それは ずるい わけで

どんな立派なことを言っても書いても
どこかさびしい

ワイドショーのコメンテーターと同じになってしまう
わけで そうではない何かを期待してしまう

今回、これを読んでみて この1冊が誰でもいい
どこでもいい 一人の女性を幸せにしてくれたらと
思った

もちろん、記録や社会学としての役割と
印税が著者の老後の蓄え・・・にはなるかもしれないが
それ以上の幸福をもたらしてくれることを願った

人間の始末が悪いことは、一度死なないとその生の価値が
わからないことだ
死んでしまうと 次に語ることができない

まさしく、言ったもん勝ちのような時代風潮は
ある意味 女子校的ではないか そんなふうにも
感じなくはない

でも件のOLもそうかもしれないが
口を閉ざしてしまった人間のほうが、実は人に恵みを
与えたり、強い影響力を持ち続けるのもまた事実の
ようにおもう

蔑視ではなくて つとめて対等にみる
そのうえで曇りのない判断や対応ができればと思う

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