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2011年7月 6日 (水)

時に海を見よ

ある本にあったことば

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教師として大切なことのひとつは、今、接している子供たちに真剣に向き合うことはもちろんのこと、経済上の理由や、家庭の事情や、はたまた退学の処分による者や、何らかの理由で学校をやめていった生徒と、その後、いかに向き合うかである。 教師にとって、根本的には愛校心などは不要である。二の次である。教師が目を向けるべきは、学校ではない。誤解されるかもしれないが、学校の実績や経営のために、生徒に教えているのではない。生徒に向き合うのは、個人としての教師であり、個としての生徒である。公共心を教えることは大切だが、一団体、一国家のための教育は成立しない。 それゆえに、学校をやめていった生徒も、生涯、自分の教え子なのだ。やめていった生徒こそ、心にかけなければならない生徒であることを忘れてはならない。

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これは、東日本大震災の影響で卒業式ができなかった学校の校長先生がホームページで、卒業生へのメッセージを掲載したことで話題になった 立教新座中学校高等学校校長の 渡辺憲司さんの 「時に海を見よ」の中に、納められていた言葉です。

経歴を拝見すると、大学院時代に定時制の先生をされていたり、地方の学校や進学校など、さまざまな場所で教育の現場にいらした方のようで、ご苦労も積まれてきた方なのではないかと推察しました。 それゆえに、とても含蓄のある言葉でてくるのではないかと思います。

この本が出版されるきっかけとなった卒業生へのメッセージは高校のホームページでも読むことができます。

■立教新座中学校高等学校

 http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/

そのほかにも この学校のホームページで 学校長の祝辞やメッセージがよむことができて それぞれがとても良い文章です。 何よりもこれらを読んで思うことは、最近、ものごとをずっしりと語ることができる大人が少なくなってきたなか、質実で飾らず心に響く内容であることが魅力と思いまいた。 逆に残念ながら、学校でしかこうした言葉が通じないくらい現代の社会が色あせたものにはなっていないだろうかと危惧を持ちました。

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