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2011年6月12日 (日)

アクティブシニアを考える

60代後半から70代の方のお話を聞く機会がありました。
人生の大先輩で、戦後の日本の高度経済成長を支えてこられた方かと思います。

お話は、本当にざっくばらんで 普段どのように過ごしているかといった
ことが多かったのですが、

定年後は 地域で開かれている健康教室やシルバー大学などに参加されている
方が多く、平日は毎日何かしら用があるという方が多くてびっくりしました。

昨今の経済状況のなか、年収が毎年減少していくようななかで、とても
老後のようなことは考えられないのですが、ある時から こうして時間を過ごして
いくのかもしれない、そんなことを真剣に考えました。

ある程度、年を重ねた時には、広い世界を持っていたり、何か得意なことや
趣味などの腕前があると 充実したシニアライフが過ごせるようです。

けれど、そうしたことと同じくらい。またはそれ以上に、柔軟さや寛容さのように
人間性の部分が、より大切であるように思いました。

これまでの人生の生き方が、やはり出てくるもので、これは年齢に関係なく
だれもがそうなのですが、年の差がある人たちのなかに飛び込んで
話を聞く機会を持つと、そのギャップ故にそうしたことを新鮮に感じます。

自分が年を重ねた時に、どのように周囲の人から思われたいか、これは
案外、若い人が問い直してみるとよいです。

そうして、周囲にいるシニアの皆さんをみて、自分はこんな感じかなとか
こうなりたいなとか、そしてそう思ったら、その方に、どんな人生でしたか?
なんて聞けると、結構、勉強になるのではないでしょうか。

親子では逆に難しいことも、他人同士だと意外とよいかもしれません。

ただ、一方で、蓄積された人生には灰汁のようなものもたくさん
ある場合があるので、聞く側も軽く受け止める程度でないと疲れてしまう
ので、そこは気軽になのですが

そのような、世代間コミュニケーションがこれからの高齢社会には
どうしても必要なように思います。

たとえば、政治を考えても、真面目に選挙にいく高齢者の考えだけで
選出される政治家が決まってもいけないし、若い人はこんな苦労している
とか、シニアの方はこう考えているとか そうしたことが普段から
わかっていると まともな政治家も選べるだろうし

こうした語らいから、新しいタイプの政治家を輩出してもよいのでは
ないかと思います。


また、年を重ねる中で 我が強くなる その我を自ら沈めるために信仰が
あるのではないか、そんなことも思いました。年を重ねる中で、自らの
歩んできた人生に疑いを持ったり、悔やんでみたり、あきらめたりと
いろいろな感情があるのではないかと推測するとき、心の安寧には、
思想や哲学も十分必要で、その容易な摂取口が 信仰のように思いました。

ここでいう 信仰は 般若心経を読むくらいの軽いイメージですが、
人間が立つには柱も必要で、何を柱にするかで だいぶ その人の
QOLが変わってしまう、そうした雰囲気を感じました。

高齢社会においては、シニアが行政サービスの受け手ではなくて
ある意味、担い手である そうした未来を個人的にはイメージします。

たくさんの経験があって、人口も多い、若い人にはもっと教育の投資と
キャリアパスを用意してあげて、なるべくシニアが下支えするといった
社会でもいいのではないかと 元気なシニアの皆さんを拝見すると
感じます。

東日本大震災の避難所で高齢者の方が、働く姿のように
普段の日常でも、行政サービスにピーチク、パーチクで関与するのでは
なくて、その主体として関与していかられると
もっともっと面白いです。

行政側も、シニアの団体に、世代間交流や地域社会への貢献などの
宿題を課した形で事業提案のお願いをして、よいものを実施してもらうであるとか、
工夫をするべきです。

そうすれば、行政にいる人材をより重要度が高い業務に配分することができます。


また、多くの若者が介護の仕事などにつき、将来のキャリアパスに不安を
感じながら、日本の福祉を支えてくださっています。

けれども、そうした若い人たちの志を利用して、彼らに妥協を強いて維持するような
社会福祉政策であれば、見直しの必要があるはずです。


尊敬されるおじいちゃん や おばあちゃんが たくさんいる世の中は
とてもよいものではないかと思います

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