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2011年4月14日 (木)

他者の苦しみへの責任

他者の苦しみへの責任

アーサー・クラインマン、ジョーン・クラインマン、
ヴィーナ・ダス、ポール・ファーマー、マーガレット・ロック他
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貧困・難民問題など、社会的につくられる苦しみをグローバルに捉える際、
統計の網にかからない実相を捨象するのはあまりにたやすい。
数値化の威力ばかりが叫ばれる時代にこそ、「質的な」側面へのアプローチが
切実に求められる。 ...
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偶然手にした本が、後から実体験を与える。
または、たくさんの情報が氾濫し、その中から真実を見極めるために読書を
行為として行う。

こうしたことを印象として、また様々なことを考えながらこの本を読んだ。

内乱や紛争が起きている国と被災地の状況を比べることはおかしいかも
しれないが、東日本大震災とその後の原発の事故による被災エリアと
そうでないエリアの対比は、もしかしたら、南北問題が示す格差のような
物理的な被害をもたらしたのではないか、

そしてその混沌の中で暮らす人と、これはあるブログでの告発で、
公的支援関係の人が 周囲の宿泊施設に寝泊りし、
学校に被災者があふれる状況といったことが語られていたけれど
それが事実であれば

あながち別の国で起きている構図と同様のことが起きている、
または起きつつあるといったことがいえるのではないだろうか。

しかしながら、これは国内でおきている事件と遠く離れた国で
おきている悲劇をどのような距離で感じて、認識し、行動するか
といった問題を常にはらむし、

ただ生きるということに、他者の苦しみが存在しているということを
了知した瞬間から、本来、起きるべき疑問や矛盾、ある種の
運命論などもあわせて

答えの導きようがないことへの
様々な感情を自らが感知するべきだと、まずはおもう。

でも、その後への明確な解があるわけでもないのも事実。

できる限り、いたずらな民族論や精神論、または宗教論などにせず
より知的に解釈し、冷静な判断と行動の選択のために良書を傍らにと思う。

けして、幸せとはいえないけれど、人間にとってはどちらかといえば
その姿は、幸せなのではないか・・・と考えている。

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