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2011年4月24日 (日)

つながり進化論

慶應大学教授の 小川克彦さんの  「つながり進化論」(中公新書)を読んだ。
おそらく論というよりは、パソコン通信からインターネット、ソーシャルメディア等の
歴史をわかりやすく整理されているという意味で、新書としての役割を果たされて
いると思う。

そして、さらに、著者がするどく指摘する、ネット世代がリアルのつながりを
もとめる姿の切り出し方は、すごいと思った。

無意識に多くの人が平然と生活の中で行っている行為を学問の対象に
することは、とても大変なことなのではないでしょうか。


さて、こうした新しいコミュニケーションツールとそれがもたらす変化について
私は ネットやメディアがいかに進化しても
コミュニケーションの本質は何も変わらないのではないかと考えています

ネットやメディアよりにいると つい 新しいことはすごいことのように
思うのですが、実は幻想で 人間の営みの飽きないくらいに普遍的なことを
思い知ることのほうが 実は多いように思います。

もちろん、新しい技術により、距離や国境とか そうしたものを超えて
コミュニケーションできることによる変化はとてつもなく大きいのですが
それは信用乗数のような形での拡張で、本質には手が届いていないよう
ように思います

ただ 一方で 産業の変化により コミュニケーション乗数のようなものが
技術により増長されるところに商業的な産業が入り込み、よりバイアスを
かけてしまっている部分は否めません

けれども、そうして提供されるサービスを 利用者自身が一番シンプルに使い、
満たされない部分は、当たり前のようにリアルへと移行する

リアル以外での接触がとりとめなくなる分、リアルもつかみどころが
ないようにみえるのは必然で けれど それらを選別したりしている人間の
嗅覚のようなものには それほど狂いはないように感じます


従来の郵便や電話のように、コミュニケーション手段を国家が提供するのではなくて
企業や市民が提供する時代にもなっています

ぜひ、消費者ひとりひとりが 様々な角度から それらの提供されるサービスを
見極めて 選択していく、少なくとも そうした作業は多少必要となってくる時代である
とは言えるのではないでしょうか。

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