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2011年2月28日 (月)

ネットの中の個人が変える世界

慶応大学の土屋大洋准教授が書いた
「ネットワーク・ヘゲモニー  帝国の情報戦略」 を読みながら考えたこと


この本では、歴史と情報社会の進展に伴う国家のあり方、また主体が国家から個人へと
移行していく姿が書き出されています。

まさしく、現在の 中東情勢のように、長期独裁政権が、FaceBookなどで呼びかけられた
市民デモにより倒れていくさまをみると、現実がそのようになっていると思います。

そして、その事態から、これからの市民社会での合意プロセスは、これまでの選挙のような
多数決で決めるものから、あらかじめ事前に人々がSNSなどで意見を公表し、
またその意見に批判や賛同を他の人々がしながら、その状況を把握しながら、何か空気
のようなものが生まれたときに何かことを起こすといった・・・合意形成の方法が
主流になるのではないかと感じました。

制度としての選挙はもちろん機能しつづけるでしょうが、政権が変るといった
大きな動きにはとくにこうした手法が用いられていくのかもしれません。

この姿は、民主主義誕生前夜の姿ともどこか似ているように思います。
一方で似ていない部分はなんでしょうか。

メディアの形。マスといわれるものから、ネットワーク上の個のメディアへと
変化しましたが、その他には・・・・・

個人が大衆になり、また個人へと戻っていく
そのことを繰り返しているように感じますし、より市民の力が強くなってきたように
思います。少なくともコストがかからないことで市民は参加しやすくなり、その力を
強めているように思います。

ネットの普及で、意見の表明をより多くの個人ができるようになり
そうした発言者たる個人がグローバルな視野をもった市民として、世界で活躍していく
時代がくるのだと感じます。

一方、匿名のSNSや閉鎖的なコミュニケーションしか持たない国の市民は
どことなく顔の見えない国として、その存在感は薄いものになってしまうかも
しれませんが・・・

グローバルとローカル、またグローカル。
自らがどの位置にいるか その座標軸にネットがなりつつある。
そんなふうに考えることができるネット社会に我々は生きているのではないでしょうか。

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