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2010年11月 6日 (土)

品川の学校で何が起こっているのか

品川区の小中一貫校の問題を提示する

「品川の学校で何が起こっているのか」
佐貫浩著


僕自身が 品川に住んで 小学校を考える頃の
子供を持つので読んで考えたことを・・・


まず、公教育の荒廃がそもそも問題ではないかと思います。

私学だから問題がないとは言いませんが、
これまで、学校に文句を言うこともできない状況や
地域がどのように学校と連携していいかも
わからないような状況の中、

これは急速な人口増加や都市化など
高度経済成長期のままの学校運営の状況が
時代のニーズに取り残された状態になっていて

たとえば グローバル化の深化を考えれば
その要求水準はすこぶる高いわけです。
それは単に語学ができればとか、外国のことを
知っていればというレベルではなくて、

本質的に自己のアイデンティを探求することや
相手との比較や比較から何を学ぶかといった
グローバル社会での生き方を学んでいくことが
求められます。

そうしたことに、公教育が十分な役割を担える
状態になっていたのかが疑問です。
もちろん家庭にも役割はあり、これを果たすつもりですが
それでもあえてそう思います。

よく教員の子供が教員になるという話を聞きますが、
特殊な世界を作り上げてしっまているとしたら
それも全体としては信頼を得られにく状況に
なっているのではないでしょうか。

佐貫氏のこの本の中では、小中一貫と学区選択制の
問題点や品川教育委員会の横暴のような部分は
よく指摘されていて、これはこれで問題点は十分に
区民がチェックしなければいけませんが、

その対案として、公教育の改善策のようなものを
ぜひ、提示してほしいと思いました。

品川区以外の特別区や千葉や神奈川の大きな
都市に住んでいる小学生を持つ親の方から
話をきくと、学級崩壊を回避するためには私立に行かせる
しかない、だから東大とかにいかせるとかそういうことではなく
ただ安心して勉強させようとすると私立なんですよ。。。
といった声を聞きます。

そう言ってもみんながみんな私立に通えるわけではなく
恵まれた例なのでしょうが、

親の立場からすれば、公立か私立か そこには経済的な
問題もあり、私立にいかせずとも済む状況というのは
逆説的にはとてもありがたい状況でもあります。

都市部に住むための生活コストを負担し、かつ教育コストが
かかることは本当に厳しいと思います。

子供たちに理想だけを語る教員はいらないし、
一方で子供の抱える問題から逃げる教員もいらない。
現実の姿を伝え、かつ問題から逃げないことの大切さを
真摯に示してくれるような教員が多くいる学校であれば
僕は良いと思います。

おそらく、品川区の教育に欠けているものは
子供と向き合うための覚悟でしょう。

ただ、教育行政だけを責められないのは、教員の養成の
仕方をないがしろにしてきた国の問題であるし、
市民ひとりひとりの過失であるように思います。

経済を論じるがごとく、真剣に教育を論じて
こなければならなかった

少子化の統計にあるように、いまや子育てに
関心を持つ人は一握りという時代でもあります。

それゆえに、これからは親自身が口を出し、
自らの子弟を教育し、世界を創れるような
そうした視野を与えなくてはいけないように思います。

そのことが、結果的に未来を創ることになるし、
社会に奉仕したことの福利なのです。

子供を持つ我々が主体的に動くことで、
それは受験戦争をあおるとか そういうことではなく
教育行政に問題があったり、限界があれば
それを政治的に見限ればいいし、

望みがあるのであれば、より良くするための
努力をすればいい。

親自身の覚悟が何かこれからを動かすように
思います。

これからの時代、子供を持つか持たないか、
その選択をしたか しなかったかの階級闘争が
始まるとも限りません。

子育ての苦労をしっかりと 自らの学びにし
社会の発展に寄与していくためには
学校の問題、とてもよいテーマと思います。

その意味において、いまの品川の取り組みは
確かに後戻りできないような制度は動いていますが
これまでとは違う形で 地域住民や保護者が
参画する機会を結果的に作ってくれたようにも
思います。

ぜひぜひ、議論を活発にするべきです。
そして その行動を通じて、子供たちに民主主義の
大切さや、思想や信念を持って生きることの素晴らしさ
そうしたものを大人たちが示すことができれば
素晴らしいです。

その時に、力まかせに動くような行政があれば
それこそ悪い見本でしょう。

教育をしっかりと考えていく。公立の教育現場の荒廃を
防ぐ。それは、私立の学校にも良い影響を与えると
思います。

教育を真剣に考える方がいらしたら
いろいろとお話をしてみたいです♪

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