« 現代アートを買おう! 宮津大輔著 | トップページ | グーグル秘録 完全なる破壊 »

2010年6月 5日 (土)

宮沢賢治の世界観

宮沢賢治が著作を通じて読み手に与える世界観と
賢治自身が構築していた思想観はけして同一では
ないかと思う

大角修著
「宮沢賢治の誕生」
そのとき銀河鉄道の汽笛が鳴った


これは、宮沢賢治の生涯ととくにそのなかでも
大正10年4月に 賢治と父親が関西に旅行について
丁寧にたどられています

ことこまかく 賢治の思想について書かれていて
読みながら 当然 その中心が法華経であるのですが
こうした仏教世界の世界観を一人の個人が構築する
ことのすごさを感じました

もちろん、どのような思想も、個人を解放すものでも
縛るものでもあるのですが

それにしても賢治の場合、その兼ね合いに
何か尋常ではないものがあった そのようなことを
感じました

そしてこれは ただ 作品を表層的にみているだけでは
うっすらと感じても 深くは立ち入れないし
一方で その対比が 多くの研究者が生まれる理由
ではないかと感じました

いまを生きる 我々も 結果的に何かしらの思想を
それぞれが構築しながら 生きているのですが
賢治のような生き方を知っているのも
よいのかもしれません

思想生活の水先案内というか 苦労人としての賢治
それを傍らに 語りかけることは
何かしらの解決を与えてくれるように思います

« 現代アートを買おう! 宮津大輔著 | トップページ | グーグル秘録 完全なる破壊 »

★★★―大切にしていきたい本」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 現代アートを買おう! 宮津大輔著 | トップページ | グーグル秘録 完全なる破壊 »

最近のトラックバック

2014年8月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ
フォト

いつか読む本