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2010年2月 2日 (火)

マネーの進化史

経済学を専攻してきたわけではないので、
ニーアル・ファーガソンが書いた『マネーの進化史』をすべて
理解できたか・・・と聞かれればそれは否定せざるえませんが、
末尾にあった、金融業界と本物の進化システムに共通する
特徴についての考察が印象深かったです。

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【6つの要素】

ある種のビジネス習慣が、生物学でいう「遺伝子」と同じ働きをし、
「組織のメモリー」に情報を蓄積し、個人から個人へ、あるいは新しい
企業ができれば企業から企業へと伝え残される。


自発的に突然変異をする可能性がある。経済界では通常これを
イノべーションと呼び、技術革新が中心だが、つねにそうだとは
限らない。


同業種内で資源をめぐる競合があり、その結果が寿命や増殖度合いの
マイナス要因として働き、どの企業が生き残るかが決まる。


資本と人的資源を市場がどう配分するかによって、あるいは業績が悪いと
消滅する可能性がある「残存率」を通じて、適者生存的な自然淘汰の
メカニズムが働く。


種が分化して、新たに形成される余地がある。まったく新しい金融機関を
創設することによって、多様性が維持できる。

⑥絶滅の余地がある。ある種が絶滅することもある。
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これを読んだとき、人間社会の“信用”も「進化」までいかずとも
金融でいう“信用”と何か似ていないかと思いました。

人間関係でも、この人信用できるなあ・・・という人が、いつのまにかに
ちょっと・・・なってみたり、あの人はと思っていたら信用がおける存在
になっていったり、また、影響の関係なんかも目に見える近かさだけ
では 計れなかったりと。

金融を最近 とても身近に感じます。
そりゃあ、手持ちの株式がことごとく下がれば・・・とそんな愚痴も
こぼれますが、人の営みから生まれたものは、その営みも
どこか似てくるものなのでしょう。

手に届かない巨大資本に思いをめぐらすことは無理がありますが、
それでも自分自身の進むべき道と、そこにあるべき姿を描く自由を
だれもが手放してはいけない権利であり、義務と思います。


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