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2010年2月 8日 (月)

内井昭蔵の思想と建築展(世田谷美術館)

世田谷美術館に建築家の内井昭蔵展を観にいってきました。
砧公園の中にある世田谷美術館も内井昭蔵の設計で、その思想は
よく現れている作品と思います。

ちなみに、展示のほうは、建築雑誌からの切抜きと図面などの資料の
寄せ集め感・・・がぬぐえませんが、それにしてもたくさんの仕事を
されてきたことには驚かされ、それらの展示構成するのも大変な作業と
思いました。

また、祖父の河村伊蔵、父、内井進が共に建築家であることや
ロシア正教との関わりなどを知り、幼少のころから接してきたはずの
ロシア正教の美意識がその後の作品に大きく影響を及ぼしたのでは
ないかと思いました。

また、展示の中に、内井昭蔵の奥様のタペストリーがあり、実際、
建築の写真の中にも見ることができるのですが、作品によく合っていて、
建物に着物をきせてあげるような温かみや、ご夫婦で設計の話をして
いるような雰囲気を感じました。

設計の精神の中に、そうしたヒューマニズムを折り込むことはなかなか
できないのではないでしょうか?

宗教的影響も大きいようですが、内井昭蔵のことを“幸福な建築家”で
あったと呼べるのではないでしょうか。

世田谷美術館を歩きながら感じたことは、ただ四角い箱ではなくて、
丸と三角と四角を地形の高低を利用しながら上手く組み合わせている
ことです。実際の展示では使いにくそうにも思いましたが、とても豊かな
空間です。

また、設計以前のことですが、特別展や常設展だけでなく、個展などが
開けるスペースやレストラン、ワークショップが行える部屋などを、
市民に開かれた美術館の機能が十分に用意されていることも嬉しく
思いました。

◆世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/


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