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2010年2月 9日 (火)

国民性の中の宗教意識

山折哲雄氏の天皇制に関する論文やエッセイをまとめた

「天皇の宮中祭祀と日本人
-大嘗祭から謎解く日本の真相-」 山折哲雄・著

平易な文章で書かれていて 読みやすく
そして、権力といったものがどのように引き継がれていくか
チベット仏教のダライ・ラマの場合との対比や
宮中祭祀そのものがとても詳しく紹介されていたりと
興味深く読みました。

国家と宗教の相性が国民性を決めていく、とくに江戸時代
国民意識の統合の度合いが高かったのではないかと説き、

また、明治政府の神仏分離と政教分離により、神道そのものが
非宗教化していき国家神道が成立。
戦後、国家神道は解体され、天皇も人間宣言をしたけれども
実際、まだ神道は宗教化、明治に始まった一神教化の路線を
脱して、従来からの「多神教的」な神道信仰の立場に戻ること、
ができてはいないのではないか、という問題を提起されて
います。

さて、ところで、本質的な宗教体験とはどのようなもの
でしょうか?正直、あまり実感がわかず、なんとも言えませんが、
スピリチュアルを推奨するわけにもいきませんが、
自分自身が持っている精神風土をしっかりとみつめていく
そうした営みがとても求められているように感じました。

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