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2009年12月 6日 (日)

やなせメルヘン

小さい子供がいると けっこう アンパンマングッズが
豊富に家の中にころがることになる

ライセンス料だけでも すごいなあ とか 大人は
考えてしまうけど

僕は アニメで商品化されてしまう前の 原作の絵本
のほうが好きで、どちらかといえば そちらを子供には
親しんで欲しいと思っている(結構難しいけど・・・)

小学生のころ、やなせたかし の講演会が郷里であって
東京からえらい先生がくるということで、僕は高学年
だったので 親に連れて行ってもらえて、まだ低学年
だった弟は家で留守番していた。

ちょうど アンパンを見ていた弟はすごく残念がっていて
(というよりは悔しがっていた)
講演の内容は、よくは覚えていないが ホワイトボードに
アンパンマンの絵を描いたり いろいろとしてくれて
笑いがよくおきて 小さな子でも全然 だいじょうぶだったん
だけど 当時でも十分 おじいちゃんがったように思うけど
あの人が アンパンマンを描いてるんだあ と思ったことを
覚えている

だから、アンパンマンをみていると、いつもその時の弟が
悔しくて 駄々をこねている そんな風景を思い出す。

アンパンの歌の歌詞をしっかりときてみると
およそ子供の番組の歌よりも もっとシビアな内容で
あったりするし、やなせたかし 自身のヒューマニズムが
よく出ていると思う。

その やなせたかしのメルヘン集が復刻されたと聞いて
手にしてみました。

本当に短い短編で、子供に読んであげるには説明が
必要になってしまう部分もあるけど、普通に僕らがたまに
空想することがあるけど その出だしで終わりにしちゃう
部分にちゃんと物語をあきらめずにつけたなら 
こんなメルヘンができあがるのかもしれないと思って
その鍛錬ってすごいなあと感じた。

人生の中には たくさんの 書き始めて途中で終わりに
してしまっているような 物語の種がたくさんあって
それは 作家でなくても 普通の人でも手にしていて
それに 水をどうやって 育てるか
もちろん 育てる必要などは どこにもないのだけど

なんとなく 子供に 寝る前の読め聞かせをしながら
何か、物語のひとつでも こしらえることができたなら
いいのにいと思いました

そんな気持にさせてくれたことこそが、
やなせメルヘンのパワーのように思います。

やなせたかしの作品には、たくさんの“心の栄養” が
詰まっている

そのことをあらためて実感しました



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