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2009年7月27日 (月)

小山登美夫の何もしないプロデュース術(小山登美夫著)

ギャラリストの小山登美夫さんの新著を読んで
なるほどお・・・と 考えさせられることばかりです。

小山登美夫の何もしないプロデュース術
小山登美夫


アートと向き合うことはとても人と向き合うことでもあるのか
人間への審美眼、すごいです。
また、アーティストから見た小山登美夫像も面白い。
ギャラリスト・アーティスト双方から語られているところが
この本のおもしろさです。

以下、本書からのピックアップ。


新人アーティストを見るポイント
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①制作を続けていくモチベーションを確実に持っているか
②既存の枠組みを超えようという意志が感じられるか
③時代と自分に真摯に向き合っているか
④「外」へとつながる要素が作品にあらわれているか

アーティストに会った際の確認点
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①外側の情報などに影響されずに、しっかりと自分の足で立っているか
②どんなテーマを表現したいのか、本人にそれがはっきりと見えているか
③なぜそのテーマが自分の中から出ているのか、それは必然的なものか
④そのテーマが、今後自分の中で豊かに膨らんでいく可能性があるか
⑤作品を持続的に制作していける意志と環境が整っているか

→10年付き合えるか
 「生活感覚」を持ち、その経験を作品制作にインプットできているか


【まとね】何かをしないこと
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・アーティストを受け入れるに当たり、国籍・性別・年齢などを問題にしない
・アート制作に関わるが、どんなアートを制作してほしいという指示はしない
・アーティストに、何をいくつ制作してくれといった注文はしない
・いつまでに、どれくらいのアートを制作するのかといった計画は立てない
・小山登美夫ギャラリーという「器」を無色透明にし、色はつけない
・制作されたアートはすべて受け入れ、「ダメ出し」はしない
・アート制作を依頼するにあたり、経営上の収支計画にとらわれない
・アーティストの悩みや相談には乗るが、作品の「主題」は提示しない
・お客さんの顔色をうかがうような仕事はしない
・時には、作品を売らない


とても おすすめです。

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