« 視野の狭さを痛感 | トップページ | 訃報から »

2008年8月25日 (月)

文明の危機ということ

2006年に亡くなった思想家ジェイン・ジェイコブズは
その遺作である「壊れゆくアメリカ」のなかで、

現文明の危機にさらされている部分として
次の5つの柱をあげている。

・コミュニティと家族
・高等教育
・科学および科学にもとづくテクノロジーの
 効果的な実践
・税と政府の力
・知的プロフェッショナル(法学・医学・神学)による
 自己規制

本書の中で、僕はある文明が崩壊しても
次の文明が出現すればいいのかなあ・・・と
人は文明の住人であり、だからと言って
住まいがなくなるわけではないと考えた
のだけど、

これまでの歴史の中で、いくつもの文明が
生まれては消えていった史実が克明に
記されていて、新旧の文明のはざまに
生きることの過酷さのようなものを想像し
おびえもしました。

そうなると、いま享受している文明の
寿命をいかに延ばすのかということが
命題となるわけですが、

本書の中で、彼女はその文明の根源、
「文明の本質と成功に責任のある
基本的価値を掴んで離さない」ことと
述べています。

また、ここでヒントになるメッセージとして

「すべての文明は現在も過去も、
そのコミュニティで見いだせる自然の
豊富さに大きく依存しているのである。
様々な人々が様々な方法で文明に
調和し文明に貢献しているのである」

と教えてくれてもいます。

何を選択し、手にしていくべきか
その判断は私たちの手に委ねられている。
自分の手のひらをみつめながら
そんなことを思いました。

« 視野の狭さを痛感 | トップページ | 訃報から »

★★★―大切にしていきたい本」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 視野の狭さを痛感 | トップページ | 訃報から »

最近のトラックバック

2014年8月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ
フォト

いつか読む本