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2008年4月15日 (火)

市民による自治 ~ある注意書から~

先日、ある町の公共施設に足を運びました。

そこは中核都市の駅前で、その建物の中には、デパート
から専門店、図書館などが入った複合施設で、そんな環
境にも関わらず、いやそれ故にか、市民活動を行う市民
のために広々としたスペースが用意されていて、自由に
市民の方が市民団体の打合せなどに利用できるように
なっています。

もちろん、そのようなスペースですので、図書館の利用
者や学生さんが本を広げている光景もあるのですが、
そこにおかれた注意文にびっくりしました。

「勉強するためにここへきた学生諸君へ」と書かれた
文章には、こんなことが書いてあるのです。

-----------------------------------------------------
非営利で公的な、市民の自発的な活動のためなら、だれで
も、どのテーブルでも自由に利用できる場所です。

テーブルがあいている限り、学生諸君を追い出しだりは
しませんが、ときどきまわりを見わたしてください。
この場所を本来の目的で利用しようとする人が訪れたら
(中略)、公共の場を利用するマナーに配慮してください。

そして、しっかりと勉強して社会や地域に関心をもち、
あなたたちもこの場所を本来の目的で使用する市民として
訪れる日を待っています。
-----------------------------------------------------

含蓄のある内容です。市民とはこういうものかと、学ばせて
もらったように感じました。

この注意文を眺めながら「市民による自治」という言葉が
湧き出ました。

そして、この文章は、注意ではなく、この街に住む大人たち
の静かな宣言であると思いました。

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