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2008年3月23日 (日)

息子に教えられたこと

読んだ本のことは忘れる。
書いたことも忘れる。

ブログをこうして続けてみると
そんな法則があるのかなあと
ふと思います(笑)

さて、先日、家内の用事にあわせて
会社を休んで子供の面倒をみよう!と
頑張ってみたのですが

その日の朝、たまたま会社のメールを
チェックしてしまったバカリに
大トラブルが2件も発生していることが
判明し。。。

ひとつはマスコミに出れば・・・みたいに
ヤバク

もう一方は、世界組織を的にまわし
どうごまかすか・・・ みたいな感じで

いろいろと連絡をとるなど
しかたなく、すねてボールペンで絵を
描きはじめた息子を尻目に

電話したりメールしたりと
バタバタしてしまいました。
気分としては、すぐにでも子供を連れてでも
会社に行きたいくらいなのですが、
それはできません。

「こんな感じで仕事してるんだよ~」
などと説明しながら、とにかくの応急処置が
終わったころにはお昼を過ぎてしまいました。

休む時は、休まないといけないなあ~と
本当に思いました。

さて、そんな状況のなか、
子供に東京タワーに連れていってあげる
という約束をしていましたので、

ファミレス経由、バスで東京タワーという
進路をとるべく出発しました。

ただ移動中も、携帯や携帯のメールを使って
連絡などをしていたのですが、
使い慣れない携帯のメールでは、どうも
コミュニケーションがとれず、
自分の意図が伝わらなかったり、
逆になるほど・・・と思い知らされてみたり
見えないものが見えて、
これはこれでいいことなのだなどと
思いながらおりました。

一方で、目の前には、言葉すべてを
理解してくれるはずのない入園前の息子
がいるわけで、

1時間に2本あるかないかの路線バスの
発車時刻5分前に トイレに駆け込んだり
(これま間に合いましたが・・・)、

いろんなダダをこねられたりして(笑)

こんな日になぜ東京タワーというくらいに
曇りきった日ではあったのですが、

自分の声はどこに通じるのやらと
曇天を仰ぐことしきりでした。

さらに、街に目をやると
スーツ姿のサラリーマンが
たくさんいますし、

また、途中、そのトラブルの先である
取引先の前を通ってみたりもして・・・

普段なら自分もそちら側なのですが
その光景をみると、いろんな雑感が
わいてきます。

きっと世の中は、ワークライフバランス
とか、父親の育児参加というけど、
普段、働いている曜日に
子供と一緒に時間を過ごすのも
結構大変だなあと思いました。

それは、トラブルであり
いろんなコミュニケーションが
上手にとれていない状況もあった
のですが・・・。

社会の動きに対して、子育てが
別の次元のタイムカプセルの中に
あるように感じて、
おそらくそれを託児サービスなどの
利用で金銭的に対処する方法も
あることはあるのですが、
小さな抵抗もしてみたいとも思います。

さて、そんな中でも捨てたものでは
ないと感じたのは、

お昼によったファミレスで、
ランチの時間は使っていないであろう
客席を、電車がよく見えるからと
使わせてくれたり

(これには本当に感謝しました。)

東京タワーで、係りの人が
すごく丁寧にデジカメのシャッターを
押してくれたり、、、

トラブルや周囲との信頼という
意味ではズタボロな中でも
別の良いものを感じられたことは
とても嬉しかったです。

そしてそれを媒介するかのように
子供がいるのです。
そう思うと、子育てそのものが
何か人間の営みを整えてくれる
一つの役割としても機能する
ことがあるのではないかと感じ
ました。

帰り、自宅近くの駅を降りた時、

いつもの近道が暗いからか
明るい商店街を歩いて帰ると
息子が言い張りながら、
もうこの時間では扉が閉まっている
神社に急に行くとまた言い張りました。

途中のお店にでも行きたいのかと
勘ぐりましたが、そうでもなく
鳥居まで歩いて やはり怖かった
ようでそれ以上は進みません
でしたが、

ライトで照らされたその社の姿をみて

自分が普段の生活から、知らず知らずに
いや薄々気づきながらも、

自分の中に、けがれが生じていることを
覚りました。

そして、それをそぎ落とすのは、
子供喜ぶ、レストランでも、東京タワー
でもなく、

この近所の神社であり、
一番必要なものでした。

息子に教えられたと思いました。

いつかこの日の出来事を、
途中でとった写真でもみながら
彼と話す時がくるのでしょうか。

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