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2008年3月26日 (水)

脳と仮想世界

脳の活性化などの話題はとても盛り上がり、一方で
仮想世界についても注目されている昨今ですが、

たとえば、同じ次元で子供の発達とそうした
ツールとの関わりについてあまり意識をしていない
なあ。。。と

雨の日の週末。子供から京浜東北線を見るんだと
せがまれ、ネット上の動画を見せたりしながら、
便利だけどこれでいいのかなあ・・・と思っていた
ところ

戸塚滝登氏の「子どもの脳と仮想世界」という
タイトルの本を見つけたので、読んでみました。

この本では、わかりやすく脳科学者たちの実験や
その結果が書かれていて、その主張にうなずく
ことができます。

何よりも教諭を続けてこられた氏の子供に対する
愛情が感じられて、科学的な検証と実際の
子供とのふれあいの中から導かれた結論には
一定の評価ができると感じました。

その結論とは「4つの法則」にまとめられており、
その中のひとつに、脳が完成するまでの間、
およそ思春期の始まり時期まで、は直接体験
と本物体験を最優先した子育てをしてあげること
といったことがあげられています。

簡単そうで、実に難しいです。
でも、子供を囲む大人たちが共に問題を共有
してみると、色々な解法が得られるのでは
ないでしょうか。

消費の主役が、モノから情報へと移行し、
情報の価値を、1人ひとりのヒトが値踏みする
時代です。

その際の指標として、仮想性も重要な要素
であると考えますが、我々自身がその情報の
本質に対して惑わされないようにしないと
誤った情報の摂取の仕方を子供にさせて
しまう危険性が潜んでいると感じました。

さて、20年近く前ですが、田舎の中学生だった
私にコンピュータを教えてくれた恩師がいました。

ちょうどこの本の著者である戸塚氏と同じように
長年、教育現場で、コンピュータ教育に携わって
いらっしゃいました。

もし、先生が御存命であれば、この本をきっかけに
どんなお話ができたかと思います。

少なからずその恩師の影響を受けて、今の勤め先に
影響を及ぼしているようにも思いますので、
この分野で、私が何かできることがあれば貢献して
いきたいなと思いました。

 (といっても私はただのサラリーマンですが・・・)

こうして書くことで、何かきっかけが与えられるかも
しれませんし、

少なくとも、子育てをされている方に、
便利そうなネットの世界にも、ネットの利用についての
モラルを問う前にこんな問題もあるのだなと、知って
もらえれば嬉しいです。

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コメント

拙著を読んでくださって、心からありがとうございました。星を3つ頂けるなんて光栄です(「やったねっ!」と大喜びしております(^v^)
小生、この4月から東京学芸大で講師を始めます。
講義の中で小中学校の教師になる学生さんたちに、このブログの文章を教えてやりたい気持ちでいっぱいです。名文だと思うのです。「みんな、課題図書のレポートだけど、こんなふうに書いて見てほしいんだよ」と紹介してやりたいです。

2008年3月29日 戸塚滝登

著者の方にご覧いただけて光栄です。
またお褒めいただき恐縮です。
自分ではぜんぜんと思っております
ので嬉しいです。

記事は、著作権の問題もあり、
中途半端ではありますが、感想を
書かせていただきました。

小生の記事でしたら、教育に関する
利用でしたら差し支えありませんし、
誰かの何かしらのお役に立てればと
このブログを続けておりますので、
ご活用ください。

また、小生でお役に立てることが
ございましたらお申し付けください。

本当にありがとうございました。

wataru

戸塚様

日を改めて御礼のメールをお送り
させていただきます。

取り急ぎ 御礼まで。

wataru

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