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2008年3月 5日 (水)

宮脇檀 旅の手帖

建築家 宮脇檀が旅行の際に書き留めた
スケッチが収められている

「宮脇壇 旅の手帖」(宮脇彩、彰国社刊)


僕は結構、宮脇檀の文体が好きで、
また、まっとうなことを言っていると
感じることが多かったので、
そのスケッチの本というのは嬉しかったです。

そこで初めて、氏が旅先のホテルの部屋などを
巻尺をつかって実際に計測し、見取図などを
書いていたことを知りました。

(スケッチには部屋の見取図だけではなく、
 美しい風景や建築物、人物など描かれています)

職業的な興味は当然でしょうが、ここまですると
だいぶ滞在先の記憶は定着するであろうと思いま
した。そして何よりも、氏なりのその国の懐に入
る儀式のようなものではなかったかと感じました。

大の大人が、夜な夜な部屋のあちこちを計ってい
る風景も笑えはするのですが、とても、親しみの
あふれる光景に思えました。

いつか、うちの奥さんと旅行することがあったら
巻尺を持参してみようかと思います。

その前に、そんな旅のスケッチに値する宿を予約
できるのかと問われそうでもありますが(笑)


いい言葉をピックアップ
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つくり手の手を感じ取る一番早い方法は自分が実測
してみることである。目で見ていただけでは分からな
かった形の意味や、寸法の秘密が次第次第に解け
ていく快感は実測者だけが知っていること。

「手の跡を読む」(新建築 1989年1月号)


旅について・・・

まず目標を設定すること。目標を設定していさえすれば、
必ず何かは収穫はある。逆に、何の意識もなければ
何も見えない。テーマを持って出かけるのとそうでない
のとでは、収穫が10倍は違うのだ。

「建築家の眼」(世界文化社 1988年)


ある建物が感動的であるとしたら、なぜだろうか
(感じてみた上で)考えてみる。分析してみる。
裏にある哲学を理解する。そしていま、自分のして
いる方法がその線上にあるかどうか比較してみて
乗っていればその線上でどこまで近づけられるか
を具体的に考える。

「日曜日の住居学」(講談社 1995年)

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