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2008年1月14日 (月)

上野千鶴子著「おひとりさまの老後」

上野千鶴子氏の「おひとりさまの老後」を読んだ。

要は “おひとりさま”状態は恐れるものではない
ということである。

確かに、おひとりさま、またその予備軍は多いし
それが悪いことでもない。結婚していても、子供
がいても、結局はひとりということもあるし、
赤信号をみんなでわたればくらいの割り切りは
ぜんぜんかまわないものと思う。

ただ、その中で、コミュニケーションの視点から
考えると、人間に家庭的または家族的と社会的
の2つのコミュニケーションがあるとすると、
家庭を持つ人とおひとりさまでは、外部に放出し
また求めていくコミュニケーションのあり方が
異なるのではないでしょうか。

それゆえ、その違いを意識しないと、あらぬ誤解
を招いたり、理解されないという状況が生まれる
のではないかと思うのです。

それはさておき、本書の中で2点になるほどと
思った。

→介護される側にもノウハウがいる
→孤独死でなにが悪い

それぞれの関連情報

■介護される側の心得10カ条
①自分のココロとカラダの感覚に忠実かつ敏感になる
②自分にできること、できないことの境界をわきまえる
③不必要ながまんや遠慮はしない
④なにがキモチよくて、なにがキモチ悪いかをはっきりことばでつたえる
⑤相手が受けいれやすい言い方を選ぶ
⑥喜びを表現し、相手をほめる
⑦なれなれしいことばづかいや、子ども扱いを拒否す
⑧介護してくれる相手に、過剰な期待や依存をしない
⑨報酬は正規の料金で決済し、チップやモノをあげない
⑩ユーモアと感謝を忘れない 


■監察医が語る理想の死(監察医の小島原氏の講演録)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kansatsu/kouza/files/13-kojimahara.pdf

<上記講演録にあった高齢者へのアドバイス>

1.生を受けた者は死を待っている人。
  よって独居者は急変の際早期発見されるよう万策尽くすべし。
2.皆に看取られる死が最上とは限らない。
  死は所詮ひとりで成し遂げるものである。
3.孤独を恐れるなかれ。たくさんの経験を重ねてきた老人は
  大なり小なり個性的である。自分のために生きると決意
  したら世の目は気にするな。
4.巷にあふれる「孤独死」にいわれなき恐怖を感じるなかれ。
  実際の死は苦しくないし、孤独も感じない。
5.健康法などを頼るな。

■おひとりさまの死に方5カ条
①死後すぐ発見されるように、まめにコンタクトをとれる
 人間関係を作っておくこと
②遺したら困るようなものは早めに処分しておくこと
③遺体・遺骨の処理については、身近な人に希望を伝えて
 おくこと
④葬式をどうするかも希望を伝えておくこと
⑤後始末をしてもらうために必要な費用を残しておくこと

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