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2006年12月 3日 (日)

ノーベル賞の意味

この国がいろいろな意味で「普通の国」になろうとしていると思う。「美しい」などとはほど遠いくらいに。でも、そうであれば、政治家についても、知識人にしても、また市民ひとりひとりにとっても、もう少し意識を高めていく必要があるのではないだろうか。自分にとって都合の良い指標だけを世界といい、もう一方の世界を認識せずに、その一方だけの世界にあわせようとするのは、どうも危険なように思う。そのバランスを欠いた「特殊な国」が普通になろうとすることが、どうも危うい。経済の潮流だけではなくて、知の潮流をも見据えて、より良い選択を手にしていければと思います。その意味で、世界標準で評価の定まった作家の著作を読んでみるのもいいと思います。

朝日新聞に連載された大江健三郎のエッセイを中心にまとめられていますが、政治的にというよりは、「生きる」ことについて示唆に富むことが多くあると思いますし、認めざるえないものが、多くあるのだと思います。少年時代の出来事や、渡辺一夫との出会い、ご子息のことなど、影響を受け続ける人間であることと、その中で思想を形成する過程が、行間を通じて感じられることは、何か自分に栄養をもらっているような、そんな気分になりました。

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コメント

視点が高いですね。
国政を目指すべきですよ(笑)

ご紹介いただいた作庭家・重森三玲展
行ってきました。
いいですね。庭が欲しくなりました(笑)

コメントありがとうございます。
汐留いかれたんですね~光栄です。
ちょうどイルミネーションとかも
ご覧いただけたでしょうか。

会場が狭く、ちょっとものたりないかもしれませんが
何かが欲しくなるだけの栄養はありますよね。

僕も実は、家はあきらめて
小さな土地でもあれば茶室(小さな小屋)でも
欲しいな~と 観た後、思いました 笑

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