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2006年6月28日 (水)

能を観てみたいのだけど

能を観てみたいのだけど、なかなか能楽堂に行くこともできず、とりあえず1冊の本を読んでみました。

梅若六郎の新作能に関する活動を中心に構成されていた本だったのですが、新作能を通じて、能の名人や小説家、演出家、衣装デザイナー、照明の方などが、それぞれインタビューに応えられている記事がとても参考になりました。

多くの方が、能は「引き算」と話をされています。ある照明の方は、能の照明はシンプルなものが一番。赤や黄色と使うよりも心象を一番ダイレクトに伝えることができる。といった内容をお話しされていました。小説家の一人は、作品のすべてを舞台にするのではなく、その一場面の人物の心の動きだけで、ひとつの舞台を作ってしまうのが能だった。といった感想を述べられていました。また、ある名人は、古典・新作といったこだわりではなく、ただ素晴らしい舞台を作るために新作能にも取り組んでいるだけとお話しされていました。

たぶん、この本の後に読んだ、同じく初心者向けの演目の詳細が丁寧に解説されている本よりも、本質をやさしく手ほどきしてくれたように思います。とても参考になりました。たぶん、このテイストなら、同シリーズの本もおすすめと思います。

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