2012年5月27日 (日)

読書について ~ それでも、読書をやめない理由 から ~

デヴィッド・L・ユーリン著

そでも、読書をやめない理由

デヴィッド・L・ユーリンは、ロサンゼルス・タイムスの文芸批評・担当記者。

ブログやソーシャルメディア、電子書籍の増大から離れがちになる
読書について、その意味を語りかけてくれている本だ。

これを読んで、1冊がもたらしてくれる贅沢。そこには常に自分があり、
自分を通じてしか味わえない幸福がある。それが読書なのかもしれないと
思いました。

以下、気になる部分を抜粋。

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わたしたちが世の中と隔絶することは決してないし、接触せずに
いることも決してない。にもかかわらず、読書とはその性質上、
ここではない場所へ移動するための、今という状態から離れ、
異なる人生の網目の中へ入りこんでいくための戦略的行為なのだ。

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何かと注意が散漫になりがちなこの世界において、読書はひとつの
抵抗行為なのだ。そしてわたしたちが物事に向き合わないことを
何より望んでいるこの社会において、読書とは没頭することなのだ。
読書はもっと深いレベルでわたしたちを結びつける。

それは早く終わらせるものではなく、時間をかけるものだ。それこそが
読書の美しさであり、難しさでもある。

なぜなら一瞬のうちに情報が手に入るこの文化の中で、読書するには
自分のペースで進むことが求められるからだ。

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世界からほんの少し離れ、その騒音や混乱から一歩退いてみることに
よって、わたしたちは世界そのものを取りもどし、他者の精神に
映る自分の姿を発見する。そのときわたしたちは、より広い対話に
加わっている。その対話によって自分自身を超越し、より大きな
自分を得るのだ。

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読書はひとつの瞑想的行為となる。そこには瞑想に伴う困難と恩寵の
すべてが含まれている。

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2012年5月20日 (日)

ビジネス・インサイト 石井淳蔵著

流通科学大学の学長をされている石井淳蔵さんの

ビジネス・インサイト(岩波新書) を読む。

冒頭に、松下幸之助と本田宗一郎と中内功の共通点がされていて
実業をこなしながら学校に通ったことがあげられていた。

今の時代であれば珍しいことでもないけれど、大きな創業を成し遂げた
3人が、それぞれ学びの場をもっていたことに驚いたし、
学ぶことの価値をもっと研ぎ澄ませていかなくてはいけない
そんなことも思った

ビジネスプランの前提となる気づきがどのように想起されるか
といった課題を追及していくビジネス・インサイトの話も、

また、ビジネススクールでのケーススタディを行うことの役割。
マイケル・ポーターのFiveForces がケースを分析する際に
適切だといった指摘

学びの内容も学ぶ姿勢についても、バランスよく記されていて、
とくに、社会人になってからビジネススクールに学ぶ人にとっては
一読の価値があるように思った

ビジネスすることの本質的な意味を忘れがちになってしまうけど
社会にしっかりと貢献できるビジネスを切り拓いていけるように
がんばっていきたい

そして、このブログをご覧の方々からも、多くを学ばせて
もらえればと思ってる

2012年5月13日 (日)

【読書】サイモン・シネックの WHYからはじめよう! なるほど

忙しくて 読めていなかった本

インスパイア型リーダーはここが違う!
WHYから始めよ!
サイモン・シネック著

ぱらぱらっとめくって 

ライト兄弟やマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの物語が
書かれていて それにひかれて 読み進めました

事業において以下の順番で進んでいくことが、継続的な発展を
なしていく上で欠かせないととかれていてなるほどと思いました。

①why :自分がしていることの理由。大義や理念。
②How :自分がしていることの手法。
③what :自分がしていること。担当業務など。

ちなみに、本書の内容は サイモン・シネックを検索して出てきた
ページでビデオがみれて 読むまでもなかったのですが ご参考ください。

http://www.ted.com/talks/lang/ja/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action.html

最後に言葉をご紹介
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私たちはつねにだれかと競争している。ほかのだれかの上に立とうとする。
(中略)そうやって、つねに他人と自分を比べる。すると、だれも私たちを
助けたいとは思わなくなる。だが、日々、自分自身をよりよくするために
出社したらどうなるだろう?先週より今週のほうがよりよい仕事をすることを
目標にしたら?(中略)組織をよりよい状態にすることだけを目標にしたら?

組織はすべてWHYで始まるが、何年たってもWHYを明確にしているのは
傑出した組織だけだ。WHYを忘れた組織は、自分自身に勝とうとするのでは
なく、だれかに勝とうと日々にレースに参戦する。そして走り続ける人間の
目的は、メダルの獲得―つまり、だれかを打ち負かすことだけになる・・・。
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2012年5月 9日 (水)

グローバル人事戦略・・・一番遠い存在な自分なのに 汗

日本企業のグローバル人事戦略
山西均著

自分はぜんぜん グローバルな生き方をしていないのですが
手に取ってみました

時代の流れに焦るのも手ですが、とりあえず、企業の現場で
人事担当者がどのように考えているか、また学問的にどのように
認識されているか ということを知るのも いいのかな・・・と
思います。

この本からは、対比としての日本国内型の企業の姿や
従来の一般的な企業の報酬モデルなどがわかって面白かった
です。

また、雇用が安定している日本の企業の場合に、想定される
生涯賃金分を管理費ではなくて、負債として計上してく
提案などもありました。

2012年5月 6日 (日)

東日本大震災と宮沢賢治、山折哲雄氏のインタビューを読んで

震災後のことば 8・15からのまなざし 日本経済新聞社刊

この本は、東日本大震災と終戦の対比を以下の言論をリード
する文化人にインタビューしたものです

吉本隆明、中村稔、竹西寛子、野坂昭如、山折哲雄、桶谷英昭、吉井由吉

この中で、僕は山折哲雄氏の宮沢賢治に対する言及が印象に残りました。
いくつかその記述を紹介します。

賢治の書いた『グスコーブドリの伝記』が問いかけるもの・・・という
なかで、

この物語は、ある科学者が冷害から村を救うため火山を爆発させる。
そのために自ら犠牲になるという物語なのですが、この紹介から以下が
語られています。

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賢治は、幸福な社会を実現するには、どこかで誰かが犠牲にならなければ
現実の力にはならない、という認識をもっていたと思いますね。

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原子力エネルギーによって、(中略)そこで発生するリスクをどおするか。
賢治的な発想に立てば、だれかが犠牲になって食いとめるということに
なるんです。

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近代というのは、何かの専門家になることによって、社会的に評価されたり、
認められたりするわけです。(中略)賢治のようにいろいろなものになろう
とした、人間の可能性に挑戦した人間を、少なくとも専門家として評価
する人は当時いなかったと思うんです。(中略)科学者なのか、作家なのか、
宗教家だったのか、どうも分裂しているわけです。(中略)今まさに我々の
社会というのは、単なる専門家であっていいのかという問いが、いろいろな
方面から突きつけられている。専門家とは何なのか、今回の原発の問題でも、
まさにそれが問われているのではありませんか。

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この本を読んで、山折氏が花巻出身だったり、宮沢賢治について話されている
文章を読んだりしていたことは知っていたのですが、震災と結びつける
着想はさすがと思いました。

また、宮沢賢治の生き方そのものを客観的に評価されていて、これは自分と
重ねることもできないのですが、彼が生きていた年齢と自分の年齢が近く
なってきたことを気づき、怖くもなりました。

私自身は、まだまだ何も生み出せずにもがいているのですが、でもこうした
記述をみつけられたのは読書故であり、読書の役割でもあるので、
こうした気づきを得られたことを糧に、めげずに向き合っていこうと思いました。

『グスコーブドリの伝記』も手元においておきたい一冊になりました。

HBS、卒業生の起業物語から・・・

ハーバードビジネススクールが
教えてくれたこと、教えてくれなかったこと

起業した卒業生3人の10年間

ビル・マーフィー・ジュニア著

ハーバード流とか、どうしてもハーバードばやりですが、なかなか実際に
学ぶのは大変だと思うし、でも卒業生の方が日本でも活躍されていて
すごいなと思います

一方で、自分は・・・という問いかけから本書を手にしました。

わかったことは、HBSに学ぶ皆さんが十分に準備をして
チャレンジしていて、かつ、十分に学んだからこそ起業以外の道を
選択されてもいるということです

そうした現実を前に、普通の人はどうしたらいいのか
場当たり的でもあるのだけど
いましているチャレンジを真剣に取り組めたらと思ってます

さて、この本のエッセンスですが、次のルールはとても示唆に富んでいて
また、終わりの言葉も印象的でした。

■起業家として成功するための10のルール
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1、成功を固く決意する
  ・起業家になるということはセールスマンになること。
   自分を成功するという確信を他人に売り込む
  ・起業以外に時間や資金を要する責任はないか
  ・メンターや手本になる人はいるか
  ・機会費用を見極める
  ・これまでの実績をリストアップする
  ・自分のリスク許容度を知る

2、まず問題を見つけ、それから解決策を考える

3、大きく考える、新しく考える、もう一度考える

4、一人ではできない
  ・不要なネットワーク作りで時間を無駄にしない

5、一人でやらなくてはならない
  ・健全な自信を育てる
   →起業家の仲間をつくる、自分の業績を振り返る、偉大な起業家の伝記を読む

6、リスクを管理する

7、リーダーシップを学ぶ
  ・リーダーとしての自己評価軸
   →コミュニケーションをとるのが上手か
    ビジョンは明確か
    エゴを捨てられるか
    本当にやりたいことは何か

8、売り込み方を学ぶ

9、粘って、辛抱して、勝つ
  ・幸運を引き寄せる方法
   →自分の行動の記録を取る、ビジネスを学ぶ、豊かな情報源にあたる
    行き詰まったら次に進む

10、一生続ける

■覚えておきたい言葉
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成功する起業家に本気でなりたいなら、人生のかなりの部分を費やす
必要があると覚悟しておこう。ほとんどの人は試す勇気のない生き方を
あなたは選んだのだ。それを試すだけでもあなたは成長し、他のみんなとは
違う人間になれる。言い換えれば、もう会社で大勢の同僚と机を並べていた
時代に戻ることはできない。成功した創業者がみな知っているように、
起業のゲームは一生続くのだ。

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2012年5月 2日 (水)

コーチングについてのメモ

日経文庫の

はじめてのコーチング 市瀬博基著

ここから 僕むけにエッセンスを・・・
コーチングをするような立場になるわけではないですが
何事も勉強ということで

※リンクは参考になりそうなサイト

■リーダーシップのPM理論

http://leadershipinsight.jp/dictionary/words/pm_theory_of_leadership.html

■指示・命令から質問・提案へ

■コミュニケーションの影響度
 非言語(ボディランゲージ55%、口調・呼吸のペース38%)
 言語(話の内容7%)

■GROWモデル
 Goal:目標を設定する
 Reality:現状を明確化する
 Option:行動計画を検討する
 Will:意欲を高める

■傾聴
 第1ステップ:自分の声を聴くこと
 第2ステップ:相手のことばの向こう側に身をおくこと(環境・感情・行動)

■目標を評価する指標:SMART
 Specific:具体的
 Measurable:計測可能
 Achievable:達成可能
 Realistic:現実的
 Time-framed:時間枠

■SCAMPER発想法
 Substitute:代用する
 Combine:組み合わせる
 Adapt:適応させる
 Modify/Magnify:修正する。拡大する。
 Put to Other Use:他で使う
 Eliminate:取り除く
 Rearrange/Reverse:並べ替える。逆にする。

日本の クール には 痛快さが足りないのではないか・・・

日本の クール には 痛快さが足りないのではないか

そんなことを フォーチュン誌記者の アダム・ランスキーが書いた

インサイド アップル (早川書房)

から 思った。

本の内容をいちいち書かないけど、読み手にとっては痛快であり
限られた誌面の中で、登場人物それぞれの個性や関係が明確に位置づけ
られていて、読み手を飽きさせない。

もちろん、それは アップルであり、ジョブスなのだから
当然、その周囲も 面白いのだ

面白い会社の渦中にわが身を置くと実際は大変だろうし
さてとも思うが、痛みもかゆみも、面白みもない会社というのも
どうだろう

人はわがままであり、そのわがままな気分が愉しみを探求の
原動力となる

迷った時に、この一冊はなかなかよい相棒になってくれるように
思った

教訓めいた何か条などはないが、数々の物語の中に記された
対極にある個性たちの行動とジョブスの選択と決断の対比を考察
することで、より勝者に近づくことができるからだ。

その意味では、どのような勝ち方を自らが欲しているか
その選択をも課しているかもしれない。

2012年4月29日 (日)

巻末の付録が一番よい内容の本・・・

7つの習慣 や フランクリン・コヴィーの手帳 というと
好き嫌いが別れたり、信奉者もいれば、そうでない人もいたりとしますよね。

僕自身、手帳を使ってみたり、使わなくなったり
最近は スマホのほうが便利で、あまり手帳自体を使いませんが・・・

この手帳ビジネスのマーケティング戦略としてすごいなと
思えるのは、時代や社会の変化にあわせて新しいコンセプトを提供していて
ソーシャルメディア時代の時間管理 というテーマで本が出されていました。

この本の巻末の付録に、いいなと思える人生への問いかけがありました。
道に迷ったり、何か決断が必要なときには読み返したくなりそうなので
この部分だけスキャニングしておこうと思いました。

芸術をめぐる言葉 から 

谷川渥(あつし)さんの 「芸術をめぐる言葉」には

古今東西の 芸術について語られた一文と その解説が書かれています。

美術史を旅できる とてもありがたい一冊です。

僕が いいな~とおもったのは

フランスの詩人、ステファーヌ・マラルメの詩集にあった一文、

「わが船の帆の素白(ましろ)なる悩み」

なんとなく表現が気に入って、悩むことすらも風格が出てくるというか
必ず解は見いだせる、そのようなことを思いました

よく自分の周りをみてみると 真っ白なものはあまりなくて
何かしら印刷されたり、加工されたり、手が加わったものが多く
そうそう 真っ白なものなどないし

一方、自らの中には、常にその空白があって そこには自由があり、
かつ創造していくことが許されている

悩みはそこに生まれもしますが、肯定できるのではないか
そのように思いました。

出典となる 詩 そのものを読んでいないので、
解釈が飛躍しすぎているかもしれませんが、一度、詩集も
探してみるつもりです。

イノベーション

イノベーションという言葉ほど 美しくて あいまいで わかりにくい
言葉はないかもしれない

一方、世の中にはたくさんの イノベーションの結果があふれていて

自分がその役割を担うにはどうしたらいいのか・・・と考えることは
多くの人にとって 経験のあることではないでしょうか。

さて、ダイヤモンド社から出ている

イノベーション5つの原則

この本も イノベーションの実際の難しさに比例してか、読むのが
くたびれる本ではあったのですが

それでも役立つ記載が豊富にあって、面白かったです。

ここで語られている 5原則は

1)真の顧客ニーズ
 自分がおもしろいと感じることだけでなく、顧客と市場にとって
 重要なニーズに取り組む

2)価値創出
 価値創出のツールを活用して、顧客価値を迅速に生み出す

 ●NABC
  Need:重要な顧客と市場のニーズはどんなものか?
  Approach:そのニーズに応えるための独自のアプローチとは?
  Benefits per costs:そのアプローチの費用対効果はどうなのか?
  Competition:競合や代替品と比較して、どのくらい優れているか?

 ●ウォータリング・ホール

3)イノベーションをリードするチャンピオン

4)イノベーション・チームの構築

5)組織の方向づけ

ちなみに、ネットで検索したところ、詳しく内容を書かれているサイトが
あったので こちらをご紹介

http://d.hatena.ne.jp/himazublog/20080107/1199657612

ちょっと手抜きですが・・・

2012年4月26日 (木)

社内起業の性格から企業人材の価値を評価できるのではないでしょうか?

服部篤子さんの

未来をつくる企業内イノベーターたち
企業の中から社会を変えるソーシャル・イントラプレナーの仕事術

企業のなかで少し飛び跳ねて、チャレンジして新しい社会的な事業を
行っていった事例が掲載されています。

その中でも、BIGLOBEがやられている市民農園の事業は
面白いと思いました。

立案された方が、ドラッカー・スクールの出身ときくと違和感も
ないのですが、こうした取り組みが許容できる企業の人材は
良い意味で豊富なのではないかと思いました。

2012年4月18日 (水)

蟲文庫のこと ~古本屋さん大好き~

いいな~と思う生き方 個人的に思う人生
なぜか 西日本に多いように思います

社会資本と生活コスト、文化的な土壌、そうした豊かさが育む要素が
いくつもあって 人を包み込んでくれるような

他人の芝生かもしれませんが・・・

さて、倉敷の古本屋さん「蟲文庫」の 田中美穂さんの

「わたしの小さな古本屋」を読みました。

夜、疲れているときは気分がさつばつとして文字を追うことすら
できなかったのですが、朝の電車の中ではすらすら読めて

まだ、自分にも人間が残っている・・・そう感じさせてくれる
一冊でした。

それは、田中さんの文体の中に、やさしさと強さが備わっていて
素直に書きつづられているからで、読み手にだってそれを
受け止めるには 心が落ち着いていたほうが読みやすいと
思ったのです。

僕自身、古本屋さんは好きだし、いつか ○○文庫と
名前のつくものをやってみたいと思うので、この「文庫」という
言葉に何かを感じる人とそうでない人がいるとすれば

私は前者であり、それがまた、この本へと引きずり込まれる理由
であり、そうした自分を客観的にみて いまは正常値だと
おもったりしていました。

私自身、著者の田中さんに会ったこともなければ
どんな方だろう・・・とも知らないのですが、いつか機会があったら
お目にかかってみたい そう思いました。


蟲文庫
http://homepage3.nifty.com/mushi-b/

手帳に記された MBA

帰りの電車の中で、一橋ビジネスレビューのビジネス・ケースの
写しを読んでいたのですが

隣に座った 年配のビジネスマンの方が手帳を開いていて
その手帳の後ろのほうのページに

MBA(Master of Business Administration) と

鉛筆書きされているものが目に入りました。

まさしく、そんな雰囲気な若造が隣に座って、ごそごそやっている
それを受けてのことかわかりませんが、以前にかかれたであろう
メモをその人はご覧になられていました。

あの・・・と声をかけるのもなんですし、どんな興味がと
聞くのも野暮で

でもいろいろと考えました。

夢を手帳に書くではありませんが、その人にとっても大切な
キーワドの一つではあったろうと思います。

一方、いま自分がその門をたたいている現状が、とても幸せな、
恵まれたものであると思いました。

そして、次にどんな一歩を踏み出すにしても 今を無駄にしない
そうした決意のようなものを持ちました。

2012年4月15日 (日)

キュレーションの力

勝見明さんの

「キュレーションの力」

キュレーションに書かれた本で わりとわかりやすくて
IT関係の目新しいことよりも 既存のビジネスの中から事例を選んで
考察されています。 

■イトーヨーカドー 鈴木敏文会長

「わたしたちが 〝顧客のために″と考えているときはたいてい、
自分の過去の経験や既存の概念をもとに、〝顧客はこういうものを求めている″
〝顧客とはこういうものだ″と決めつけをしている場合が多いのです。
あるいは〝顧客のために″やっているといいながら、それは売り手の都合の
押しつけになっていたりする。わたしが社員たちに〝顧客のために″という
言葉は使うなと厳命するのは、決めつけや押しつけを排除するためです。
今の時代に本当に必要なのは、〝顧客のために″ではなく、〝顧客の立場で″
考えることです。
〝顧客のために″は自分の経験が前提になるのに対し、〝顧客の立場で″考える
ときは、自分の経験をいったん否定しなければなりません。売り手にとって
都合の悪いことでも実践しなければなりません。どちらも、顧客のことを
考えているように見えて、決定的な違いあるのです。」

■顧客を ビーイング ではなく ビカミング としてとらえる
 (野中郁次郎)

■モノからコトへの転換
 20世紀 モノを通じた一方的な価値の提供時代
 21世紀 双方向的な価値の共創時代
 →キュレーションを通じた新しいコトづくり
  コトは受け手との関係性の中で生まれる

花森安治著 一銭五厘の旗

一兵卒が満州の地で岩波文庫三冊を隠し持ち その1冊が
シャミッソー『影をなくした男』であたり

明治時代、新潟から一人上京した女性、後に、鞄職人となった
重田なをさんのお話や

働く女性のさきがけであり夭折された編集者のお話

花森安治の「1銭五厘の旗」を読んでいると
忘れてはいけない物語が たくさん詰まっているように感じる
それは生活者への優しい眼差しであり 信念なのかと思う

日常では、なかなか手に入らないものを手に入れようと
奮闘しているけれど

一方で 自分の座標をどこにおくか そうした事柄は
寄り道のように思える読書の中にあるように感じます

10年後に食える仕事 食えない仕事

10年後に食える仕事 食えない仕事 ・・・

こう言われると 多くの人が危機感を持つだろうし
私自身も 同じように迷いをもったり 危機感を持つ

これは 渡邉正裕さんの 著書のタイトル。

その内容の一部は 著者がオーナーである My News Japan
に掲載されています。

http://www.mynewsjapan.com/reports/1528
http://www.mynewsjapan.com/reports/1542
http://www.mynewsjapan.com/reports/1534

http://www.mynewsjapan.com/reports/1567

内容はとてもその通りと思うものです。
ですが本を買って読んでも、だから自分はどうすればいいのか
という部分は簡単には見つからないでしょう。
私の場合だけかもしれませんが・・・

常に人には挑戦があって、あまり冷静に環境分析を
してしまうと 身動きができなくなる部分もあります

まず、ご自身が何をしたいか、そのために何をしていくか
その時、時代の変化はどのように想定するか そうした問いかけを
行うなかでこそ この本は役立ちます。

後半に書かれている 政策への提言はとてもしっかりと
作られていて 好感を持ちました。

2012年4月10日 (火)

ナカニシヤ出版のこと  & 経営は哲学なり 野中郁次郎編

昨晩、おすすめの本!と言われた中の1冊が ナカニシヤ出版から
でた本だった

僕は、ナカニシヤ出版 なんて 初めて聞いて、その本の内容よりも
出版社に興味を持ちました

最近、ユニークな出版社が多くて 同じにおいを感じたのですが
さて どうでしょうか

http://www.nakanishiya.co.jp/

ホームページを拝見すると、手堅くでもユニークな一冊を出版されて
いるし、ひるがえってそれは多くの著者たちの魂の叫びのような
ものを感じました

どうしても ビジネス書におされて 学術書周辺で困っていた
人たちが 見せ方を覚えてきたというような そんな印象を
持ちます

○○概論を ○○を楽しんだサル みたいなタイトルにするだけ
ではいきませんが それも教わって初めてわかる みたいな・・・

さて、そのナカニシヤ出版から 出ている別の本をたまたま
読んでます

経営は哲学なり 野中郁次郎 編

こちらは おもに日本の著名な経営者の姿に迫るには
こんな本がおすすめという紹介と エッセンスが記載されて
いるので 1冊読むと 理解がすすむ すぐれものです。

さらに、タイトルにあるように 経営のポリシーを
どう定めるか その問いかけにも役に立ってくれるように
思います。

個人的には、ポリシーだけで利益は出ないと思いますが
一方、ぶれずに継続して経営に当たるためには、哲学も
必要だと先人が教えてくれているように感じます。

真似る哲学よりも 切り拓く哲学を
そのための実践が イノベーションとも言えるのでは
ないでしょうか。

お金のこと

お金のことを どう考えるか・・・

誰もが考えることだし 様々な持論があって それが人生を
表しているといっても 嘘ではないのではないでしょうか。

そして、そのお金のことを 俺はこう思うよ とホンネで
話せる人に出会えたら これはまたとても素敵なことだと思う

本当は 稼ぎ方をこっそり教えてくれる人がいたら
もっと嬉しいけど・・・

でも 多くの場合、そのひたむきさや、真面目さに
驚き、より真剣に向き合うことができるようになるのでは
ないでしょうか

そして実はそこに 稼ぎ方もあったりする

たまたま そんなことを感じた前後に

岡本吏郎さんの お金の現実 を読みました。

最近考えてたことと、同じようにお金に対して真摯な部分があって
その偶然に驚きました

自分だったら どう考えるか・・・

そうした問いかけが、とても大切なように感じました。

2012年4月 8日 (日)

論文とレポートの違い

石黒圭さんの 

この1冊できちんと書ける!論文・レポートの基本

で なるほどと思ったこと

論文の6つの基本構成は

①問う ②調べる ③選ぶ ④確かめる ⑤裏付ける ⑥まとめる  で

上記の①~⑥のいずれかを取捨選択して書くのがレポート

論文とレポートの違いをわかりやすく教えてくれると思います。

勉強会トレンドの顛末  ・・・ 人事担当者必読書ですよ!たぶん

職場学習の探求  中原淳編著 に収められている

舘野泰一氏の 論文
「職場を越境するビジネスパーソンに関する研究」
社外の勉強会に参加しているビジネスパーソンはどのような人なのか

とても興味深く読みました。

私自身が、勉強会は好きで、またさまざまな意識ももって参加してきたし
良い仲間にも恵まれ、質を選ぶくらいの落ち着きも得てきたのですが
それらを科学的に分析されていることが とても良い刺激になりました。

とくに、勉強会参加目的の指向を 社内・社外・その両方 といった軸で
とらえ、社内にも社外にも活かそうとする人の効用が高いという結論は
参考になりました。

逆に言うと、今一つ勉強会に満足が得られない場合は、アウトプットの
場所をどこに設定するか考えるだけで変化が起きるのではないでしょうか。

ちなみに、そのほかにも、海外研修経験者の特性や、OJT、企業内の
オープンコミュニケーションなど、それぞれの論文も読む価値があります。

企業の人事担当者の方には、おすすめの1冊と思いました。

もちろん、このくらいの情報を吸収されて、実際のお仕事もされていると
思うのですが・・・

2012年4月 6日 (金)

考える鉛筆

小日向 京 さんの 「考える鉛筆」

よく万年筆の本といった具合のものはあるけれど
鉛筆で一冊の本ができてしまうことは驚きでした

鉛筆というち小学校の低学年では使っていたし

何年生の頃か、転校する子からシャープペンをもらった
ことを覚えていて、これがはじめてのシャープペンシルとの
出会いだったことを覚えていますが・・・

鉛筆との出会いというと、ちょうど今頃の季節で、卒園や入学式の
タイミングで出会って、少し大きくなると文具屋さんで買ったり、
だれかからもらったりして、

お気に入りの鉛筆が出てくると、使うのがもったいなくて、
お菓子の空き箱に大切にとっておいて、
結局使い切れずにどこかにやってしまったので、
本当にもったいないことしたなあ~ということを思い出しました。

でもこちらの本では、鉛筆の醍醐味を全方位で紹介して
削り方、削りかす、鉛筆削り、紙や下敷きの種類などなど
語りつくされています

小さなころの宝物の思い出と、こちらの本の鉛筆への愛情に刺激され
どうやら発想を生み出すにもいいようです!

久しぶりに鉛筆を使いたくなりました

でもその前に あの仕舞い込んだ宝物の鉛筆たちを
探し出さなければなりませんね

2012年4月 4日 (水)

シンプル、M&Cサーチの場合

広告会社の M&Cサーチ の企業理念は

Brutal Simplicity of Thought (容赦なくシンオウルな思考)ということで

この会社の トレーニングマニュアルをもとに作成されたのが

アイデアが生まれる時 世界を変えた48のシンプルな発想

はじめて M&Cサーチの 名前を知ったのですが、日本にもオフィスはあって

http://mcsaatchi.co.jp/

クライアントとしては、イケアやポーラ、太宰府天満宮もあるそうです

太宰府天満宮の作品紹介
http://mcsaatchi.co.jp/#!/2011/06/02/145/

変に電鉄系とかでないところがイケてます。

また、そのほかの会社の作品をみても 外資らしい ブランディングを
意識した内容で いいですね こういうの

さて、本の紹介ですが、知識として面白いネタとその背後にある
まさしくトレーニングの部分ですが、こう考える といった
2つの面があると思います

■知識として面白い
・ティーパークは、トーマス・サリヴァンが、茶葉の見本を包んだ絹の小さな袋が発祥
・IKEA のフラットパックは、1956年ギリス・ラングレがテーブルを買って
 車に積み込むときに、家具をばらしたことがヒントに
・紙の手提げ袋、1912年ある飲食店、袋があったらもっと買って帰ってくれるはず

■トレニーニングの部分
 わざわざシンプルを意識しなくても、普段のひらめきや感じたことへの
 応用を想像するだけでも 何か世界を変えるアイディアが生まれるのでは
 ないかと感じた

 日本でシンプルというとそぎ落としていくことが主眼になりますが、
 欧米の場合は、置き換えることから シンプルが生まれるのではないか
 そのように思いました。

2012年4月 3日 (火)

日本の銅像 金子治夫 著

金子治夫さんという 写真家の方が 全国の銅像を撮影された写真集

日本の銅像

とても面白く眺めています。

全国を旅した気分になったり、同じ場所にいっているはずなのに
その銅像とは対面していなかったことを知って悔しい気分になってみたり 

神話の人物や天皇、武将、僧侶、経済人、文化人

こうした人たちが、この国を作ってきたのか・・・と思ってみたり

もっとも銅像が建立される背景も時代により異なるようです。
当初は、国家的な意味合いだったものが、アニメのキャラクターが登場
したりして、まちおこしの観光資源としての性格を持つものも出てきた
ことが指摘され、なるほどと思いました。

ちょうど、近所に 坂本龍馬像がありますが、普段は気にしなくても
ふと、龍馬だったらどう考えるか・・・といった着想のきっかけを
その像から与えられることがあります。

そうしたことと重ねて考えてみると、銅像の傍らに息づく人々の生活も
この写真集から想像できるのではないか、そのように思いました。

アートを生きる 南條史生著

この前 行われていた 六本木アートナイト
結局行きそびれてしまったのですが 遅れて 南條史生さんの

「アートを生きる」を読みました。

南條さんの半生、様々な現代アートの作家との出会いがつづられていて
羨望と同時に、南條さんの生き方や職業観、ワークスタイルにやっと時代が
ついてきたという印象は持ちますが、

どうしたら そうした人生を得られるのか真剣に考えました。

それは、この本に登場する作家たちについてもそうで、どうやって
自分の人生を守りながら作っていくのか・・・

僕なりに得られた結論は、才能が豊かであるということと、
二つ目には、何か好きなことに我武者羅に挑戦していくことの2点が
解でした。

そんな人生をテーマにせずとも、南條さんが手掛けたり、仕掛けたりしてきた
仕事を観客としてみてきた自分には、こんなエピソードが隠されていたんだ
とか、こんなプロセスや意図があったのか・・・と たくさんの醍醐味があって
うれしい一冊です。

そして、感嘆するのは、南條氏の視点が常に一般の人はこう、美術史家は
こう考えるだろうと複眼的に作家や作品、その取り組みの本質などを
とらえていていらっしゃっる部分です。

アートの世界というと、感性や主観が優先されるように思いますが、
たとえそうであったとしても同じくらい客観的にとらえることが
キュレーターのキュレーターたる所以なのかもしれません。


ICAナゴヤ、森美術館、ベネッセアートサイト直島、横浜トリエンナーレ
六本木アートナイト、まだまだたくさんありますが・・・

興味のある方は ぜひ

2012年3月28日 (水)

郵便の自爆営業のニュースをみて思ったこと

日本郵便の自爆営業、たとえば年賀状や ゆうぱっく を社員や非正規雇用の方に
ノルマを与えて購入させるというものを言うそうですが

ニュースにて 非常に横行しているとのことでした。

http://www.mbs.jp/voice/special/201203/21_321.shtml

これについて、日本郵便の広報の方は、これは一部ですべてではない
だから調査しない ということをお話しされているわけですが

これをリスク管理から考えれば、そうした事態への疑念があれば
調査し、そうしたことが起きないようにするということが回答であり
それを実践するべきで ありましょう。

昔のJAL と 今のJAL で 同じ質問をしたら
返ってくる回答が違うみたいな 開きがあるように感じます。

そう考えると、大阪の橋本市長は 市長よりも 日本郵便の社長を
やったほうが 日本の国のためになったのか・・・と思ったりもしますが

さて、とは言えども、日本郵便の本社の方も、橋本市長も共通する点と
言えば、現業とも呼ばれる 現場を支える人たちに少し冷たい所
でしょうか・・・

さて、採算のとれない事業のために多くの人が苦しむのなら、
これは一度事業から撤退するのも経営センスではないでしょうか。

この郵便の姿と東電の姿が なぜか似たものに見えて、より奇妙で
奇怪なものに見えました。

その意味では、少し乱暴ですが、郵便の不採算部門で働く人を
震災の復興の人材に転用するなどといった荒業もあるかもしれません。

何しろ、今まで ゆうぱっく などで 地方の産品を売っていた
人たちです。身内にノルマを課すような売り方はいけませんが、
本当に自分たちの実力で、復興のための商品開発や販路開拓を
やってみたらいかがでしょうか。

その事業を日本郵便が受託する。法律上の問題があって無理が
あるとは思いますが、今まで売り上げは右肩上がりの業績が
この ゆうぱっく にはあるとのことですので、それを信じて
成功報酬型で委託すれば成果が必ず上がるはずです。

一方、現業と言われるこれまでの仕事だって、これからは
ノウハウを海外に輸出したりしていく時代かもしれません。

そうして世界のどこかで尊敬が得られる仕事を、尊敬すら
得られないままに、誇りを失いながらしがみつくよりも
一層のこと海外に出てしまったほうが良いのではないでしょうか。

希望を失いかけた人材が、もう一度世界で頑張れるような
政策や仕組みを考えてみたいな~と思いました。

これからの時代、誰もがあきらめと背中合わせな人生を
味合わなくてはならないように感じています。

でもあきらめることと、誇りを失うことが同義語で
あってはいけないと考えます。

企業が社員をリストラするように、国家が国民を見放す
のであれば、国民が国家を見放せばいい。

税金や賃金カットには、工夫はないわけです。
狡猾さという名の工夫はいくらでもあるのですが、
それだけではどうしても化けの皮がはがれてしまいます。

その工夫のことをイノベーションというではないかと思います。

いろいろなイマジネーションがあって、それを実現するための
イノベーション活動にいそしむ。

それは誰かが起こしてくれるものではなくて、自らが起こすもの
であり、そして、そこで得られた福利は、やはり、ともに努力した
仲間や家族と分かち合えばいのだと思います。

一度、見放した企業や国家が、その福利の受益者となれるわけでは
ありません。

人生を終わるときに、つまらない負けごとを言って終わるのは
嫌だと感じています。

精一杯頑張ってみようと思いました。

こんなことを改めて文章にしたのは、あまりにもニュース映像で
拝見する 自爆営業 を強いられた方々の無念さが伝わってきて

これが自分の身に起きたらと思ったからなのですが・・・

2012年3月25日 (日)

太郎と爆発を読みながら・・・超読後感ですが・・・

芸術とは何か たまにそんなことを考る

椹木野衣著 太郎と爆発 を読んで 岡本太郎を通してみると

彼にとっての芸術とは「遠くの未来をまっすぐみつめそれを表現する」
ことではなかったかと思った

あまりにもまっすぐみつめると それは抽象的になって ああした
作品になっていく

さて 一方で 私たちは 未来に対して何を見出そうとしているのか

迷ったら同じようにキャンバスの前に立ってみればいい
または写真でも、陶芸でもなんでも

きっと下手なパワーポイント以上に 何かが隠れているに違いない

嫌いな言葉たち

ロジカルシンキングと ブレークスルー あと フレームワーク

僕にとっては 嫌いな言葉の3ワードです
苦手というべきかもしれませんが・・・

そんなことを書くと、それだけで友達を失いそうですが

嫌いと言っても意識していないわけではなくて、常に格闘して
その背後に隠れているものを見失うといけないと
戒めてみたり

そうした意味では、長い付き合いになる単語でもあります

さて、同じように

MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)

「分けた要素が、互いに重なりなく、すべて集めるとあますところがない」

同じグループになるわけですが

そもそもマッキンゼーの社内で通用していたものが 普通の人には
無理でしょ・・・といった切り口からロジカルシンキングを解説してくれる

津田久資著「世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業」は

なるほどと思いました。

でも実際の内容には、古今東西の著名人のエピソードが添えられていたり
周到な準備がなければ書くとこは出来ない内容になっていて

さらに、情報の収集、集約、発想、思考といったステップを
無意識ですが、実際に読者が体験できるような感覚を共有できる
編集になっているように感じました。

その点、とてもわかりやすいです。

一方、何を収穫できたかが、わかりにくいのですが、それは後から
気づけばいいお話しなので、おそらく気づいたころには血肉に
なっているはずで、より意識してみようと思いました。

いつか、ビジネス思考の本がかけるくらいになってたらいいな~

陰影論

戸田ツトム さんの 「陰影論 デザインの背後について」

僕にはお手上げな一冊でした

なんども読み込んだのですが・・・

それでも感じたことは 当たり前のことですが 光とその影を
意識すること

昔、暗室にこもって 写真をプリントすると フィルムの影になっている
ところは 光があたらないために明るくプリントできて

フィルムの透き通ってるところからは、光がたくさん通過して
黒く焼きあがることをみて

ああ ネガって こういうことか・・・ と思ったりしました。

ずいぶん稚拙な写真への入り口であり、出口もないのですが
書名のタイトルのとおり、陰影を意識するだけで
アートでも 社会でも 見え方は違ってくるのではないでしょうか

ここまでくると超読後感ですが。。。 本田直之著「ホウレンソウはいらない!」を読んでソーシャルメディアを考える

本田直之さんの

ホウレンソウはいらない!
ガラパゴス上司にならないための10の法則

から 2つ学んだこと

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1つめ

草食系部下へのコミュニケーション3STEP

1.なぜこれをやらなければならないのかを詳しく説明
2.任せっぱなしにせず、頻繁な進捗管理を
3.どのような成果物が必要か明確にする

2つめ

できる2割の社員を思い切り育てれば、この2割がどちらにでも
なる6割の社員に影響し、全体がレベルアップできる

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以下、考えたこと・・・

組織に属している人であれば、自分がどのポジションにいるのか、
そもそも将来があるのか・・・と何かと考えてしまうと思いますが

これからの時代は ガラパゴス上司になれる人は幸せで
もしくは ガラパゴス経営者 になるために せっせと頑張っていく
といったパターンもあるのが実情ではないでしょうか。

組織が持つ 利益調整の機能や、保存や温存の性質はそうそう変わらない
でしょうし、それも必要な場合はあるわけで・・・

そうでなければ 誰も 国家への保護など求めなくてよいはずです。

そうしたことへのあきらめが、草食系だって 生み出しているのかも
しれません

自分がどのように 生きていきたいのか そのことを問いかけることが
許されているし、それゆえに厳しい時代でもあります

ソーシャルメディアだって つまるところは その厳しさを互いに
慰め合うような場所なのかもしれません

アマチュア無線をみんなが日常的に楽しんでいるような
そんな面もちがあるわけで

世の中に必要なツールは必ず出現する それが唯一の救いであり

ビジネスを切り拓くヒントでもあるように思いました

読書のありかた -宮口公寿さんの本から

宮口公寿さんの

『要点を理解して、きちんと自分の知識する読書の習慣』

読書のことをとてもよく示していると思いました。
つい、本を読んでいると 本に読まれてしまうという部分が
あるのですが

なぜ読むのかといったことの意識が重要ということを
改めて教えてくれます

著者本人は 記憶術の先生といった顔もお持ちなのですが
その部分を語らずとも 一冊の本ができてしまうことに
すごいと思いました

よくあるのは、そのセミナーへの導入のために本がある
といった体裁がありますが、そうではなくて、

遠い部分が一方で近いといも言えますが、日常にあふれる
知をどのように吸収し活用していくか
そのツールとしての読書のあり方を示してくれています

僕自身が思う 読書の愉しみは 目的も大切ですが
偶然だったり、知らない世界に触れることができたり
旅を楽しむような部分もあって

その過程で この一冊とも出会ったことになるかと
思います

2012年3月23日 (金)

育児書に眠っていた真理の言葉たち  児童精神科医、佐々木正美さんの本から

例えば 人が聖書を手にするとき その背後には どのような意図や意思が
あるでしょうか

教会に通うための必需品であったり、心を落ち着かせたいといった願いで
あったり

育児書も同様かと思います。

なかなか 必要がなければ 手にしませんが、いざ手にしてみると
良いことが書いてある そのように

児童精神科医の 佐々木正美さんの 『完 子どもへのまなざし』を読んで

思いました。

以下、心に残った部分の要約です。
もっとたくさんあるのですが、なかなかタイプができません・・・

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個人主義が尊重されるけど、子供を親の都合では育てられないし
親は子供が望んだことに合わせて自分の生活を変えていくことも必要となる。

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子どもの健康で幸福な育成には「社会的な人間関係の発達」が大切で
それには、お母さんを信じることから始まる。お母さんから自分が望んだような
愛され方をした子どもたちは、人への豊かな信頼感が、自分への信頼や自信に
つながる。

--------------------------------------------------------------------

人間は、たがいに共感し合いながら、喜びや悲しみを分かち合いながら、
生きていくことが幸福なこと。

--------------------------------------------------------------------

親密性には自己の確立が必要。相手にのみこまれてしまうような不安をなくして
接することができることを親密さという。
その一つの形として結婚があり、この人に人生をかけてもいいということでは。

--------------------------------------------------------------------

著者の恩師の言葉
「人間は自分の幸福を追求し続けるだけでは、けっして幸福にはなれない。
 本当に幸福そうにみえる人をよく観察するといい。その人はかならず、
 だれかほかの人たちを幸福にしながら生きている」
--------------------------------------------------------------------

たくさんの真理があると思いました
真理というと 宗教のようにも聞こえますが、一番神に近い存在が
子どもであるとするならば、育児書のなかに何かが潜んでいても
よいかもしれません。

そして 同様に、育児が その実践の取り組みであることも
あながち嘘ではないのではないでしょうか。

あることは 時に 失うことでもあります。

だから けして 子供がいるとか いないとか そうしたことで
どうこうということではなくて、

あったときにも ないように ないときにも あるように

ただただ それを 個人的には 求めているつもりです。

2012年3月22日 (木)

カーサアマーレプロジェクト

マンションに暮らしていると これはこれでいいことはあって
否定しようとは思わないのだけど

できれば 一生に一度くらい 自分の思い通りに家を建てたいたは
誰もが思うことではないでしょうか

カーサアマーレプロジェクト(casa amare プロジェクト) という
美しい住宅を作ろうとしている工務店のネットワークがあって、
こちらが出している

『100年経ても美しい日本の家を建てる』 を読んでそう思いました。

また、カーサアマーレのサイトを見ても、ビジネス上の仕組みも
良くできていて勉強になります。

■カーサアマーレ
http://www.casa-amare.jp/

住宅のサプライチェーンともいえるかもしれませんが、そこにしっかりと
付加価値がついていて、すごいなあ~と思いました。

2012年3月14日 (水)

子育てと家族

息子が幼稚園に通っていたころの文集にたまたま目を通すと

冒頭の園長の言葉で、

これまで家庭で育んできた子供たちを入園と同時に、より大きな
家族の中で育てようといった 呼びかけがあった。

牧師の言葉でもあるので、聖句が引用され、より宗教的な響があって
思わず泣いちゃうくらいの名文なのだけど

落ち着いて考えると、この呼びかけは、幼稚園でも小学校でも、
学校教育と家庭という2軸の対比で、違和感のない、普通のお話では
ある・・・。

一方で、この 家族 の概念が大きく変化しようともしている。
変化というよりも、変化しなくては対応できない状況に追い込まれている
ことを

バーバラ・ポーコック著「親の仕事と子どものホンネ」(岩波書店)

親の仕事と子どものホンネ――お金をとるか、時間をとるか

を読みながら感じた。

バーバラ・ポーコックは、南オーストラリア大学ワーク・アンド・ライフ
研究センターの所長で労働関係やジェンダーの専門家で2児の母親でもある。

この本は、オーストラリアの労働環境と子育てを書いているので
そのまま日本に当てはめるわけではないけれども、日本でも出産や
仕事の両立といった面からも参考になる点は大きい。

例えば、子育て世代の出産と仕事の両立を支える生活維持の基盤として
以下の3つの可能性を示唆している。

私家族主義  ・・・ 個々の世帯内部でのサポート
市場家族主義 ・・・ 市場の製品とサービスによる生活の維持
公家族主義  ・・・ 法・制度および公的施設と公的助成による生活の維持

この見解は、家族といった枠組みに変化が起きていることを感じさせてくれる。
当然、出産のときだけが家族の出番ではなくて、末期の家族もこれまでとは違った
形になるのかもしれない。

無論、肌で感じた家族の絆を 良くも悪くも体現してくれるのが「子ども」自身でも
あるだろう。

みんなが必死に働いて子どもを育てている。妻に甘えている自分ではえらそうなことは言えないけど・・・ その中で、家族の姿を自ら問うことまでもが

現代人に宿題として課せられていることは、少し酷なようにも思った。

2012年3月13日 (火)

facebook とどんなふうに付き合うか・・・  インターネット安息日

最近、週末のfacebookが大変だな~と思うことがありました。

友人が休みそっちのけで頑張っている様子をうかがい知ると、週末、子供と遊んでいる
自分が、何か取り残されたような感覚を持つのです。

また、恋人と一緒でいいね~とか、美味しいご飯おごってもらっていいね~とか
「妬み」とは言いませんが、本来の主旨と異なる「いいね」もたくさん渦巻いているようにも
感じました。

こういう私もfacebookをそれなりに楽しんでいるし、使っている方なので何も否定は
しないのですが、こうしたソーシャルメディアとの付き合い方の参考になるかとある1冊を
手にしました。

つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方
ウィリアム・パワーズ著

つながらない生活 ― 「ネット世間」との距離のとり方

この本では、携帯端末から表示されるソーシャルメディア等の情報を「スクリーン」という
形で総称し、これまでの時代に「スクリーン」的なコミュニケーションと各時代の賢人たち
がどのように距離を置いたかということを紹介しており、一つの提唱として、安息日を設け
てみてはと締めくくっています。

これは私の想像ですが、安息の後には、もっと素直な尊敬をもった「いいね!」が
ソーシャルメディア上でもできるのではないでしょうか。

稼げる営業マンとダメ営業マンの習慣

菊原智明さんの

稼げる営業マンとダメ営業マンの習慣

これを読んで 思い当たるフシが・・・と
私自身は営業職ではないのですが、それでも日常の仕事のなかで
ついやってしまうこと、忘れてしまうことが たくさん教訓の
ように書かれていて

例えば、これは著者だからではなくて、普通の人が普通に感じること

そのことに丁寧に気をつけていけばと思いました。

とても親切に優しく、著者の経験から書かれていて勉強になりました

2012年3月10日 (土)

キュレーション

わからないことがあると ネットで検索する。ウィキペディアをみると
ほぼ様々なことがわかるし、それで便利だけども

ちょうど今朝、とある団体のことを必要があって検索したのだけど、
Wikiでは好意的に書いていあっても、さらに検索すると批判する団体の
サイトにたどりつき・・・

そうこうしているうちに、客観的な評価はネット上にはないことが
わかった。こうした時に、その道の専門家がいればもっと違った情報や
アドバイスが得られるのにと思った。

いままでその役割は大学の先生や○○評論家といった人たちが担ってきた
かもしれない。けれどなかなかアクセスできる存在ではない。

そこで、本当に信じるに足りうる情報で かつ入手しやすいものはどこに
あるのだろうかと思った。

ただ、そこには入手だけではなくて、そもそも、何かしら決断のために、
その情報をどのように自分が評価し納得するかという部分が欠かせなくて
コンテンツを巡る議論は 最後、そこに行き着くのではないかと思った

例えば 美術館でキュレーターが構成してくれた美術展を観ても
最後に、作品を観て、それを美しい!とか素晴らしいと感じるのは
自分そのものであるように

CURATION(キュレーション)スティーブン・ローザンバウム著
田中洋 監訳・解説 野田牧人・訳

キュレーション 収集し、選別し、編集し、共有する技術

では、検索が過去の遺物になることを示唆しているのだけど
その「ポスト検索」としてのキュレーション(収集・選別・編集・共有する技術)
の中には、きっと このコンテンツの価値を適切に見出す能力も問われてくる
のだろう。

インターネットが普及して、様々なものが拡散していった。
そして、小休止ではないが、あまたある情報に接して人が疲れを感じるように
ネットの世界も疲れ果てたのかもしれない。

けれど、それはさらなる発展のための序章のような気がしている。

2012年3月 7日 (水)

モンゴルにおける発電ビジネスの可能性

エネルギー革命 柏木孝夫著を読みながら

ソフトバンクの孫さんが 非常に モンゴルでの発電事業に
興味があることがわかった

孫さんですら モンゴルなのだ
この時代のスピード感に普通の企業はついていけないだろう

もちろん モンゴルを単純に工業プラントの大地としていいか
どうかは その地の国民が決めることであってほしいと思う

一方で 身近な隣国と ともにどのように成長していくかは
大きな課題で ぜひ、いろいろな人が議論に参加し、
これからのフロンティアと受け止めてもらえたら嬉しい

いろいろと研究していかなくては・・・

2012年3月 6日 (火)

評判はマネジメントせよ 

経済小説を読むように 引き込まれて

ダニエル・デァマイアー著
「評判」はマネジメントせよ 企業の浮沈を左右するレピュテーション戦略
 (阪急コミュニケーションズ刊)を読みました。

「評判」はマネジメントせよ 企業の浮沈を左右するレピュテーション戦略

企業が不祥事を起こした場合の対処方法や、もともと厳格だった企業が
もろく崩壊していく様子。

しっかりと学術書としての客観的な説明もなされていて、
この両方を味わうことで、よりリアルに情報に関する危機管理の
必要性と困難さが伝わってきます。

2012年3月 5日 (月)

生駒山 『生駒の神々』 宗教社会学の会編

奈良の生駒山には宝山寺がありますが、そのほかにも多くの
寺社があり、中には朝鮮寺と呼ばれる在日朝鮮人の方からの信仰を
集めているところもあるとのことで、さながら宗教の密集地域であることを

宗教社会学の会編 聖地再訪 生駒の神々 変わりゆく大都市近郊の民俗宗教

にて知りました。

聖地再訪 生駒の神々: 変わりゆく大都市近郊の民俗宗教

これは、宗教社会学の会が、1985年に『生駒の神々』を出版しており
ここに掲載されている宗教施設を中心に改めて、生駒の調査をしたもので

昔ながらの講や信者が減っていく反面、スピリチュアルブームで
若い人が団体で寺院に押し掛けたり、小グループで瀧行にやってくる
また、石切神社近くの占い店の様子

はたまた後継者がいない宗教施設を大阪の建設会社が手に入れ
その宗教法人を主体として霊園経営をしているなど

大都市圏からすぐの聖地ではあるけれど 古くからある信仰の地も
現代の世相がみられることが よくわかりました

それでも、関東にいるとわかりませんが、このブログでも
大阪の民間信仰の本を読んだことを紹介しましたが、
西日本のこうした民間信仰の根強さは 怪しい新興宗教に対して
免疫を高めてくれる役割にもなるのではないかと思います

生駒の宗教施設も 初代に何かしら霊力やカリスマ性があって
信者を得てお寺を創建する

※お寺といっても一般の住宅に祭壇があるという感じのものが
 多いようです。

そして、その初代が鬼籍に入るころには、信者も高齢化してきて
徐々に静かになっていく、代替わりが上手くいかずに
すたれてしまうことも多いようで、そうしたことで新陳代謝も
繰り返すのですが、修験道の修行の山であることからも
わかるように、一定の自然が 宗教の暴走を止めてくれているようにも
思います。

また、新たに創建されたお寺も多くは、古くからの仏教の
宗派の末寺や教会といった位置づけにあるものもあり
そうしたことで統制がとられているように感じました

なかなか、関西に行くことはないのですが
時間があったら 生駒山に行ってみたいです。

2012年3月 4日 (日)

ジョブズ・エッセンス 世界を変えた6つの法則

「イノベーションのない組織は、座礁した船に等しい。
身動きのとれないまま、技術の進歩や競争の前に、
やがて沈むのを待つしかない。
イノベーションのない組織は、顧客に応えられないし、
外の動きに応じることもできない。」

なぜイノベーションが企業に必要かを端的に示して
いる言葉。

これは、ピーター・サンダー著

「ジョブズ・エッセンス 世界を変えた6つの法則」

の冒頭の一節だ。

ジョブズ・エッセンス 世界を変えた6つの法則

この本は ジョブズの伝記本とは少し違っていて
彼のリーダーシップにエッセンスを当てている。そして
アップルがなぜイノベーションを実現できたかの背後にある
要因を解き明かしてくれる本。

そして 解き明かすだけではなくて それを普通の人が
実践するにはどうしたらいいかという点を普通の目線で
伝えてくれていて とても心強い一冊。

伝えてくれているというと表現が大げさかもしれないけど
普通の読者の気持ちになって、そこまでおおげさじゃなくても
このくらいはできるんじゃない・・・みたいな
近寄りやすさがあって

カリスマを持った経営者は 心理的には近い存在にも
なれるけど 実際の物理的な距離はあるわけで
それよりもこうして一緒に歩んでくれるような本には
とても好感がもてます

いままでのジョブズ本に違和感を感じていた方には
お勧めです

2012年3月 3日 (土)

大越桂さんの詩集を読んで

大越桂さんの詩集を読んで

とても薄い一冊の詩集なのに
すべてを読み進めるには とても時間が
かかってしまう

きっと 作者が言葉を得るまでに
多くの時間を費やしたように

読み手は多くの時間を捧げる

そして 紡がれたその言葉は
一生ものの宝物になる

2012年3月 2日 (金)

佐々木常夫著 これからのリーダーに贈る17の言葉

僕自身は 同期トップ!のようなサラリーマン人生を過ごしてはいない。
どちらかといえば 落ちこぼれ で たぶん 出世と一番遠いところに
いる(笑)

そう考えると 佐々木常夫さんは その正反対の優秀なサラリーマン
であったし、経営者であり、人格者なのだろけど

佐々木さんの書く本に 嫌味が部分がない

それはどうしてだろうかと言えば、そうした優秀を襲うほうどの
憂慮がその歩みの中にあられて それに向き合ってこられた中で
身を良く修められていたからではないだろうか。

佐々木常夫著

これからのリーダーに贈る17の言葉

私自身、大好きな 土光さんや 小倉さん が取り上げられていて
当然、面識なんかないのだけど 嬉しく また勇気づけられました。

2012年3月 1日 (木)

協同労働の取り組みについて

起業の形態の中で、組合制度を用いるという方法がありますが、

今回は、労働者協同組合というものが、主に高齢者や障がいをお持ちの方の
就労の場所を作っていらっしゃることを 以下の本で知りました。

協同で仕事をおこす 社会を変える生き方・働き方
広井良典編著
日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会 監修

華々しくビジネスで成功して、というビジネス書のにおいは当然ありませんが
一方、外食産業で華々しく活躍する人が、その利潤をもって 福祉産業などに
参入されるのと目指すところは一緒で

逆の見方をすれば、本当に必要とされている経済の営みが、会社の枠組みでは
困難で、こうした組合制度を用いた働き方の創造の中にあることを

不思議な感覚で思いました

ソーシャルベンチャーをはじめ、起業のあり方や産業の創造も、実は
こうしなければならないといったものはなくて様々な方法があるのでは
ないでしょうか

または産業の業種によっては、会社組織、またある分野はこうした組合で
担っていくという分化もあるかもしれません。

いずれにしても その業務が 正当に評価され 正当な報酬が対価として
得られることが大切だと思います。

その意味では、若い起業家というのも 疑って見るくらいの眼力が
社会になくては、社会の発展もないのかもしれません。

2012年2月29日 (水)

国家戦略論の危うさ

例えば 大前研一が 10人いて この日本がよくなるだろうか

氏の著書 訣別 大前研一の新・国家戦略論 を
読みながら

こうした戦略論とそのための示唆は必要なのだけど
一般の人がすでに意識している工夫や努力する点を追従しても
どこかもったいない気がする

この時代の空気というか、人間の「さが」として感じるのは

そのことがわかっているのに動けない時にどうするかだと思う

結果的に、今の日本は その文化度が高いゆえに、わかっているのだけど
やめられない、動けない というところに来ているのだと思う

一方でそれは、誰かヒーローが飛び出てくるようなものでは
危険すぎるのだ 今であれば、それが 橋下大阪市長のような存在かも
しれないし、少し前は 小泉元首相であったろう

日本人の良心として、これは民族的な呪縛でもあり、自重でもあるだけど
何かに踊るような大衆に変質する前に 解決の糸口をみつけたいというのが
本音のように思う

写真と芸術  飯沢耕太郎 深読み!日本写真の超名作100/太田順一さんの写真をみて感じたこと

電車の中で写真集を開く
たしか このブログの日記のなかで たまたまたそうした光景が
自分の隣の席で起きていたということを書いたけど

自分も同じのように 写真集を山手線の中で 広げてみた

自意識過剰かもしれないが 周囲の視線も気になるし
落ち着いた環境の中で感じるよりも 車窓のめまぐるしく
変わる風景の中にあったほうが、物理的な臨場感を感じて
少し せかせかもするが 紙面に印刷されている
その写真の中の光景と自分の内面がなんとなくつながって
いるような そんな雰囲気を感じる。

ちなみに、今回、私が電車の中でみていた写真集は

一冊の写真美術館 と表現してもいいような

飯沢耕太郎著 深読み!日本写真の超名作100 です。

この中には、知っている作品もあれば、全く知らない作家の
作品もあって けれどもそれぞれの作品の骨格が骨太で
写真が作品になるということは こういうことだと示してくれて
いるようにも思いました。

とくに、太田順一さんの 棺に入る愛娘の写真は
なんとも言えませんでした。自分にも娘がいるのでその光景が
どれだけつらくて悔しいかと思えば胸はつぶれますし
そうした写真を電車の中で まじまじと解説文を読んでいる自分は
とても悪いことをしているような そのようなことすら
思いました

でも、そのように社会の中にいて、その芸術性を感じるということは
ちょうど スクランブル交差点の真ん中に身を置いて瞑想をするような
そのような働きともいえるかもしれないと思いました。

いずれにしても、その棺の写真は、だれにとっても経験する
事実であります。そしていずれ自らもその住人となります。
そのような普遍性の中にこそ 芸術は潜んでいるし、これを切り取る写真の素晴らしい
能力と言えるのではないでしょうか。

芸術は永遠と言いますが、言い換えてみれば、いつかは終わりを迎える
人間が、その実在の永遠性を感じることが芸術なのかもしれません。

 

2012年2月28日 (火)

隈研吾 場所原論 を読んで

隈研吾さんの 場所原論 建築はいかにして場所と接続するか をめくりながら

オリジナルティがあふれる建築家であると思った

建築や経歴に詳しい方であれば、彼のこれまでの歩みは
周知のとおりなので それをどうこうといわないけれど

でも いまの隈さんの ありそうでない

たぶん どこかの地域の 大工さんが作りそうなものに
すごく現代的な要素が加わって 唯一無二の作品になっている
そのように感じました

これはまったくの個人的な感想だけど

「建てるのではなく、掘り起こし磨く」そんな営みではないかと

感じます

2012年2月27日 (月)

結縁灌頂

学研の 密教がわかる本 エソテリカ編集部編 は
とても詳しく 密教のことが紹介されています。

その中で、結縁灌頂という 一般の人向けの修法があることを
知りました。

Wikiによると

結縁灌頂(けちえんかんじょう) 出家して、どの仏に守り本尊と
なってもらうかを決める儀式。投華得仏(とうけとくぶつ)といい、
目隠しをして曼荼羅の上に華を投げ、華の落ちた所の仏と結縁する。
曼荼羅には鬼神や羅刹などもあるが、その場合でも、祀り方などや
儀式を伝授される。空海は3度これを行い3度とも大日如来の上に落ちた。

となっています。

ネットで調べるとこれを高野山でも行っているそうです。

http://www.koyasan.or.jp/kongobuji/event/kechienkanjo.html

また、高野山での灌頂では、すべての絵が大日如来となっている
そうですが(体験者の方のブログなどによると)どうなんでしょうか。

秘密めいたものが 名前の通り 密教にはありますね。

自分も経験してみたいなあ~と思いました。

2012年2月26日 (日)

詩人の役割

小森陽一とアーサー・ビナードの

泥沼はどこだ 言葉を疑い、言葉でたたかう

この本の中から なるほどと思った一節をご紹介

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言葉の本質はどこにあるか、使われている言葉と現実との
ギャップがどうなっているかということを(中略)専門分野関係なく、
みんなで協力して点検して、それで言葉をぐいっと引き寄せなければ
いけない。その仕事は詩人の仕事であり、(中略)言葉を使って
生活しているあらゆる市民はみんなそこを考えなければいけない。

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大人が自分の責任をとらないようにしようと押し隠しているところを、
子どもたちは批判し、追及し、同じ言葉は使いたくないと思っている。
大人が「子供の言葉が乱れている」というのは、そんな子どもに
痛いところを突かれて、ムカツクからだと思う。思春期の子どもの
言葉のあり方こそ、大人の鑑ということです。

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あまり普段、詩人について 考えないのだけど よく外国の歴史を
調べていて 帝国から独立を勝ち取ったような国の文学をみると、
国民的詩人といった詩人が登場しますが、日本で国民的詩人というは
ちょっと思いつきません。

それは言葉で何かに抵抗していくような歴史をあまり大きくは
持たないことの幸いでもあったと思いますが、一方で詩というものを
遠ざけているのかもしれません。

この本を読んでいると 日常に潜む詩人的な役割の必要性を
感じます。

最強の集中術

多くの人にとって集中力は大きなテーマだと思う
社会人になってからはあまり その言葉の大切さを
考えなかったけど

受験生のときとか 集中力さえ備われば何かが変わってくる
そんなことを思いもした

もちろん、集中力+αが必要なのだとおもうけど

それでもやはり、まずは集中することって
大切だと思う

たとえは、Facebook をずっとみていると 居ながらにして
友人や知人の がんばっていることや 興味・関心、
今していることがわかったりするけど

一方で自分は?と問い返してみると
ただの ネット視聴者 になってしまっていて これでは
集中して何かをしていることにはならないだろう

逆に ネットにアクセスしなくて何かに集中ということは
あって、そうした寡黙さが大切なこともあるだろう

そうした いかに集中するかを 課題さがしから
とても簡単な おまじない 、また自らの状況の把握方法まで
とても 詳細に教えてくれているのが

ルーシー・ジョー・パラディーノ の「最強の集中術」だ。

僕の場合、いたってシンプル。まずは部屋の片づけからなので
これをどうにかして頑張っていきたい。

2012年2月25日 (土)

マネジメント絶対法則40

マネジメント絶対法則40
スチュアート・ワイアット (著)
中島 早苗 (翻訳)

かるーく読めて なるほどとうなずけて
面白い本でした

自分の仕事や職場でどう活かすかは別ですが
テンポがいいので読みやすいです

2012年2月24日 (金)

谷根千のこと  ローカル・メディアと都市文化 岡村圭子著

重松清さんの 「定年ゴジラ」を文学座が舞台で上演していて
それをテレビで観たことがあった

■文学座
http://www.bungakuza.com/teinen/index.html

とても面白くて、まあだいぶ前のはずだけど その場面が

独協大学国際教養学部准教授 岡村圭子さんの

ローカル・メディアと都市文化「地域雑誌 谷中・根津・千駄木」
(ミネルヴァ書房)

にて、紹介されていて 舞台のことを思い出した。

そうした知や記憶をめぐる発見は楽しいのだけど 一方でこの本で
紹介されている 「地域雑誌 谷中・根津・千駄木」が作り出した

「やねせん」という世界観について、実際の雑誌を発行した人の思い、見守ったり
利用したりした人の姿、様々なことが克明に、等距離で記されていて
とても考えさせられる内容でした

おそらく勝手な個人的な考えだけど、その活動を通じて、経済をまわそうか
または想いを優先にして経済の部分は見ないようにする、または経済を
気にしなくてもよい、ある程度、恵まれた環境であるかどうかが
ローカル・メディアにとっては 一つの分かれ道なのではないかと
感じた。

幸い働く場所が多い 東京の下町と、働く場所も少ない地方における
ローカル・メディアでは性格が変わってきてしまうだろう。

それでも 我々にとって幸いだったことは、ローカル・メディアの
新しい精神的な自立が、「地域雑誌 谷中・根津・千駄木」に関わった
皆さんによって作り出されたことではないだろうか。

地方には、それこそ様々な地域紙が存在する。
権力の監視役のようなそうでないような怪しいものすらある。

その時に、これからを志す人が立ち戻る記憶があることはとても
いいことだとおもう。

■谷根千ねっと
http://www.yanesen.net/

2012年2月23日 (木)

多田等観のこと

先日読んだ、ペマ・ギャルポさんの本の中で

日本とチベットの歴史の紹介で 鎖国状態のチベットを訪れた日本人のことが紹介
されていましたが、その中の一人、多田等観の評伝がありました。

チベット学問僧として生きた日本人 多田等観の生涯
高本康子著

【チベットを訪れた日本人】
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1899年      寺本婉雅・能海寛 入蔵試みて失敗
1901年(明治34年)河口慧海が日本人で初めてラサ入り、『西蔵旅行記』
1901年(明治34年)探検家成田安輝がラサ入り
1904年            寺本ラサ入り
1909年      多田等観がインドでダライ・ラマ13世に謁見。
1911年(明治44年)軍人で探検家の矢島保治郎がラサ入り。矢島は後にチベットの軍事顧問。
1912年      青木文教がラサ入り、雪山獅子旗のデザインに関与した説あり
1912年      多田等観ラサ入り 1922年にラサ発。10年間の僧院生活。
1939年      野元甚蔵がチベットに滞在。
1945年      木村肥佐生ラサ入り
1945年      西川一三ラサ入り

多田等観は秋田の浄土真宗本願寺派の寺の三男として生まれます。
チベットとの関わりも、日本に来ていたチベット人の世話を京都の西本願寺で行うことに
始まったわけですが、チベットの仏教及び文化の吸収を一番大きくなされた方ではなかったかと
評伝を読みながら思いました。

それにしても当時の日本人をチベットに掻き立てるものは何だったのでしょうか。
宗教家と陸軍では思惑も違ったでしょうが、とても不思議です。

私の興味では、そのように入蔵した人々の冒険家気質のようなものがとても気になります。
そして、その意地のようなものが、今後のグローバル社会の中でも役に立つセンスとならないか
そんなことを思って関連の書籍があると読むようにしています。

2012年2月22日 (水)

30代後半に差し掛かり・・・ 大塚寿著 30代を後悔しない50のリスト

人に勧められて読んだ

大塚寿さんの 「30代を後悔しない50のリスト」

とても考えさせられる本ですが

こうした ○○代系の本は 自分がどの時点にいるかということも
一つの鍵かと思います

すでに30代半ばをすぎて 焦りしかない・・・

とくに今の30代って時代の悪い部分ばかりを吸収して社会に出てきた
ようなことを実感しているので 余計にそんなことを思います

もちろん、どの世代の人もそうであるはずで、でも最近は
他人の芝生というよりは どんどん悪くなっていくだけで救いがない
しかも社会的な課題がすぐに個人の問題に直結することが多く
それを救う社会も疲弊しているので

それにどう対峙するかが課題なのでしょう

例えば 震災後に結婚が増えるといった現象は 喜ばしいことかも
しれませんが、静かに人間のおぞましさも表象しているのです。

また、企業でも昔なら小集団活動などで活性を図ることで済んだ課題も
いまはどうやらそれだけではなくて、個人がどうするという部分に
大きくゆだねられているのではないかと思います

本書から学ぶことは多く、ぜんぶはできないけど
せめて大切だと思えることと 一番苦手だな・・・ということを
意識してみるといいかなと思っています

個人的には 志す姿と稼ぐ力、あと海外旅行でしょうか・・・笑

2012年2月21日 (火)

写真家の視点

東日本大震災 義理の母親が被災地に住んでいるので 5月に足を運んだのですが
そこで 求道者のように カメラを持って歩く人の姿をいくつか眼にしました。

もちろん、盗難ではないでしょうが物色のために車で移動をしているような人影も
ないわけではないのですが、

私自身、被災地の様子の写真を撮影していますが、それを撮影しているときの
気分は複雑で、はたから見れば観光客のようにも見え、一方で家族の被災と
どう向き合うかといった思案がないわけでもなく

だから、どちら側に自分がいるか そんなことを考えながらシャッターボタンを
押していて そうした心持は今もあります

アサヒカメラの 東日本大震災 写真家17人の視点 をみてみると

それぞれの写真家がとても礼儀よく 被写体と向き合っている
そのように感じました

多数の写真からセレクトするので 必然とそうなったのかもしれませんが

あの惨事に対して、それが尊厳でもあり 救いでもある

そのように思います

もうすぐ一年、自らの心に刻んでいるそれぞれのシーンやその時の
心の動きを 勇気をもって見返してみる

そうした時間がとても大切ではないでしょうか

2012年2月20日 (月)

社会システムを見据える

玄侑宗久さんの本から学んだ仏教のバランス感覚と
ペマ・ギャルポ氏のチベットと中国の関係の本をミックスしてみると

手元にある 東京大学大学院准教授 川島博之氏の
戦略決定の方法 に書かれていることに集約されるかと思いました

・システムはある時点の環境に合わせてつくられる
・存在意義を失ったシステムは自己目的化する

統計を扱った本なのですが、後半はとても社会科学的な視野から
社会システムについて書かれています。

「これからの世界の環境はどう変わっていき、その中で日本としてどのような
 戦略を採り、どのような社会システムを目指すめきなのか。ひいては、
 それぞれの企業がどのようなビジネスモデルを目指すべきなのか。
 (中略)
 そのとき大切なのは、既存のシステムを疑ってみる視点です。常識を疑い、
 環境を歴史的・世界的に分析し、常に新しいシステムを模索する。
 そんな地道な仮説検証の繰り返しのないところに、決して天啓はもたらされない
 だろうと思います。あくまでも、シミュレーションとは未来を作りだすための
 一道具にすぎないのです。」

この本、もともとは企業戦略の中でシミュレーションをどう活かしていくか
自分のスキルのために手にしたのですが、テーマが大きかったです。
もちろん、シミュレーションのスキルについても冒頭に鋭い視点で説かれていて
日ごろ、小さなマーケティングデータの統計を行うくらいの自分でも
実感と共に「そうか!」と気づきが多くありました。

【シミュレーションの手順】
 1)目的を一つに絞り、数量化する
 2)分割して考える
 3)手がかりとなる数字を探す
 4)自分なりの仮説を立てる
 5)データの変化を時系列に見る
 6)過去に似たケースがないかを探す

【シミュレーションの注意点】
 1)誰かの意見を鵜呑みにしない
 2)全体の状況をつかむ
 3)仮説をもとに目的を設定する
 4)細かく分類しすぎない
 5)分析対象外の要素について考える
 6)仮説が現実と一致しない理由を探る
 7)シニュレーションの結果を外部の要素と比較する
 8)シミュレーション過程の再チェック

こうした乱読をしていると、ブログの価値として またこのブログに
たまたま行き着いた方には価値があまりないのでしょうが、
私にとっては 思考回路の一部がかよわい線で結ばれる
結晶を生み出し観察するためのペレートのような存在なのかもしれません

2012年2月19日 (日)

チベット問題と日本 ペマ・ギャルポさんの著書から

ペマ・ギャルポさん の

「最終目標は天皇の処刑」中国「日本解放工作」の恐るべき全貌

を読みました。タイトルはとてもセンセーショナル(古風な言い方ですね・・・)
というと変ですが、そのタイトルに比して、内容はとても冷静で真面目に
日本とアジアの各国との関係の築き方をよく示してくれているように思います。

そこには、当時のチベットが、そもそも国際情勢に対応しきれない点が
あったことの分析も含まれています。

ペマ氏のチベット時代のお話やチベットからの亡命、インドを経て日本に留学、
多くの困難があったことを本書で知りましたが、そうしたペマ氏を多くの日本人が
支えていたことも知りました。

木村肥佐生氏、丸木清美氏、小田村寅二郎氏、川喜田二郎氏など

この本を読みながら、中国脅威論はともかく、多くの日本人が どこかの国や地域と
交流を持ちお互いに支えあってきたことも知りました。

日本が国家としてその国際的なプレゼンスを得ることができないとするならば
豊かな社会成長を行うことができた間に蓄えた 個人の力をもって
その任をまっとうしていけばいいのではないかと思います。

無論、その時に個人の力が何も備わっていないということはいけませんので
やはり勉強を積み重ねなくてはいけないのではないでしょうか。

2012年2月18日 (土)

澤西祐典著 フラミンゴの村

澤西祐典さんの 「フラミンゴの村」 を読む
すばる文学賞の受賞作 で 村中の女性がフラミンゴになって
しまうという内容で

どこかの国の翻訳ものかな と思わせるくらいに しっかりと
描かれていて

着想は良くて、いかにも物語にありそうで引き込まれつつも
終わり方がもう一歩・・・かと思いました

それにしても 人間とフラミンゴはどうやってセックスを
するのだろうか そんなことも思いめぐらしましたが
鳥の生態に詳しくないのでわかりませんが

でも 取り残された 男とたちの表情が伝わってくる
描写とてもよかったです

映像とか舞台にしたら 面白いでしょうね

玄侑宗久著 「地蔵のこころ 日本人のちから」

玄侑宗久さんの 「地蔵のこころ 日本人のちから」から

賽の河原で、亡くなった子供が 小石を積み上げていると
鬼が出てきて子供たちをおいかける
そこにお地蔵様が出てきて 鬼を追い払ってくれるのだけど
それでおしまいで 鬼がいなくなると引き下がって
また子供は小石を積み上げ始める・・・

よく知られているこの話のなかで、実は悪いものとされている
鬼の存在も認めているのが仏教の考えを表しているとのお話しが
ありました。

この本を読みながら、仏教のもつバランス感覚は秀逸と思いました。
では、そのバランス感覚はなぜ必要なのか、それは、本質を見極めるため
にはバランス感覚が欠かせず、その本質を見極めることが、自身の悩みや
問題に向き合う時に必要な作業となるからではないか
そのようなことを感じました。

電車の中で・・・

少し飲んで終電車に乗ったところ
缶チューハイのロング缶をもった二人の男性が 一人は初老、もう一人は
まだ若くて
主に年配の方の声が普通に聞こえてきてしまったのですが、

二人は立ち食い蕎麦か何か食堂のようなお店に勤めていらしてベテラン社員が
辞めた穴埋めがなかなか大変だ・・・といったことをこぼしていらしゃいました

その中で、そのベテランが仕事が出来すぎてしまってなかなか、ほかの人に
仕事の内容が引き継がれてなくて、結局、まだこの店にきては日が浅いが
前職も似たようなことをしてきた自分(年配の男性)がそこをカバーしていること

そのベテランの方には、若手がやってくれたことは「ありがとな~」くらいに
言っておいて、あんまり厳しく見定めるようなことはしないほうが、
結局、仕事を覚えてもらえて本人だって楽になるのに 厳しすぎてもね~ と

若い男性は、うまく応答をしていて すごいな~と思ったり

車中には ホワイトカラーの方が多いのですが、もしかしたらすごく
この会話と同じような経験をされたり、また感じたりされた方は
多くいらしたのではないかと感じました

店を閉じて普通に帰るのが終電の時間で、車中のこの時間が
二人にとっては、いつもの一杯なのかもしれません

途中、若手が缶の中のお酒をこぼしそうになると
ハンカチを差し出す優しさが この年配の男性にはあったりして
そうした光景をみているのも楽しかったです

無論、本人は優しいとかではなくて、当たり前のことをしているだけ
なのでしょうが・・・

酔って乗り込んだ最終電車の中で、居酒屋の隣のテーブル的な
出来事のおはなし

2012年2月13日 (月)

証明写真のこと

証明写真を撮らなくてはいけなことってたまにやってきますよね
就職活動でもなければ 必要なのは 数枚なのですが
たくさん自分の顔が出てきちゃったり・・・

また いざ必要と思うと、意外と機械がどこにおいてあるか
わからなくて 駅を おもむろに歩いてみたりと

それでも 誰かが カーテンを閉めて撮影している様子をみると
きっと何か履歴書や資格試験の願書や入学の手続きなど

人生の転機を迎えようとしている方が多いはずで

昔 クロレッツのキャンペーンかCMで キスしているシーンを
撮影するみたいなのもありましたが・・・だいたいは一大事なはずで

つい応援したくなったりもするものです

そんな訳で、証明写真の機械がどこにあるか調べることができる
サービス提供元のサイトのご紹介です

証明書写真

DNP Ki-Re-i 
http://www.fotolusio.jp/personal/kirei/index.html

※撮影のサイズが豊富だが値段が高めかも・・・

富士フィルム 証明写真ボックス
http://fujifilm.jp/personal/print/photo/photo_box/index.html

※量販店での価格は安いかも・・・

このほかにも ネットで調べてみると あるようです

2012年2月12日 (日)

大富豪の金言

たまたま 図書館にあった

客家大富豪の教え 甘粕正著

甘粕というと 甘粕事件のあの甘粕・・・と思ってしまうのですが
書かれている内容から なんとなく著者はその関係者ではと
思いつつ

著者と客家の大富豪との出会いが物語風に書かれていて
その中に 大富豪の教え が書かれているというストーリーに
なっています。

目次を追うだけでも役立ちそうですが

第 1の金言 運は親切をした相手の背中から来る
第 2の金言 許すことを知れば運命は変えられる
第 3の金言 退却は重要な才能なり
第 4の金言 何を始めるかに最も時間を費やすべし
第 5の金言 ビジネスには大義名分が必要なり
第 6の金言 準備していなかったチャンスはリスク
第 7の金言 小さい約束こそが重要なり
第 8の金言 家族を蔑ろにする者は成功せず
第 9の金言 お金に使われず、お金を働かせるべし
第10の金言 50人の仲間が成功の核心となる
第11の金言 金鉱ではスコップを売るべし
第12の金言 安売りは必ず終わりがやって来る
第13の金言 嫉妬は成功の敵、愛嬌は成功の素
第14の金言 物事は因数分解して考えよ
第15の金言 汗ではなく考えることこそが富を生む
第16の金言 笑顔はコストゼロの最良戦略
第17の金言 「ありがとう」は必ず声に出すべし
第18の金言 欲望に忠実になるためにこそ禁欲的に

なかなか 参考になります
こんな時代ですが、ときに民族や血脈が政治や経済を動かします。
それでも それらの主人公が多数を占めないことでバランスも
とれているのですが 少数が多数をコントロールするということも
あるわけです そこには細心の注意があって

まさしく こうした金言かもしれませんし
もっと表には出てこない金言もあるのだと思います

そうした 金言や信条、ひらめきを いかに得ていくか
またそれを実践するかが 現代人に与えられた宿題なのかも
しれません

2012年2月11日 (土)

エアカウンター エステー化学 放射線測定器 に思うこと

エステー化学の 放射線測定器が売れてるみたいです。
値段も手頃で、これなら と思います。

いままで数万円というものが 完売という話を
よく聞いていたので これは衝撃です。

性能も問題がないようで メーカーのリリースをみても
しっかりと情報が公開されていて 信頼性が高いと感じます

■エステー化学 ニュースリリース
http://www.st-c.co.jp/topics/2011/000412.html

企業活動がすごいなと思うのは 必要な商品を消費者が購入できる
値段で提供することに努力している姿を感じるときではないでしょうか。

実はその程度の価格で作れるものも、需給のバランスで高価格
ということもあると思いますが、この製品の場合はいままでと概念が違って、
技術を持っている企業と連携したり、パッケージデザインに外部の
アートディレクターを起用するなど

いままで ものづくりの面でも また マーケティングの面でも
細やかな配慮がなされている点が評価できます。

やはり、惨事を活かして儲けるのではない、といった企業の社会的使命を
どのように果たしていくかという視点での考慮が大きかったのでは
ないでしょうか。

こうした取り組みが企業や社会の自信となってくれたらと思います。
この出来事の起因となった原発事故のように科学の根幹に潜む
問題点を発端にすることは皮肉とも言えますが・・・

これからの日本の社会が 世界に対する役割の姿の一面が
こうした部分にあると思います

一方で アップル社の製品となるとどれだけ売れても価格には変化なし
みたいな価格戦略もあるのですが

このバランスの妙 じっくり考えていきたいテーマでもあります

2012年2月 8日 (水)

キュレーター のこと  難波祐子さんの本から

アート全般が好きなので といっても 何かセンスがあるわけでは
ないのだけど

キューレターで 東京都現代美術館学芸員も務められた 難波祐子さんの

「現代美術キュレーターという仕事」

に紹介されている事例がとても参考になり、勉強になった

もし自分に小さなギャラリーが持てたら こんなことをするのに
とったアイデアが すでに行われていることがわかったり、これから
何度も何度も読み直したいことがたくさん詰まっています。

さて、難波さんは キュレーター を以下と定義しています

「展覧会企画をおこなう人、そして展覧会を通してなんらかの新しい
提案、ものの見方、価値観を創りだす人」

この定義にすべてが縛られるわけではないのですが、そもそも新しい
価値観がなぜ必要なのでしょうか?

それは 人間が 呼吸を求めることと同じことなのかもしれませんが
一方で、新しい=良い ではないし 単に 時代のサイクルが
なされているということもあるので

新しい価値観至上主義では いけないとおもいますが、
それでも、人間は 本能の中に 新陳代謝を求める部分があって
アートはその先端で 毒にも薬にもならないところで
新しい提案をしていくことに 大きな役割があるのかもしれません

例えば、芸術作品が生み出されるスピードで
会社の人事制度がコロコロ変わっては 誰もついていけずに
大変なことになりますが、アートであれば罪はありません

最近 ビジネスの世界でも キュレーション という言葉が
よく聞かれるようになりました。

これは 当然に 新しいものを できれば無理なく 楽に
手中に収めて 利益としていきたいという願望の表れかも
しれませんが

真摯に作品に向き合うくらいの 真剣さと気合いくらいは
本家の キュレーター に見習う必要があるのではないか
そのようなこと この本に記されている現代美術を支えてき
来てくれた方々の取り組みから思いました。

2012年2月 5日 (日)

経済の限界を超えた国家再生のキーワードはなんだろう

日本経済の復興は おそらく経済の問題を超えてしまっているのではないか

藤沢数希さんの 

日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

を読んで そうだ!と思える部分と この論旨の限界点は何かと冷静に考えて
そんなことを感じた。

先日、政治から外交、アカディズムと様々な立場の人と結果的に小さな
合宿のような機会を持った 何かテーマがあるわけではないが、とにかく
時間は存分にあって 何気ない会話の中にも 様々な気づきがあり
一瞬一瞬が試されているような部分もあるのだけど

それらを通じて、各人がどのような経済基盤の上にいるかといったものが
その人の生き方を左右するし、また逃れることもできない限界もあり
言論すら拘束をするのではないかと思った

それを逆説的に言えば、自らを縛るものからの解放こそが新しい世界を
作る原動力だろうし、その勇気を誰もが求めているのではないかと感じた

例えばそれを国家におきかえたら、何が解放の対象なのだろうか。

少なくとも一人の個人として、そうした変化を常に自ら起こして、
その渦中からより豊かな社会の手がかりを探っていきたいと思っている。

2012年2月 3日 (金)

タモリさんすごい!

なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのが上手いのか?

を読んで

改めて タモリさんって すごいと思った

実は タモリさんのことをよく知らなくて
それでも タモリ倶楽部は よくみていて と 小さいころは
友達の輪 とか やってたなあ。。。みたいな接点しかないのですが

Wikiで経歴を調べても 保険の外交員から 喫茶店の雇われ店長、
ボーリング場の支配人と 様々なことをしながら
芸能界へのきっかけもつかんでいく

その実力をみとめた人たちもすごいのだけど
やはり 本人もすごいなあと思った

おそらく その才能は、はじめてその来歴を知る中で
関わった人への感謝が何よりも大きなパワーの源になっているのでは
ないかと感じた

ただ、そのパワーがテレビにうつる彼の姿からは直接感じさせない
特有の美学

なぜなら その感謝をテレビに持ち込まなくとも プライベートで
示していけばいいものだし そんなものをいちいち望むような
メンツが彼を支持したわけではなくて もっと器が大きい人たちが
彼を支えて まるで器どうしが共鳴しているような
そんな楽しい世界があったのではないかと思った

本を読んでどうにかなるものではないのだろうけど
それでも つい 秘訣はないかと ページをめくってしまいます

リンク: 空気を察するタモリさんの魅力。多彩な顔を持つタモリさんが24年前に語った「生き残れないタイプ」とは - 速報:@niftyニュース.

2012年2月 2日 (木)

ソーシャル・ネットワークとビジネス組織   企業の窮乏

青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授の 中野勉さんの

ソーシャル・ネットワークと組織のダイナミクス
共感のマネジメント

を読む。

組織が 組織形態を 社員間のインフォーマルなコミュニティも
含めて検討していくことは 大切だと思うが課題も大きいと
感じた

人間がずっと 誰かと仲良しでいられないことがあるように
インフォーマルな組織を 現在時点でしかとらえずに積極的に
組み込んでいくことは無理があるように思う

つかずはなれず意識しながら 無意識を装う
そうした 無作為のように感じられる作為をもって
取り組んでいかなくてはならないテーマだろう

マトリックス型組織から ネットワーク型組織へ

そして 静かに 血流のように人的なコミュニケーションを
充実させていく

人に内弁慶と外弁慶があることも考慮しながら 働く人が
信頼に耐えうる弁慶でいられるようにマネジメントをして
いかなくてはならい

または、どちらかに偏っている人のパワーもしたたかに
吸収する こうしたところに 若手ではない 老練の社員が
活躍する場が見いだせるかもしれない

そして、それは企業が一番苦手とする
人的資源への投資の手腕が問われてもいるのだ

2012年2月 1日 (水)

小暮太一著   いまこそアダム・スミスの話をしよう

小暮太一さんの

いまこそアダム・スミスの話をしよう
目指すべき幸福と道徳の経済学

最初は分厚い本に敬遠したのですが 読んでみると 字も若干大きくて
わかりやすく アダム・スミスを解説してくれる一冊です。

アダム・スミスの著書 「道徳感情論」「国富論」など 気づくと
タイトルからのイメージ想起が強烈で、新自由主義をみまがうばかりの
思想をイメージしたのですが

本来、アダム・スミスがどのように話しているかを丁寧にわかりやすく
解説してくれています。

おそらくアダム・スミスを、この本を参考に僕なりに解釈すれば

健全な思想で経済を回していこう!となるのかなあ などと思いました。

その経済を独立した学問にしてくれたのも アダム・スミスの大きな貢献でもあります。

2012年1月28日 (土)

たざわ湖スキー場のビジネスモデル変革

たざわ湖スキー場のビジネスモデル変革の取り組みを

『ビジネスモデルのグランドデザイン 顧客価値と利益の共創』
川上昌直・著

にて知りました。

たざわ湖スキー場

http://www.tazawako-ski.com/index.html

レストランの改善、また、途中で帰る際にあまったリフト券の
キャリーオーバー制度など

従来になかった工夫と取り入れること、またこれは本書を読んで感じたのですが
ある程度、できることは同時に行ったほうが効果が出やすいのではないか

出来ることからやっていくことが重要ですが、インパクトがあることも
また重要のように感じました

ちなみに、この本では、ビジネスモデルを細かく分析していて、様々な領域で
ぜひ考えてみたいと思いました。

■ビジネスモデルの定義
 顧客に満足をもたらしながら、利益を生むために調整された仕組み

■ビジネスモデルの3つのスキーム
 ①顧客価値創造
  ・顧客は誰か?
  ・何を欲するのか?
  ・どう表現するか?

 ②価値提供
  ・誰が補完するのか?
  ・何が強みか?
  ・どう構築する?

 ③利益創造の3スキーム
  ・誰から利益を?
  ・何で利益を?
  ・メカニズムは?

とても役立つ一冊と思います。

2012年1月26日 (木)

ニューアバニズム

三浦展さんの

郊外はこれからどうなる?
東京住宅地開発秘話

を読む。

自分自身が、なかなか西武文化から抜けきれずにいるなあと
改めて実感

この本の主題とは違うのだけど 三浦さんは パルコで マーケティング情報誌
『アクロス』の編集長をされていた方で そこにある意味君臨というか
時代を体現もされた方と思うのだけど

ぼーっと高校生をしていた自分にだって 何か静かに価値観のようなものが
迫り来て 別に東京の郊外に住んでいたわけでも 山の手に住んでいたわけでも
ないのですが

今だって あまり都会じゃない 品川の隅のほうに住んでますが 文化的な
きどりがほしいわけでもなく・・・

それでも 西武文化 から いつ抜けきれて 新しい文化が どんなふうに
つくられるのか、若い人の価値観は違うのだろうけど でも抜け切れてはいない
のではないか そんなことを 考えてしまいます

もしかしたら これからの 郊外のあり方に そのヒントがあるのかも
しれません

本書では 海外の事例として ニューアバニズム が紹介れています。

これは、ピーター・カルソープというひとの

The Next American Metropolis:Ecology,Community,and the American Dream

邦訳『次世代のアメリカの都市づくり』 にて提唱されているものだそうです。

※この本の まえがき がとても良いとのことです。

ピーター・カルソープ
アンドレス・デュアニー
エリザベス・プレイター・ザイバーグ らが提唱していて 後ろ2人で
DPZと呼ばれているそうです。

これらは、日本においては コンパクトシティへの続くようですが、
そうした外側ではなくて 内面を変化させていく部分に 何か次の時代への
ステップが隠されているように感じます。

2012年1月22日 (日)

陰の都 吉野光著

とても面白い小説です

美術の世界や 様々なものを包んで ある世界を深く丁寧に描き
その骨格の中で しっかりと人間模様を描いている小説です

奥行の取り方が素晴らしく 無駄のない描き方がすごいです

2012年1月21日 (土)

キャズムを埋める成長戦略

ジェフリー・ムーア といえば キャズム だけど
同氏の

エスケープ・ベロシティ キャズムを埋める成長戦略

を読む

ひとことではとても言い切れないけど
企業のおかれている状況を冷静に観測して
例えば、自分のおかれている状況を見極める

といったときに実際に応用してみると
意外とわかりやすいのかもしれないと思った

森のイスキア、鈴木昭男、ミナペルホネン・・・  わたしのはたらき 西村佳哲さんの取り組みから

生き方を貫くより、働き方に筋を通すと結果として
生き方が定まるのではないか

そんなことを

働き方研究家の 西村佳哲さんが 奈良県立図書情報館で2009年から3年間
開いてきた 自分の仕事を考える3日間 というフォーラムの内容をまとめられた本
(今回 読んだのは その 2011年の記録)を読んで、そのように思いました。

ここに紹介されている方の一部 とくに 見習いたいと思った方

■鈴木昭男 サウンド・アーティスト
 http://www.akiosuzuki.com/

■佐藤初女 森のイスキア
 http://www.geocities.jp/yuki_no_isukia/frame.html
 http://www.geocities.jp/yuki_no_isukia/mori2.html
 http://www.ntt-f.co.jp/fusion/no27/tokusyu/tokusyu.htm

■皆川明 ミナペルホネン
 http://www.mina-perhonen.jp/
 http://www.kobegakkou-blog.com/blog/2003/01/post-42da.html

2012年1月19日 (木)

ゲゼル王物語 モンゴルの英雄譚 野中恵子著

モンゴルのことに興味を持っているので

ゲゼル王物語 モンゴルの英雄譚 野中恵子著 を読んだ

モンゴルやチベット、中央アジアでで広く親しまれている英雄の伝承のようで
読みながら どんどんと引き込まれていく 不思議な物語でした

神も人も獣もすべてが等しく会話する これは遊牧の民の価値観や生活様式が
うかがえる面かもしれません。そうした素朴さにあこがれているので 余計に
引き込まれたかもしれませんが、奇想天外な物語の展開そのものにも魅力は
あると思います。

勧善懲悪、人間の弱さや強さもよく描いていて、何度読んでも飽きない、
また何度読んでも異なる感じ方ができる物語です。

これこそが口伝で古くから伝わってきた英雄の生命のような魅力では
ないでしょうか。

また、著者の方の「あとがき」の文章を読んで、この物語への愛のようなものを
感じられて、そうした訳者の手を経て伝えられたことにうれしさを覚えました。

著者の 野中恵子さんにも 機会があったら ぜひお話をうかがってみたいです。

2012年1月15日 (日)

書行無常 藤原新也著

先日、電車の隣に座った人が おもむろに写真集を広げた
別にAKB48とかではなくて モノクロのスナップだ

写真集って 珍しいなと思ったのと 写真家は誰だろう
とすごく気になった

まあ 隣だから なんとなく目に入るし、写真集を
電車で観ようとする人、ちょうど書店で買ったのか
知り合いからもらったのか とにかく その持ち主は
どんな人だろうなどと思ったり

普通に 自分が 写真集を手にしたり、写真を観に行ったり
するのと違って

逆に様々な関心が沸き起こった

そんな顛末があったからか知らないが、

藤原新也さんの 「書行無常」 を読んだ

その土地に行って感じたことを書にして その作品と
その土地が撮影されているのだけど

中国で撮影されているものは なんとなく 無印良品の広告ポスター
のように感じられて

逆に そのほかの 宮崎の口蹄疫の傷跡や 東日本大震災の被災地など
はとても心に響く

最初は 書体の荒々しさから 拒否感もあったのだけど
写真のトーンの優しさ 一方で ゆるぎない冷静で覚悟のある画角、
写真の後につづられている解説文を読むと

真摯に被写体とその背後にある物語に向き合ってきたことがわかり
それらに直面して吐き出された言葉の重みにうならざるをえない

思えば 感じた言葉を書にしたためる
このブログも たまにそうしたことを書いているけど
そうした行為が写真を通じて 芸術の域で 1冊の本となっている
うらやましくも思った

2012年1月14日 (土)

目次だけ読んでも役に立つ本  小山昇著「経営の心得」

このブログの1,000記事目 ひょんなことから 株式会社武蔵野 小山昇さんの

「経営の心得 最高の社員を育てるリーダーの決断と行動」の紹介となりました。

この本は目次に書かれている見出し

例えば 

「会社の欠点を直すことに力を注ぐとバイタリティがなくなる。」と書かれていて

この一文から どういう意味か・・・と想像してみる 自分の会社に当てはめてみる
知人が経営する会社で考えてみる 自分が社長だったらどうか・・・などと

考えをめぐらせると よい学びと 気づきが 得られると思います。

一方、その作業を繰り返すと 小山さんが 非常に 経営の中で 「しくみ」を
作ること、自然と 「しくみ」が生まれる流れをつくることに意識を注いで
いらっしゃることがわかります

また、事象を プラスの面、マイナス面と双方をみて どちらを選ぶかと
見極めを行っていらっさしゃるように感じました

たまに読み返してみて そのたびに 問答してみようと思います。

吉澤ゆかさんの 1本線ノート術

吉澤ゆか さんの 1本線ノート術

とてもシンプルで すぐにできて いいなあと思いました。
ノートの真ん中に 縦線をひいて インプットとアウトプット 行動計画を
具体的に書いていく

経歴や冒頭のお話で 苦労の中から このノート術で成功をつかまれた
そのようにも思いました

ただ真似てみる というのもよいし、こうした姿勢を真似て自分の
ノート術をあみだしてもよい

また、何よりも行動にすばやく動く実行力の部分 これが肝心と
ちょっと自分に言い聞かせてみました。

Facebook の本

いまさらですが Facebook の本

熊坂仁美 著

Facebook を ビジネスに使う本

ふと思うと、ブログにツィッターにFacebook 徐々に入門本のたぐいも
いらないように 簡単に続けられるツールが 登場しているのでは
ないかと思った

そうはいっても やはり特性や コツ、秘訣はあるもの

本書で紹介されていた ファンページの運営で大切な3つのC

1、コンテンツ=ファンと何を共有するか
2、コミュニケーション=ファンとの会話
3、コンテスト=競争意識

ご参考まで

2012年1月12日 (木)

一般意志2.0 東浩紀著

東 浩紀 さんの 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル を読んだ。

感想をどうと言えるほどの立場にはないけれど、もともとルソーの人間性
みたいなものは好きで 自分も似ているかも まあ これも簡単に言うと
語弊はあるけど でも 彼の気持ちは想像できるし その考えも
わかり それが いまの ネットの状況に表層しているという着目は
面白いと思った。

一般意志の表れは、ネットに限らず KY などで取沙汰された「空気」とも
言えるかもしれない

その「空気」のゆらぎの大きさを計測したり、そのゆらぎを作る素材としての
ネットの役割 は認めざるを得ないだろう

一方、この本を通じて、終始感じたことは 一般意志 が現在形としては
理解できるのだけど、そのことに息切れのようなものを感じた。

一般意志が 実行意志であり 反省であり 社会的な過失に対しての制裁の
役割を果たしたり、休息を産んだりと それらすべてを内包するのだろう
けど、

物理的にも 精神的にも 生じる疲れへの対処こそが これからの社会の
隠されたテーゼのように思った

2012年1月 1日 (日)

関 裕二さんの 東大寺の暗号

関 裕二さんの 東大寺の暗号

東大寺の暗号

ちょっと お正月なので 歴史ロマンでもということで
読んでみました

歴史上の人物が縦横無尽にでてくるので 苦手な分野では
あるのですが、東大寺創建にかかる 聖武天皇・光明皇后の想いを
著者が読み解きます

いつの時代にも政策には 様々な人間模様があるわけですが、
当時の人たちの思惑の中には 家とか血縁なども色濃く
まさに政争が繰り広げられていたわけですが、
そうした中、これを超越しようとする想いが東大寺には秘められて
いたようです。

著者からの聖武天皇と光明皇后への親愛も伝わってきます。

近くに住んでいたら 本書を片手に それぞれの寺院を
じっくりみてみたいと思いました。

明けましておめでとうございます

あけまして おめでとうございます。

新年あけまして おめでとうございます。
今年も いろいろな出会いを このブログに書き留める
ことができればと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

2011年12月30日 (金)

お札のおまつりの仕方

年末は、近所の神社に 神宮大麻と荒神様、氏神様のお札を授かりにいって
一緒に暦をもらってくるのが恒例行事になっています。

お札には白い紙がまいてあるのですが、こちらはやぶってよいそうです

【参考】http://ryu.uranaido.net/2008/05/07/post_151.html

お札と一緒に入っている おまつりの仕方 のような案内には
この基本の基本のことすぎてか、書いていなくて ネットにアドバイスが
あって助かりました。

実家にいたころは こうしたことも家族がやってくれていて
自分で考えることもなかったので

きっと もっと いろいろなこと これはお札にかぎりませんが
自分が見てこなかったことがたくさんあるんでしょうね・・・

幼稚園の図書館の蔵書票

版画展か個展か 何かにお邪魔した際に 何気なくいただいてきた
蔵書票のサンプル

もちろん どうぞ と言われたものといただてきたもの

あらためて よくみたら 幼稚園に開設された図書館の蔵書票でした

刷られた絵もとてもかわいくて その幼稚園に親しみをもち
サイトも見てみました

教育方針もしっかりと語られていて 地域の方や父兄と父兄OBにも
支えられていて

子供の場所をみんなが守り作っているという実感をもちました

この蔵書票が貼られた本を手にする子供たちは幸せだと思います

まだその価値はわからないかもしれないけど たとえば1冊の絵本が
持つ意思、これは 作者はそうだけど この本をこの図書館に置いた人の
意思は この蔵書票からも伝わってくるのですから

いつか機会があったら この幼稚園の図書館を見学したいなあと思いました。

カード型電卓・・・

大掃除ということで 横道にそれて紙の手帳を開いたら
カード型電卓がはさんでありました

ほとんどスマホで用が足りるので 出先であえて電卓を
使うことはなくなり、急に昭和のノスタルジーに浸ってます。

それでも アマゾンで値段を調べてみると
今でも1,000円くらいしてるし・・・
来年の所在について思案中です

とりあえず、メモパッドのポケットにしのばせておこうかな。

ポイコ終了してました

ポイントカードの類を整理していたら
リクルートのポイコ がでてきました

終了していたのは知っていたけど
持っていたことは気づきませんでした

そういえば お店で ポイントが使えるかと
聞いたら 支払いには使えないといわれて

端末とかネットワークとか 難しかったのだろう
と思いました

ああした ビジネスモデルが 実験であっても
着手できたのは さすが リクルートでした

関連記事

http://bg-mania.jp/2011/04/30005445.html

年賀状のこと

今ごろ。今どきですが・・・年賀状を書いてます

日頃 会っている人やFaceBookでつながっている人には
こうしたメッセージやメールだったり、電話だったり
様々な形で 祝意は伝えられるけど
...
昔しお世話になって、いつかまた会いたいけど会えずにいる
方々に感謝を込めて

もちろん 会ったからといってその感謝が消えるわけでも
なければ 年賀状を出さなくても感謝が消えるわけでもなく

それでも そのお一人、おひとりと過ごした時間の記憶を
たどり、その結果、今の自分があるなあとか

それに比してこの一年、どうだったろうとか

学校の恩師に対しては、息子もこんなふうに
良い先生にこれから出会えたらいいなあと願わずには
いられなかったり

字が下手すぎて その真意を伝えられるようなメッセージは
したためることは出来ないのですが

本1冊を読むよりも、やたらなセミナーに足を運ぶよりも
実は省みる貴重な時間であり、祈りの時間を
年賀状の作業を通じて得られているのかもしれません。

どうかみなさん よいお年をお迎えください!

2011年12月29日 (木)

お正月に読む論語 - 山口謠司著 迷いが晴れる論語の読み方-

もうすぐ お正月 このブログが年内に1000記事は難しいかもしれないけれど
まあ そのための読書ではなくて、ゆっくりとやっていこうと思う

さて、お正月というと 普段読めない本を読もう!と思ったりする
実際は そんなに自由な時間なんてないのに あれをしよう これをしようと
もちろん、もっと意思が強い人もいると思うのだけど 僕には無理で
それでもと言われたら 岩波文庫の論語でも傍らにおいておけたらと
思う

でも実際は、正月の何か華やかさに論語が似つかわしくて ページはめくれない
かもれしれない

そんなことを思いつつ 論語の入門書としても最適 かつこれだけ知っておけば
安心ともいえる 良書に出会った

大東文化大学准教授の 山口 謠司さんが書いた「迷いが晴れる論語の読み方」です。

迷いが晴れる論語の読み方

これを読みながら、ああよくつかわれるこのフレーズこんな意味だったのかとか
孔子の考え方のロジックや 孔子と弟子との関係性の中で、この場面で語られて
いたのか・・・と

そもそも 論語を読むうえでの基礎知識を自然と得られるように実感しました。

おすすめです。

2011年12月28日 (水)

内部被ばくの人体への影響

福島の原発の事故について、健康被害がどれくらいのあるのか
なかなか見えず、おびえてしまうのですが

放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響
チェルノブイリ原発事故 被曝の病理データ

ユーリ・I・バンダジェフスキー著
久保田 護 訳

によると、セシウム137 の体内被曝による臓器や生殖器への
影響はあるとの結論を示しています。

内部被曝したセシウムの体内からの除去方法についても記載して
いますが、まずは内部被ばくをしないように取り組むことが
大切との認識です。

興味がある方は ご一読ください。

2011年12月26日 (月)

学校の防災

数見隆生さんが 東日本大震災の被害にあった学校を取材した

子供の命は守られたのか -東日本大震災と学校防災の教訓

この本を読みながら 実際に 僕自身が被災地を訪れた記憶を
重ねながらページをめくった

現地で 通りすぎる 崩れた校舎をみても その被害の実際を
正しくしることは困難だけど こうした調査資料を読むと
何人が犠牲になり どのように避難がされた などわかり

少しだけど 冷静に事実を受け入れることの現実を思った

学校が 非常時にこそ 絶対的な存在であるように 普段からの
蓄えや 立地 などがとても大切と思った

これは 人口密集地ほど 重要な要素かもしれない

石巻では、被害を逃れた大学の敷地が その後、ボランティア
センターとして機能した例もあり

社会資本としての 学校 の 機能を見直すべきではないか
そのように考えました

2011年12月25日 (日)

装幀のなかの絵 有山達也著 (四月と十月文庫/港の人)

こうして ブログをやっていてよいことかどうか
わからないのだけど

ソーシャルメディアとは違って 何か自分の中の知識や教養を
紐づける作業の中間のツールとして存在しているように思う

それは、何か調べるということを 同じネット上でしているし
また、自分以外の誰かが見てくれるということで 多少の緊張感はあるし、
間違ったことをつらつらとはいかないから、これはこれでいい。

最近多いのは、その本と出会って、その本を出している出版社に
逆に興味がわくことが多い

有山達也さんの「装幀のなかの絵」を読んで 読んだあとにクウネルに
携わった人であるとか、坪内祐三の「1972」の装幀をやった人と
わかったのだけど

そのもの 四月と十月文庫 とは何か? 港の人とは何?
とその後、ネットでいろいろ調べることになった

そうしたら これは検索順位のたまものだけど
元毎日新聞の 牧太郎さんのブログにぶつかって、学生時代、毎日新聞の
スター記者という感じがあった人だったので
その後の経歴とかを拝見しながら、こうしてつながるのだ・・・と思った

もちろん、これらの人と知り合いではないのだけど
こうした知識も無駄にはならないだろう

■港の人
http://www.minatonohito.jp/

■牧太郎・二代目 日本魁新聞
http://www.maki-taro.net/index.cgi?e=549

さて、有山さんの本からは デザインに潜む 作り手の物語
何かそれが とても愛おしく感じた

いろいろな人が携わって、それは1冊の本だったり 何か単発のプロジェクト
かもしれないけど そうして人が集まり、その人たちのことを感じて
そして 別れと出会いの中に 新たな生命を探っていく

うらやましくもあるけど 気づけば 我々の身の回りのデザインは
そうした営みに支えられている

とくに最後にある 岡戸絹枝さんの寄稿から そのようなことを
感じた

とても良い本と思う できれば多くの人に触れて その人たちを幸せに
してくれたらと願わずにはいられない

ここで重要なのは 主語があくまでも 本であってほしいということだ
そのような主体性が 少ない言葉の中に詰まっている 

ゴッホ 契約の兄弟  新関公子 著   

ゴッホ 契約の兄弟
フィンセントとテオ・ファン・ゴッホ  新関公子著

(発行 ブリュッケ 発売 星雲社)

ゴッホと弟であり画商であり、彼を支えた弟テオの評伝。

とても ボリュームがある本なのだけど すらすらと読めてしまうのは

著者の 新関公子さんの力だと思うけれど、丹念に書簡などの史料に
当たられていて 労作であるし これを読めることの喜びは大きい

この本から読み取る ゴッホの人生というか性格は 画聖というものとは
ほど遠いのかもしれないけれど そうした人間性を嗅覚の部分でとらえることが
できるこの本の価値はとても高いと思う

また、弟テオの人生や性格もしかりで、これまでにない観点や考察が
新たに提示されている部分もあり、これは 画商の視点を常に著者が意識した
結果ではないか そのように感じた

著者の来歴には詳しくないのだけれど この本との出会いをきっかけに
ほかの作品も読みたいと思ったし、絵画を楽しむ際に、その絵を前にした
インスピレーションも大事だけど 一方で どんな人間が描いていたのか
どんなことを思って描いていたのかと 想像することも楽しそうだと
本書を読みながら思った

もうそろそろ ゴッホが死ぬ年齢と同じくらいになる。
彼のような才能は持ち合わせいないけど 彼の職業選択のあり方や父親との
関係や弟との関係、悩み方、その悩みへのうらたえや対処の方法など

なんとなく似ているというほど深刻ではなくても、なんとなく気持ちを
類推できるのではと思うくらいには身近なものに感じた。

なかなか作品と向き合うことは少ないかもしれないが、彼との対話を
深めていけたらと思った

本とネットで旅気分

吉岡幸雄さんの作品を拝見したのをきっかけに
別の本も読んでみました

吉岡さん文章がとても上手で、これはこれでずるい・・・と
思ったりするのですが、会場でトークを聞いた家内によると
お話も上手とのことで 優秀な方なのでしょうが
才を磨かれて 染 を守られてきた というところが
本当ではないか、そのように感じました

さて、手にした本は

色紀行 日本の美しい風景 吉岡幸雄 著  岡田克敏 写真
(清流出版社)

色紀行―日本の美しい風景

です。

この本では、原料となる素材を訪ねたり、和紙などの伝統工芸を
守る人々の姿が記されている

僕が興味を持ったのは内容と関連するリンク先
(リンク先が直接 本で紹介されているわけではありませんが・・・)

■豊後竹田の紫草
http://www.pref.oita.jp/10400/guide-o/genkitaketa_j.htm

農事組合法人紫草の里営農組合
http://taketa-murasaki.com/

■丹後上世屋の 藤織り 井之本 泰さん

丹後藤織り保存会
http://sugi.kyt-net.ne.jp/po/

■奈良墨 古梅園
http://5074cef6f72dfe4d.lolipop.jp/

■京都黒谷の和紙
http://www.tesukiwashi.jp/p/kurotani1.htm

冬の一日、本とネットで旅気分というところでしょうか・・・

2011年12月24日 (土)

今時点でのデザイン考

原研哉さんの

「日本のデザイン-美意識がつくる未来-」(岩波新書)を

眺める。

熟読ができないのは、平行して読んでいる ゴッホの自伝とは違って
情報を記号として読めばよいので、繰り返し読んでも 印象が
どうしても 眺める・・・という表現になってしまうのだ。

さて、この本をその眺めると、どうやらデザインについての
日本的なものの寿命がそろそろ終わったのではないかと
感じた。そんなことが書いてあるわけではなくて、ただの僕の
印象なのだけど

最近のデザインは、文字をモチーフにしたり、白い背景に何か
おいてみると、それがセンスよく見えたりする雰囲気があった
けれど、それらの日本的な余韻や余白の美が 世界でこれから
どう通用するのかと考えたとき もっと われわれは さまざまな
デザインに触れていいのではないかと思った

ここで言うデザインというのは、美術館に収蔵されるようなもの
ではなくて、普通の店先にみられる商業デザインのようなもので
よくて、それらをもっともっと摂取して、じゃあ次はこんなものはどう?
と示していけたら楽しいのではないかと思う。

そもそも それは 海外にて行われる 日本のデザイン展だったり
ベネチアでの催しなのかもしれないのだけど、日本の中にいると
つい、自分の好みだけの判断になってつまらないのではないか。
そのように改めて感じた。

おとなしくではなくて ジャンクフードをむさぼるように
様々なデザインに触れてみたい。そのように思った。

染織家 吉岡幸雄の仕事展

日本橋高島屋で開かれている 染織家 吉岡幸雄さんの

2011年吉岡幸雄の仕事展 をみてきました
http://www.sachio-yoshioka.com/

吉岡さんの活動というのは テレビや雑誌で知っていはいたけど
実際の作品をみたりするのは 初めてで

その原料と染め具合いを観て、様々な色の名前があっても
どれも優しい仕上がりになっていて
古代の色彩を思いました

いろいろ原料をそろえたりすることが困難ではあると思うのですが
こうして色彩が再現されていることはうれしいことです

2011年12月23日 (金)

アロマテラピー

はじめて 真面目に 1本のアロマオイルを買ったのは
不相応なファッションビルに入って どうしても買い物を
しなくてはいけなくなって 慌てて買った ユーカリの精油だ

なぜ買い物をしなくてはならなくなったかの仔細は また
いつかだけれど 家内が 数本の精油を取り寄せて
いろいろ作っているのは知っていたし、

その数滴を ティッシュペーパーに落として 部屋に置くとか
いろいろしてみたので その後、フリマで オイルウォーマー
を自分でも買ってみたり

それなりに アロマテラピーに興味をもって
改めてと

「アロマテラピー 使いきり・組み合わせ事典」(羽鳥冬子著・マイナビ)

をみてみると これは奥が深いというか 知識が追いつかないと
及び腰になった

けれど 事典は事典、必要な時に 必要な精油の名前を
覚えて お店にいっても あとは店員さんに聞いたりして
どうにかなるかもしれないと思った

おそらく 都市生活者にとって アロマは必須の教養科目かも
しれない

空気のにおいから季節も感じずらくなるなかで、自らを
コントロールする そのときは自然の力に寄り添うことも必要
なのだと思う

教会の美しさ

ちょうど クリスマスでもあるので
手元にあった 女優の KIKIさんの 『美しい教会を旅して』を手にした

著者自身が ミッションスクールの出身ということをこの本から知った
のだけど とても 真面目に 奄美大島や五島列島、沖縄の 風土の中に
ある教会を取材をしていて 共感をもったし その場にいって
この季節だけ 敬虔な信徒になってもみたいと感じた

それは 宗旨ゆえの恭順ではなくて、何かその土地の人に触れてみたい
そんな勝手な旅人のような心持ではあるのだけど
それでも少しは祈りの時を持てるのではないか そんなことを想像した

2011年12月22日 (木)

アートの流動性

東京都現代美術館のチーフキューレターをしている
長谷川祐子さんの

「なぜ?」から始める現代アート(NHK出版新書)を読んで

現代アートの所在のなさのようなものを感じて
逆に 漂流や流動性に 現代アートの本当の価値があるのでは
ないかと思いました

普段、キューレターが 自ら企画した展示について説明を聞くのと
違って 現在アート全体を論じていらっしゃるのでとも面白いです。

なかなか アートの概念を活字にできることって すごいと
何度も読み返しているのですが、

著者の長谷川祐子さんの眼識の鋭さをとても感じました

たとえば こんな文章の中にそれを僕は印象を持ちました。

-----------------------------------------------------
アートは、時を超えて生き残る「通時性」と、共有する
現在(いま)をときめかせる、いまをともに生きるという
「共時性」の2つの力をあわせもっている。
-----------------------------------------------------
アートと私たちの生を考えるにあたって、身体と知性が
一体となっているという考え方、つまり、メルロ=ポンティが
いうところの「身体知」が重要なキーワードであると
考えている。
-----------------------------------------------------

おすすめです。

2011年12月21日 (水)

さいごの色街 飛田  井上理津子 著

ブログでどう紹介していいのか・・・

飛田(とびた)と聞いて わかる方もいれば、そうでない方もいると
思うのですが

よくぞ本にしたなと感心せずにはいられない

フリーライターの井上理津子さんが書いた 「さいごの色街 飛田」筑摩書房

これはすごいです。よくぞ出版に踏み切られたとも思いますが、
逆にこのくらい 赤裸々に書いておかないと身すら守れないのかもしれません。

戦争ルポとかそういったジャンルではないけど、静かに ずっしり でも案外
そこに暮らす人にとっては何気ない日常でありながら 普段は語られない
世界を 時間をかけて取材して しっかりと描いています。

なかなか僕自身は接点を持たない世界なので好奇心から読んではしまいますが、
眼を閉じることなく現実をとらえていて、しかもわからなかったり、想像を
するしかない部分はそのように正直に書いているし、テーマとは反対に
とても新鮮なルポとも読めました。

それにしても、性を扱う街での、人間の 生 のすごみのようなものだったり、
やるせなさのようなものを 幾重にも感じます。

それはその街にどのように関わるかによっても違ってくるのだけど、
女性が夜の世界の女性の物語を発掘していくなかで、男性にも女性にも
客観的な位置から淡々と事実を表現をされていて 労作だったと思います。

2011年12月18日 (日)

頭と心と体 - うつに向き合う前に-

昨日、久しぶりに 高野山の東京別院の阿字観実修会に行ってきた。
なかなか土曜日の朝というのは身動きとれないし、時間を許してくれた
家族には感謝しなくてはいけないのだけど

その実修のあとで、指導されている先生のお話を聞く時間があって
そこで 人は肩から歩くようになると横柄になったり慢心だったりと
してくるので 肩は気をつけたほうがいいですよ・・・といった
お話があった

心が先か 頭がさきか 体のこうどうが先か それはわからないけど
それぞれが きっかけであり、結果であるように思えて
普段、何気なくおもっている自分というものを 頭と心と体に分類して
みると何やら物事がわかってくるのではないかと思った

ちょうど、ダライラマ・ラマ14世の

「空の智慧、科学のこころ」では 般若心経のことが解説されていて
空とは何か・・・といったテーマが扱われていて これを読み進めると
もう少し何か考えられるのでは・・・と思いつつ

また、

「それは「うつ」ではない-どんな悲しみも「うつ」にされてしまう理由」
アラン・V・ホーウィッツ/ジェローム・C・ウェイクフィールド著

では、

アメリカ精神医学会(APA)が発行する精神疾患の診断・統計マニュアル 第4版
について、様々な角度からその疑義が精査されていて

冒頭にあった
アーサー・ミラーの「セールスマンの死」の主人公 ウィリー・ローマンの
見解について 初演当初は社会問題だったものが 再演されたときは精神病扱い
とみなされたという挿話があって 一つの同じ事柄でも社会変化の中で うつ病へと
昇華していくことは確かにありえると思った

そう考えると、よほど現代人は 自分のメンタルを守るための知識を
持ち合わせていなくてはいけないのではないだろうか

たとえば、いまの日本でとりあえず うつ病の診断書があれば 投薬や休職など
フォローの体制はあるだろうが、それですべてが解決するわけでもない
一時的な逃避行にしては良く出来すぎていて 言い方は悪いが、逆に人を
追い込んでしまうようなことはないだろうか

こう考えた時に、人間の頭と心と体がそれぞれ別で しかも関連を持っている
とすると何か工夫ができるとおもう

心が病んでいる とおもって 心だけを治癒しようとするのではなくて
体のことを考えてみるとかすると 結果的に良好なことになるといったことが
現実に感じられたらいい。

«梨の花咲く花の町で/森内俊雄 著

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